馬耕技術伝承プロジェクトを始めたのは既にひと昔も前のことになりましたが、第一段階の「指導者育成」、第二段階の「馬耕啓発イベント開催」と活動は続き、現在は、これらと併せて、自分で実際に馬耕をやりたい人々を対象とした「馬耕技術の継承」という最終段階に入りつつあります。
とは言え、蛭川さんや西埜さんを始めとする指導者の人たちも「まだまだ技術を磨かなくっちゃ」と向上心満々。という訳で、今回も、指導者、参加者、全ての人が馬車・馬耕・馬搬といった「馬による牽引」の技術を高め合い、研究する勉強会しなりました。
会場のノースポールステイブルには、ばん馬は勿論、どさんこやポニーなど、愛馬と共に参加する人もいて、馬達を観ているだけで、なかなか賑やか。それぞれに合った馬具を装着するところから研修は始まり、1日目は馬車、2日目は馬耕、3日目は馬搬、と、3日間に渡って、びっしりと、しかし、皆さん楽しみながら、馬たちと牽引作業を学んでいました。

