Home
「とかちイン」とは
お問い合わせ
帯広・とかち未来創造計画 - 記事一覧
https://ameblo.jp/ueno-yosuke/
発行日時
見出し
2021.06.20
明後日、一般質問に登壇します〜20人中16番というくじ運
<p> 6月10日に開会した帯広市議会6月議会は、現在、議員20名による一般質問の真っ最中です。</p><p> </p><p> これまでの二日間で10人が終わり、明日5名、明後日5名で終わります。その翌日には、今回議会に出されている議案を審査する委員会があり、私の出番は、明後日の一般質問と23日の委員会となっています。</p><p> </p><p> 議会というのは、その議会中に答弁が変わることはありません。したがって、一般質問で質問がかぶってしまった場合、前に聞いた答弁がそのまま返ってくることになります。</p><p> 最初に質問したA議員よりも一歩踏み込んだ答弁が返ってくることもまずありませんから、重複する質問をしてもあまり意味がないため、あとから質問する人はそれを省いたり、その答弁を前提に質問をしたりします。</p><p> </p><p> 同じ議会で多くの議員たちが質問内容がかぶってしまうことはそう多くはないですが、今回の議会はいわゆる「ワクチン議会」ですから、20名の議員中、17名近くがワクチン接種および新型コロナウイルス対策について質問をしています。</p><p> 出番が最終日の私は、他の議員の質問をみていて、「これも言われた」「これも出てきた」と自分の用意していた質問をどんどん削除する日々です。おそらく、明日も減ることでしょう。</p><p> </p><p> 質問順番はくじ引きで決まりますから、用意している質問を何も気にすることなく話すためには、早い順番の方がいいことは間違いありません。</p><p> しかし、質問順が遅いのは悪いことばかりでもありません。この二日間の議論を聞いていて、「なんでそんな答弁になるんだろう?」「そういう話じゃなかったはず」「どこで方針が変わったのだろう」と不思議に感じるものがありました。</p><p> 事前に通告をしているわけなので、その通告に含まれそうもないことは質問はできませんが、コロナに関する部分は、通告を「新型コロナウイルス感染症対策」とし、基本的にどんな方向にも行けるような通告をしていますから、質問をこの段階で追加しても、ルールに反するわけではありません。</p><p> </p><p> さて、今回は、新型コロナウイルス対策、学校教育・子育て支援、デジタル化とグリーン成長戦略の3本のテーマで質問をする予定です。</p><p> 新型コロナウイルス対策のところがどんどん質問が被っていっているのですが、ワクチン接種については少し細かいところを確認し、また、地方創生臨時交付金の使い方について、少し質問を足そうと考えています。いずれにしても、明日の質問者が終わった時点で、もろもろ調整し、明後日の質問に備えたいと思います。</p>
2021.06.05
帯広市のワクチン接種の現状について
<p> 以下の文章、Facebookに投稿したのですが、「長すぎる。ブログの方に載せるべき文量」という意見を頂きましたので、こちらにも投稿しておこうと思います・・・。Facebookが長かったらダメで、ブログは長くなっていいのかどうか、わかりませんが。</p><p> </p><p>--------------------------</p><p> </p><p> 帯広市のワクチン接種の状況について、一昨日、昨日、そして、今日と、地元紙でも大きな記事が出ました。</p><p> 65歳以上の方々へのワクチン接種に関し、市民の皆様から非常に多くの厳しいご意見や、ご心配の声を頂戴しております。</p><p> 市民の皆様の中に大きな不安が生じる状況となってしまったことにつきまして、市議としてお詫び申し上げます。</p><p> 申し訳ございません。</p><p> </p><p> ワクチン接種を65歳以下と65歳未満に分けて計画を立てている現状を踏まえつつ、これ以上、混乱と不安が生じないよう、現時点での課題を早急に解決しなければなりません。</p><p> </p><p> まず、65歳以上の接種については、「集団接種を」という声も多く寄せられており、この点の検討は早急に進める必要があります。ただ、マンパワーの確保などがスムーズにできないなどの事情があるならば、また、すでに予約をお済ませになっている方もいらっしゃる時点で仕組みを大きく変えることがかえって混乱を来すと行政が判断しているならば、現在の枠組みを基本的に維持しつつ、9月中とも言われている完了時期を可能な限り前倒しする策が必要です。</p><p> </p><p> 一つは、個別接種の枠を広げて頂けるよう、医療機関、関係機関へのご協力をお願いすること。</p><p> この点については、現在、帯広市から各医療機関へお願いをしているようです。広がった枠をどのようにお知らせしてくいか、その受付方法はどうなるのか、広がった分の対象者はだれか、すでに予約済みの方の変更は可能なのか否か、など、市は情報をしっかり発信しなければなりません。</p><p> </p><p> もう一つは、集団接種会場の設置です。設置されるに越したことはありませんし、市としてはその可能性を検討するべきですが、もし、今から65歳以上の接種のための集団接種会場の設営は難しいならば、当初は集団接種代わりと想定していたであろう、休日夜間急病センターの開所日を増やし、接種回数を増やすことはできないのでしょうか。</p><p> </p><p> 現在の仕組みを基本的に維持しつつ、接種回数を増やすためにまずできることはこの二つではないか、考えます(その上で、集団接種会場を設営できるならば、さらにスピードは上がります)。</p><p> 接種完了時期については、まずは、2回目の受診が9月になっている方を前倒しし、8月完了の目処とつけたうえで、次に、その後、8月受診予定の方を前倒しできる部分を前倒し、7月完了の割合を高めていく、という方策がもっとも混乱がない、と考えます。</p><p> </p><p> いずれにしても、帯広市は市民の皆さんの中に広がる不満や不安を解消するために、どのような対応をしているかを対象年代だけではなく広く市民に示すことが、必要であると考えます。</p><p> なぜ、こんなにも市民の皆さんに不満や不安が生じているのか、それは命に関わる問題だからである、ということを帯広市は真摯に受け止め、誠実な対応をしなければなりません。