
帯広畜産大学「碧雲蔵」=2024年5月撮影 全国初となる
帯広畜産大学 酒蔵「碧雲(へきうん)蔵」が開設されて5年が経過しました。
醸造などを担う上川大雪酒造の塚原敏夫社長は,「次のステージとして,人が集える拠点を目指す」と話し,早ければ今年中にも施設内で
酒蔵ならではの「食」の提供 を始める考えを示しました。
食の提供は,厨房が併設されたセミナールームの約30㎡を活用する計画です。

上川大雪酒造=2024年4月撮影 十勝毎日新聞が,
「碧雲蔵5年,次は集える拠点に 酒蔵ならではの『食』提供へ」 と伝えています。
全国初となる大学内酒蔵「碧雲(へきうん)蔵」が,帯広畜産大内に開設されて5年が経過した。醸造などを担う上川大雪酒造(上川管内上川町)の塚原敏夫社長は十勝毎日新聞社の取材に対し,「コロナ禍を経て昨年からようやく当初計画の製造体制となった。次のステージとして,人が集える拠点を目指す」と話し,早ければ今年中にも施設内で酒蔵ならではの食の提供を始める考えを示した。
同蔵は,地酒造りで地方創生などを目指す上川大雪酒造が主導し,大学敷地内(約6000平方メートル)に整備,2020年5月に開設された。十勝に酒蔵が復活したのは約40年ぶりで,醸造棟と事務所棟,ショップ,セミナールームなどで構成されている。
食の提供は,厨房(ちゅうぼう)が併設されたセミナールーム(約30平方メートル)を活用する計画。塚原社長は「具体的な内容はこれから。オープン日も現時点では未定」としつつ,「例えば肉や魚の酒かす漬けとご飯,かす汁といった酒蔵ならではのランチなどを限定で提供したい。環境が整えば,まずはかす汁1品からでもいい。年内にも始めたい」と意気込む。
-略- 蔵では現在,年間24万本(720ミリリットル瓶換算)を醸造している。塚原社長は「ようやく当初計画量に追い付いてきた。酒造りを通じ,観光振興など地方創生を図るのが使命。5年は通過点。今後も十勝の人を最優先に考える酒蔵運営を続けていきたい」と話している。
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2025年05月06日15時47分の記事