</p><p> </p><p> こうした対応によって可能な限り65歳以上の接種を可能な限り早くに完了させ、次に待ち受けるのは、64歳以下の接種です。この段階になると、優先接種、職域接種など接種の種類が複雑化していくことが予想されます。</p><p> 接種の受付がどのようになるのかはまだわかりませんが、少なくも、一般接種の受付の仕組みは一度、整理する必要があると考えています。</p><p> 電話受付可能にしてみたものの、かなりの電話がかかってくるため、日常業務に支障を来しているとの声を医療関係者の方々から頂きます。電話対応可能か否かをもう一度整理し、医療機関の日常業務の維持にも配慮をしつつ、インターネット、コールセンター、個別受付の仕組みの構築をし、64歳以下の接種受付に備えなければなりません。</p><p> また、厚生委員会での議論においては、64歳以下については集団接種会場の設置も検討する答弁があったようです。どのような規模でどこに設置をするのか、それにより、一日いどの程度の接種回数が確保されるのか、今回の反省を踏まえ、市の考えをまとめ、準備する必要があります。集団接種会場の設置が市民の皆さんの「早くワクチンを打ちたい」という気持ちに、行政として、最大限応えるものでなければなりません。</p><p> </p><p> 以上が、ここ数日の時点での私の考えです。</p><p> 状況は日々変わりますので、来週には何か対策が出るかもしれませんが、市民の皆さんからお寄せ頂いた声に何かしらお答えしなければならないと考えまして、お寄せ頂いたご意見への答えにはなっていないとは重々承知していますが、書かせて頂きました。</p><p> </p><p> 今回の混乱は、市民の皆さんにご迷惑とご心配をおかけしており、行政をチェックする議員としても大変申し訳なく感じております。</p><p> 今後のワクチン接種を可能な限りスムーズに進めるためにも、今の接種スピードを加速させるための働きかけをしていくとともに、他都市と比べどの部分が足りなかったのか、改善点はどこかを検証し、今後のワクチン接種に繋げたいと考えます。</p><p> </p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210605/14/ueno-yosuke/b8/d5/j/o0920096014952719046.jpg"><img alt="" height="438" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210605/14/ueno-yosuke/b8/d5/j/o0920096014952719046.jpg" width="420"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210605/14/ueno-yosuke/26/70/j/o0914096014952719074.jpg"><img alt="" height="441" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210605/14/ueno-yosuke/26/70/j/o0914096014952719074.jpg" width="420"></a></p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210605/14/ueno-yosuke/68/3e/j/o0890096014952719199.jpg"><img alt="" height="453" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210605/14/ueno-yosuke/68/3e/j/o0890096014952719199.jpg" width="420"></a></p>
2021.06.01
試される「十勝は一つ」〜ワクチン接種を考える
<p> 緊急事態宣言が本日から6月20日まで延長となりました。</p><p> 5月の十勝地方は感染者が非常に多い月となり、私がコツコツつけている感染者数の推移も、ステージ5レベルが2週間以上続いています。</p><p> </p><p style="text-align: left;"> 感染者数だけで対策が考えられているわけではないことは重々承知はしていますが、帯広市内の基幹病院で大規模クラスターが発生していること、今回の感染が十勝管内全域に広がっていること、そして、これまでの感染とは違い、子どもたちへの感染拡大も見られることなども踏まえ、緊急事態宣言の延長を検討していた段階で、「十勝も、いわゆる措置区域から特定措置区域への変更を」と関係各所にはたららきかけをしましたが、それはなしえませんでした。感染者数だけではなく、経路不明の感染者数や病棟の圧迫度など総合的な判断によって特定措置区域に該当するしないを判断するということなのでしょう。</p><p style="text-align: left;"> </p><p style="text-align: left;"> 下の表を見ていただいてもわかるように、十勝は過去と比べても一番長い間「真っ赤」です。</p><p style="text-align: left;"> こうした状況になった際、十勝の自治体がどのような協議をし、どのような要請を北海道、あるいは振興局に対して行うという取り決めはあるのでしょうか。私のつけてきた表でみると、今回は3度目のステージ5レベルの感染者です。しかも、期間は一番長くなっています。</p><p style="text-align: left;"> </p><p style="text-align: left;"> すでに皆さんご存知の通り、各自治体の感染者数はご本人の公表分のみですから、公表分を足しもその自治体の正しい感染者数にはなりません。しかし、十勝の数字は正式な人数です。ワクチン接種も始まりましたから、もうこうした状況に陥ることはなかなか考えられないかもしれません。しかし、この間、「もうこれが最後の感染拡大だろう」と思っていたのも事実です。</p><p style="text-align: left;"> 十勝管内の自治体が「感染者がこうなったら、こういう要請をする」などのルールを早急に決めるべき、と考えます。</p><p style="text-align: left;"> </p><p style="text-align: left;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210601/10/ueno-yosuke/c5/1a/p/o1663134714950682015.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="502" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210601/10/ueno-yosuke/c5/1a/p/o1663134714950682015.png" width="620"></a></p><p style="text-align: left;">※この表ですが、私の個人的な資料として作成しているもの、ということはご理解ください。行政が発表する正式な数字ではありません(行政からこのような発表があったのは見たことないですが)。</p><p style="text-align: left;"> </p><p style="text-align: left;"> </p><p style="text-align: left;"> さて、こうした状況において、今、私たちにとってのたった一つの光明、拠り所とも思えるのが「ワクチン接種」です。</p><p style="text-align: left;"> 帯広市においてはようやく65歳以上の方々の予約が開始されました。病院によって予約状況がまちまちで、1回目の接種が6月にできる人もいれば、7月中旬以降になる人もいるようです。1回目が7月中旬ということは、2回目は8月となり、政府が目指す「65歳以上の方は7月末までに完了」という目標の達成はなかなか難しい、と言わざるを得ません。</p><p style="text-align: left;"> </p><p style="text-align: left;">「帯広は人口が多いから仕方がない」と一定の理解をされる方もいらっしゃいますが、果たしてそれでいいのでしょうか。</p><p style="text-align: left;"> ワクチン接種をいかに早く進めるか、今現在、全国の自治体に一番求められることであり、それが、自治体の腕の見せ所です。議会の場、あるいは市役所職員との打ち合わせの場において、様々なアイディアが行政にはぶつけられたはずです。私も、藤丸の8階(市役所が借りているところ)を集団接種の会場にすべきではないか、とか、あるいはバスを使った移動接種の検討など、行政に話をしています。もう1月、2月のことでした。</p><p style="text-align: left;"> そうした中、65歳以上の接種までは集団接種会場は設けずに、個別接種のみで対応する帯広市が判断したわけですが、個別接種のみだから遅くてもよい、ということにはなりません。</p><p style="text-align: left;"> いずれ、64歳以下の接種がスタートします。64歳以下の接種の進め方はまだ何も決まっていないでしょうが、個別接種を中心としつつも、やはり、64歳以下の接種からは集団接種会場を設けることが必要なのではないか、と考えます。</p><p style="text-align: left;"> </p><p style="text-align: left;"> 全国に目を向けてみると、64歳以下の接種開始の前後に基礎疾患のある方、あるいは高齢者施設・学校・保育所・幼稚園に勤務する方、いわゆるエッセンシャルワーカーへの優先接種を検討している自治体もあります(帯広市は高齢者施設従事者へは一部、優先接種を行なっています)。</p><p style="text-align: left;"> ワクチンは誰もが早く打ちたいものです。そのような中でどのような分野を優先接種していくかは、ある種の政治判断なわけですが、少なくとも市民の皆さんへの丁寧な説明と、ある程度の「納得感」が必要であり、かつ、優先接種にならない方々が「いつからワクチン接種をできるのか」という目処を示すことが不可欠ではないでしょうか。行政が思っている以上、市民の皆さんは「ワクチンをいつ打てるのか」を知りたいのです。「ワクチンは十分にあるから焦らずに・・」という前に、しっかりしたスケジュールを示すべき、と考えます。多くの市民のみなさんは、ワクチンがあることだけで安心などできない心境であることを行政は真摯に受け止め、それに応えていかなければなりません。</p><p style="text-align: left;"> </p><p style="text-align: left;"> また、優先接種を実施するならば、十勝管内、少なくとも一市三町の連携が不可欠です。例えば、高齢者施設従事者への優先接種をどこかの町で実施したとしても、多くの場合は、その町の町民だけがその事業所で働いているわけでありません。ワクチン接種を「面」で広げるならば、一市三町が同じ優先接種にしなければ、その目的を果たすことになりません。十勝管内、特に帯広市・音更町・芽室町・幕別町の一市三町のけるワクチン接種の連携が今こそ求められるのではないでしょうか。</p><p style="text-align: left;"> </p><p style="text-align: left;"> ワクチン接種はこれから64歳以下へと広がります。町村によっては早くに完了するところも出てくるでしょう。その際に、隣町の住民を受け入れる(あるいは、ワクチンの打ち手を隣町へ派遣する)などし、十勝全体の1日も早い接種完了への道筋を示さなければなりません。</p><p style="text-align: left;"> </p><p style="text-align: left;"> 十勝は一丸となってワクチン接種に取り組むことができるでしょうか。</p><p style="text-align: left;">「十勝は一つ」が今、試されています。</p><p style="text-align: left;"> </p>
2021.05.22
市議任期の後半が始まりました
<p> 1ヶ月以上も更新があいてしまいました。</p><p> </p><p> この間、北海道も緊急事態宣言に入り、飲食店等には時短営業の要請が出ており、夜の街は真っ暗です(ちなみに、今日は私の誕生日なのですが、昨年と同じように緊急事態宣言下での誕生日となりました。まさか、2年続けてとは思いませんでしたが)。</p><p> </p><p> 今回の時短要請には国からの支援金がセットになっています。また、一時支援金に変わるものとして、月次支援金という制度も作られています。</p><p> これらの国の支援制度は必要十分なものではないかもしれませんが、帯広市においても積極的な周知を行い、必要とする方々の申請を一つでも多くしなければなりません。また、国の支援制度から外れる部分はないのか、あるとすればどのような人々、業種なのかについて、道および市において把握し、この部分への支援策も検討しなければなりません。</p><p> 「経済を回しながら、感染防止策を講じていく」という方針で政治が行われている以上、その犠牲者を、声なき声を救うのも政治の仕事です。現在のコロナ対策の仕組みでは、そのほとんどが国、すなわち国会によって決められるわけですから、国会はもっと地域の経済や生活に目を向け、政策を立案すべきと考えます。</p><p> </p><p> 今、市民の皆さんがもっとも知りたい情報はワクチン接種についてだと思います。</p><p> 帯広市は先日の地元紙の報道もありましたが、確かに他の市と比べて初動および接種のスピードが遅い気がします。現在ようやく75歳以上の方には5月24日から、65歳以上の方々への接種券配布が5月27日から配布が始まるとの発表がありましたが、その後も段階的に進んでいくワクチン接種のスケジュールを早急に示す必要があります。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210522/18/ueno-yosuke/ba/8c/j/o0839059414945781876.jpg"><img alt="" height="297" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210522/18/ueno-yosuke/ba/8c/j/o0839059414945781876.jpg" width="420"></a></p><p> 私は、以前、このブログで、個別接種のみを考えている帯広市のワクチン接種に関する記事について、ひとこと「今、これでいいのだろうか」という疑問を書きました。2月のことです。</p><p> </p><div class="ogpCard_root"><article class="ogpCard_wrap" contenteditable="false" style="display:inline-block;max-width:100%"><a class="ogpCard_link" data-ogp-card-log="" href="https://ameblo.jp/ueno-yosuke/entry-12655678518.html" rel="noopener noreferrer" style="display:flex;justify-content:space-between;overflow:hidden;box-sizing:border-box;width:620px;max-width:100%;height:120px;border:1px solid #e2e2e2;border-radius:4px;background-color:#fff;text-decoration:none" target="_blank"><span class="ogpCard_content" style="display:flex;flex-direction:column;overflow:hidden;width:100%;padding:16px"><span class="ogpCard_title" style="-webkit-box-orient:vertical;display:-webkit-box;-webkit-line-clamp:2;max-height:48px;line-height:1.4;font-size:16px;color:#333;text-align:left;font-weight:bold;overflow:hidden">『16日開催の臨時会議案(コロナ対策)について考える』</span><span class="ogpCard_description" style="overflow:hidden;text-overflow:ellipsis;white-space:nowrap;line-height:1.6;margin-top:4px;color:#757575;text-align:left;font-size:12px"> 昨日、前期最後の常任委員会がありました。建設文教委員会に所属しましたが、非常に多くのことを学んだ委員会でした。この件についてはまた機会があったら書きたいと思…</span><span class="ogpCard_url" style="display:flex;align-items:center;margin-top:auto"><span class="ogpCard_iconWrap" style="position:relative;width:20px;height:20px;flex-shrink:0"><img alt="リンク" class="ogpCard_icon" height="20" loading="lazy" src="https://c.stat100.ameba.jp/ameblo/symbols/v3.20.0/svg/gray/editor_link.svg" style="position:absolute;top:0;bottom:0;right:0;left:0;height:100%;max-height:100%" width="20"></span><span class="ogpCard_urlText" style="overflow:hidden;text-overflow:ellipsis;white-space:nowrap;color:#757575;font-size:12px;text-align:left">ameblo.jp</span></span></span><span class="ogpCard_imageWrap" style="position:relative;width:120px;height:120px;flex-shrink:0"><img alt="" class="ogpCard_image" data-ogp-card-image="" height="120" loading="lazy" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210209/21/ueno-yosuke/62/8a/j/o1149127714893929026.jpg" style="position:absolute;top:50%;left:50%;object-fit:cover;min-height:100%;min-width:100%;transform:translate(-50%,-50%)" width="120"></span></a></article></div><p> </p><p> 個別接種のみにこだわる市に対して、帯広市の規模からして、接種件数をしっかり確保していくために、高齢者の接種段階から集団接種会場を設置すべきだと思っていましたので、その後、こうした考えを担当部署にぶつけてみましたが、答えは「ワクチンがいつ、どのくらい入ってくるかが不明な時点で集団接種は検討できない」ということでした。町村の集団接種とは規模が違いますから、それもわかりますが、この理由は何かに似ている気がします。</p><p> それは、地方創生臨時交付金の活用方法の検討です。</p><p> こちらも、「いつどのくらい地方創生臨時交付金が入ってくるかわからない段階ではまだ施策を議会に出せない」ということで、いわゆる飲食店支援が後手後手になったのでした。</p><p> </p><p> 他の市町村にはできて、帯広市にできないのはなぜか。帯広市の情報収集能力が低い、ということではないかもしれませんが、不透明な部分を見越して施策を出すくらいのことをしなければ、市民の皆さんの安心は生まれません。</p><p> 今回のコロナ禍で市民の皆さんは「正しい情報」を早く知りたい、と思っているはずです。感染状況もワクチンも。感染者に関することなどプライバシーに深く関わることは情報公開に一定の制限が必要ですが、ことワクチン接種については可能な限り全ての情報を公開すべきと考えます。6月議会までの間には、所管委員会である厚生委員会がありますが、ここでもう少し詳しい情報の公開を求めたいと思います。</p><p> </p><p> 市議会では先日、臨時議会が開かれ、今期の後期委員会の構成が決まりました。私は、前期同様、建設委員会(前期の名称は建設文教委員会)の所属となり、副委員長を拝命しました。都市計画、道路整備、公園、上下水道など、まちづくりの大枠から日々の生活までを管轄とする委員会です。</p><p> 前期、後期と続けてこの委員会に所属するのは私だけですが、この分野に強い議員となれるよう、しっかり勤めを果たしてまいりたいと思います。</p><p> </p><p> また、自民党帯広支部としては、本日、定期大会が開催されました。こちらでは引き続き、政務調査会長となりました。政務調査とは、政策の調査研究と立案のことであり、十勝の19市町村を回っての移動政調会などを通じ、地域の課題を把握して、市町村、道、国へとつなぐことが仕事となります。</p><p> </p><p> 市議会議員の任期も後半の2年に入りました。</p><p> 昨年より、「もう終わるだろう」「もうこれで最後だろう」と思いつつも今が最も拡大してしまっている新型コロナウイルスですが、コロナ禍の中で、何を変えなければならないのか、何を変えてはならないのかをしっかり考えながら、議員としての活動に力を尽くす所存です。</p><p> </p><p> </p><p> </p>
2021.04.09
鳥の目虫の目レポート(4月版)が出来ました
<p> 4月発行の「鳥の目虫の目レポート」を作成しました。</p><p> このレポートは後援会に入っていただいている方、ご支援をいただいている方、お世話になっている方に向けてお送りするものですが、来週には投函します。</p><p> ご意見をお聞かせいただければ幸いです。</p><p> </p><p> 前回お読みいただいた方々からは、前よりも文量が少なくなって読みやすい、との評価をいただきました。</p><p> 中には、「以前のは長くて読む気しなかった笑」という率直なご意見も・・・。</p><p> </p><p> 私としては、もっと多くのことをお伝えしたいと思っており、紙面をコンパクトにしたことに多少の物足りなさを感じているのですが、なにはともあれ、読みやすいと思っていただけることが一番かな、と感じています。</p><p> </p><p> 思えば、レポート版の「鳥の目虫の目」をコンパクトにする分、書き足りないことや、書くと長くなってしまうことをWEBで書こうと始めたのがこのブログでした。</p><p> 新年度になりましたから、こちらの更新頻度も増やさなければ・・・。</p><p> そして、しばらくほったらかしになっているホームページもリニューアルしなければ・・・。</p><p> </p><p> 鳥の目虫の目レポートをお読みいただける方は、上野庸介事務所までメール(info@uenoyosuke.net)をいただけますと幸いです。お名前、ご住所をいただけますとお送りいたします。</p><p> よろしくお願いいたします。</p><p> </p>
2021.04.02
新年度が始まりました
<p> 3月のブログ更新がすっかり滞ってしまい、気がつけば、新年度がスタートしました。</p><p> みなさん、この年度末はいかがお過ごしでしたでしょうか。</p><p> </p><p> 3月は予算議会でした。</p><p> 昨年の3月議会は「十勝管内に新型コロナウイルス感染者が確認された」ということで、一般質問が中止になっており、中途半端に終わったのですが、今回は、一般質問もある形での開催でした。</p><p> 昨年の状況を確認すると、まず、2月末に十勝管内初の感染者が確認され、3月2日に帯広市議会は帯広市に対して、「新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けて緊急の申し入れ」を行っています。</p><p> その日に一般質問の中止も議会で決定しているわけですが、今から考えてみると、当時は何もわからぬまま、様々な対応を場当たり的に決めるしかなかった、と言えるかもしれません。</p><p> </p><p> 今年も2月末には十勝管内で昨年よりも多くの感染者が確認された中、一般質問を中止にしなかったのは、このウイルスに対する対応の仕方が以前よりもわかってきている証なのかもしれません。</p><p> そんな中で開催された3月議会の中身については、4月中旬に発行する「鳥の目虫の目通信」で思うところを書こうと思いますが、新年度になっても、コロナ禍が消えるわけではありません。</p><p> </p><p> 感染防止策を施しながら、経済の動きは作る。</p><p> 経済の動きを重視しすぎると感染者は拡大する傾向がある。</p><p> 感染防止策だけに取り組むと経済が停滞する。</p><p> </p><p> 令和2年度はこれまで以上に自治体の取り組みが市民(住民)の注目を受けた一年だったと思います。</p><p> 令和3年度は一年間のコロナ禍を前提とする対策です。なおのこと難しい部分もあるでしょうが、そういう部分にこそ、行政・議会の存在価値がある、そう考えています。</p>
2021.03.04
変わらない価値と変えることで生まれる価値
<p>3月議会が始まりました。</p><p>明日から代表質問があり、9日から一般質問です。</p><p>私の出番は9日です。</p><p> </p><p>今回の議会は予算審査特別委員会も開催され、令和3年度予算案(一部、令和2年度補正予算案)はそこで審議されます。</p><p>今回の議案として上がっている飲食店支援策など具体的な施策はその委員会でも質問できますので、一般質問でもっとは大きな課題を取り上げたいと考えています。</p><p> </p><p>一つ目は「歴史を大切にしたまちづくり」を取り上げます。</p><p>帯広市には約140年の歴史がありますが、この歴史をまちづくりにどう活かしてきた、これからどう活かすのか。</p><p>最近の各種計画を見ていると、歴史・文化は教育に関する施策には出てくるものの、まちづくり全体にはあまり出てきません。また、単発的な歴史や文化(晩成社、馬文化などなど)への取り組みは多少はあるものの、それらを結びつけたグランドデザインのようなものが帯広市にはありません。</p><p>しかし、その一方で、「先人たちが築いてきた歴史や文化を・・・」という言葉はよく耳にします。</p><p>ならば、それはまちづくり全体に繋がっていかなればならないのではないか、という視点からの質問です。</p><p> </p><p>十勝の歴史は本州のそれと比べて、まだまだ浅いことは間違いありません。しかし、その浅い歴史すら大切にできない街は、何十年先になっても歴史を大切にしたまちづくりはできないのではないでしょうか。その時に残っているものが少ないのですから。</p><p> </p><p>これまでも多くの市議会議員の方々がこの問題には取り組んできましたが、私は私なりの視点で市の見解を伺っていきたいと思います。</p><p> </p><p> </p><p>もう一つは、中小企業振興策です。</p><p>現在の帯広市政が力を入れているところ、と言われているものではありますが、コロナ禍によってそれが変化しなければならないのではないか、という問題意識が私にあります。</p><p> </p><p>「新しい生活様式」として打ち出されているもの全てが今後も残っていくとは思えませんが、その大部分はしばらくはそれこそライフスタイルの一部になっていくことは間違いないでしょう。ライフスタイルの健康は、消費行動の変容につながり、消費行動が変われば産業構造も当然変化します。</p><p>そして、令和3年度の国の予算を見ていても、経済政策はそれにあわせて変化をしつつあると思われ、当然、帯広市の経済政策もその変化に対応しなければなりません。帯広の経済は中小企業・小規模事業者が支えているものですから、これからの中小企業等の振興策について意見を交わしたいと思います。</p><p> </p><p>これまでに築き上げられた変わらない価値である歴史・文化、そして、今後の産業構造によっては変えなければ新しい価値が生まれない中小企業振興策。</p><p>変わらぬものとと変わらぬもの。この二つのテーマにつながりを見出しつつ、60分一本勝負の一般質問をしたいと思います。</p><p> </p>
2021.02.15
十勝の感染者数の推移からわかるもの。
<div>13日土曜日は、自民党帯広支部と市内飲食店・商店街との意見交換会がありました。</div><div> </div><div>意見交換会に際し、何かの参考になればと思い、自分で作成してみたのが、以下の「10月からの十勝管内の10万人あたり感染者数」です。私が作ったものですから、どこか違うところがあるかもしれませんが、感染者の推移はこういう感じだった、と流れは把握できると思います(本当は行政発表のものを探したのですが、見つからなかったので、自分で作成しました)。</div><div> </div><div>意見交換会の場でこの資料を用いてあれこれ話すような流れにならなかったので、せいぜい「十勝は12月中旬に感染者数の基準ではステージ5と言えるくらいだった」と発言中にちょっと触れた程度だったのですが、せっかくコツコツと入力して作成しましたので、この場でみなさんに見ていただこうと思います。ちなみに、数字は2月14日まで追加してあります。</div><div>なんせ、私が作ったものですから、どこかおかしなところがあるかもしれません。その場合は、ぜひ、教えていただきたい思います。</div><div> </div><div> </div><div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210215/18/ueno-yosuke/0c/f1/j/o1240118414896918567.jpg"><img alt="" height="401" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210215/18/ueno-yosuke/0c/f1/j/o1240118414896918567.jpg" width="420"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210215/18/ueno-yosuke/15/d1/j/o1242101614896918600.jpg"><img alt="" height="344" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210215/18/ueno-yosuke/15/d1/j/o1242101614896918600.jpg" width="420"></a></div><div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210215/18/ueno-yosuke/20/43/j/o1242110214896918616.jpg"><img alt="" height="373" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210215/18/ueno-yosuke/20/43/j/o1242110214896918616.jpg" width="420"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210215/18/ueno-yosuke/98/84/j/o1235104914896918631.jpg"><img alt="" height="357" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210215/18/ueno-yosuke/98/84/j/o1235104914896918631.jpg" width="420"></a></div><div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210215/18/ueno-yosuke/c2/8b/j/o1210092114896918693.jpg"><img alt="" height="320" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210215/18/ueno-yosuke/c2/8b/j/o1210092114896918693.jpg" width="420"></a></div><div> </div><div>いかがでしょうか。</div><div> </div><div>10月から一転、11月、「十勝」は約8日で一気にステージ4相当まで感染者が増えています。これが感染症の怖さなんだな、と感じます。ちなみに、「帯広」は本人公表分しかカウントできないのですが、それでも一気にステージ4の手前まで来ています。</div><div> </div><div>さて、この11月の感染者急増は帯広の夜の飲食店からの流れでした。</div><div>つまり、ほとんどの感染者が「帯広」で感染したはずであり、どこに住もうが、当時の「十勝」の感染者数は、十勝19市町村全体のことではなく、「帯広市民」「帯広関係者」と考えるべきだったのではないか、と感じます。</div><div>仮にそう考えるならば、十勝ではステージ4相当でも、帯広市はステージ5相当(ちなみに帯広のステージ5相当の感染者は「一週間で新規感染者が41、42」のはず)とも言えます。</div><div>ステージ5とは、(医療体制など他にもさまざまな条件がありますが)、北海道が国に緊急事態宣言を求めるレベルとされています。ステージ5相当というエビデンスを用いることができていれば、帯広市も飲食店への時短営業の要請と協力金の実施など強い政策を打つことができたのではないか、とも感じます。そのような視点、つまり、上記のような「ステージ」を踏まえた上でのコロナ対策を主張できていませんでしたから、議員として私自身、深く反省をしています。</div><div> </div><div>次に12月ですが、この月も冒頭から感染者数は「高止まり」傾向にあり、少し下がった矢先に一気に感染者が増え、「十勝」でステージ5相当となりました。</div><div>この時期は、帯広の隣町の音更町のいくつかのクラスターが感染者数を上げているのですが、「十勝」がステージ5相当だったことには変わりはありません。</div><div>時期は年末ですし、行政としても身動きが取りにくい時期だったかもしれませんが、「十勝」、すなわち「振興局」(つまりは北海道庁)で、ステージ5を踏まえた「より強い対策」を打ち出すべきだったのではないか、と考えます。それを意識してなのか、ちょうどこの時期に、十勝総合振興局が主体となり、帯広の夜の飲食店を対象とした大規模なPCR検査を実施し、大きく報道されていました。</div><div>しかし、その結果の発信があまり上手いとは言えませんでしたし、結局、市民の中に「(感染者の多くが老健施設などのクラスターと言われているこの時期であっても)PCR検査を大規模にやらなければならないほど、夜の街は感染リスクが高い」という印象が強く残ってしまったのではないか(それが今もなお残り続けている)、と感じます。</div><div> </div><div>年が明け、一月。中旬に少し増加傾向になりましたが、その後はかなり感染者数が減ってきたことがわかります。帯広市では1月下旬、十勝全体でも二月の頭にはステージ1相当になっています。</div><div> </div><div>こうした状況の中で求められる施策はなんだろうか、と考えています。</div><div>ただ一番感じていることは、「帯広市、そして帯広市議会も、いろいろ話はしてきたけども、結果として、その時、つまり11月や12月にやるべきことをスピーディにやれなかったのではないか」と真摯に反省しなければならない、という点です。</div><div>そして、政治の支えが不十分であったがゆえに生じているかもしれない課題に対し、どう取り組むかを早急に考えなければなりません。</div><div> </div><div>明日は帯広市議会臨時会、議案審査特別委員会があります。</div><div>明日の議案は残念ながら2つしかないのですが、次回の議会に向けて、帯広市とは上記のような視点も併せ持ち、議論を重ね、即効性と実効力ある施策の実現に力を尽くしたいと思います。</div><div> </div>
2021.02.09
16日開催の臨時会議案(コロナ対策)について考える
<p> </p><p>昨日、前期最後の常任委員会がありました。建設文教委員会に所属しましたが、非常に多くのことを学んだ委員会でした。この件についてはまた機会があったら書きたいと思います。</p><p> </p><p>さて、今日の地元紙に、16日にある帯広市議会臨時会の議案が載っていました。</p><p> </p><p>先週あたり、「臨時会が開かれることになった」と聞いたとき、「きっと第三次地方創生臨時交付金の使い道に関する議案が出てくる(やっとか・・・)」と思ったのですが、違いました。</p><p>今日、正式に臨時会の議案書をもらいましたが、出てくるのはこの二つのようです。</p><p> </p><p>記事右側のワクチン関連については、ともかく国からワクチンが入ってこないことには始まらないことなので、現段階ではいくつか確認程度のことしか話すことはできませんが、さて、記事左側のコロナ対策については、「今、これでいいのだろうか」、という率直な疑問があります。</p><p> </p><p>北海道が主導して行う中心繁華街の感染防止策との連動も考えてのこと事業とは理解し、団体に対する補助ですから、事業主体となる団体がこうした支援を望んでいるのかもしれない(望んでいないことは事業化しないだろう)、3月末までに執行しなければいけないということなのか、とも考えます(ちなみに、このコロナ対策の事業費2256万円は第二次地方創生臨時交付金を活用したものです)。</p><p> </p><p>今日の産業経済委員会をネットで見ていて、3次臨時交付金を活用した施策もそろそろ詰めの段階になっているように感じました(答弁ではそうは言っていなかったけども、雰囲気的に)。</p><p>感染症対応分(交付限度額2億9640万円)と地域経済対応分(交付限度額3億9320万円)に分けられて施策は考えられていると思うのですが、地域経済対応分の概要、あるいは方向性だけでもわからないことには、つまり、今回のコロナ対策は今後の本格的な支援に繋がるものである、二の手三の手が用意されている、ということでなければ、今回の議案の判断は非常に難しい議案と考えています。</p><p> </p><p>議案特別委員会の審議は、その議案に関することだけの質問が許されます。関係ない施策について質問は止められます。ですので、この次に何かあるのか、それともないのかを聞くのはそう簡単ではないですが、質問を工夫したいと思います。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210209/21/ueno-yosuke/62/8a/j/o1149127714893929026.jpg"><img alt="" height="467" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210209/21/ueno-yosuke/62/8a/j/o1149127714893929026.jpg" width="420"></a></p>
2021.02.01
政策の目的と情報発信について
<p> 数週間前になりますが、私の議会での質問、意見が地元の新聞(政治面ではなく社会面)に掲載されていました。</p><p> その質問とは「帯広市内の小中学生が新型コロナウイルスに感染した場合、学校名まで公表するのはなぜか、公表の目的は何か」についてです。ちなみに私は、「クラスターにならない限り、校名公表は必要はない。市内中学生、市内小学生で十分」という意見です。</p><p> こうした私の意見に対してかなり強い反対意見もあることも重々承知しています。しかし、これまで市内であった公表例と、その後の経緯など、じっくり考えて、「基本的には、市内中学生、市内小学生で十分」と考えています。</p><p> 今日のブログで書きたいことはこの件ではないので、この程度に書き止めておきますが、情報の公開の範囲、特にこのコロナに関する情報の公開については、その方法や範囲の設定が非常に難しい、明確な答えがないものです。</p><p> </p><p> ただ、3つのことははっきりしていると思います。</p><p> 一つ目は、行政の取り組みには目的がなければならないこと。</p><p> 二つ目は、その取り組みによって得られた結果(行政が得た情報)を公開するならば、目指す目的にその情報公開が寄与しなければならないこと。</p><p> 三つ目は、公開される情報が個人に関する情報であれば、その個人のプライバシー等にも配慮が必要であること。</p><p> </p><p> この3つの視点は、何も校名公表だけではなく、新型コロナウイルス感染者に関する情報公開一般に共通すると私は考えます。</p><p> </p><p> さて、ここからが本題です。</p><p> </p><p> 今日考えてみたいのは、陽性者ではなく「陰性者」に関する情報公開です。</p><p> </p><p> 前回の投稿の中で(「帯広市の繁華街をどう支援するか」)において、昨年末行われた「中心街のPCR検査」の発表が遅いのではないかと書きました。その後、帯広の中心街では2回目のPCR検査が行われ、終了し、その結果がすでに出ているはずです。このPCR検査がいいとか悪いとかの評価はここでは触れませんが、ともかくやったからには、この政策の目的を果たさなければいけないのだと思います。</p><p> </p><p> 2回目のPCR検査の結果を見た方、聞いた方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。</p><p> 少なくとも私はこのブログを書いている時点で公式な発表を見ても聞いてもいません。</p><p> 関係者(?)のグループLINEか何かでは結果が伝えられている、という噂は耳にします。そして、2回目のPCR検査は全員陰性だった(らしい)、ということも(正式な発表がない以上、私も「(らしい)」と付けざるを得ません)。</p><p> しかし、道庁や関係団体からの、外(そと)向け、すなわち私たち市民への結果発表は今の時点でまだないと思います。</p><p> マスコミだって、こうした情報は、行政あるいは関連団体からの正式発表がない以上、勝手に記事にすることはできないでしょう。</p><p> </p><p> この検査、いったい目的はなんなのだろう、と考えてしまいます。私としては、「検査をすることで夜の繁華街の感染状況を把握し、対策が必要な場合は早急に対処する」、そして、「結果を速やかに公表することで、市民に繁華街の「今の」感染状況を伝える」ことなのだと思います。その延長線上にあるのが、「安全安心だから多くのお客さんに足を運んで欲しい」という繁華街の切実な気持ちです。</p><p> PCR検査の結果をどう受け止めるかは市民それぞれだと思います。たとえ全員が陰性であってとしても、市民が全員「夜の街は安心できる」とは考えないでしょう。しかし、肝心の情報がスピーディに発信されなければ、事態は何も変化しません。</p><p> </p><p> ちなみに、「陰性者」の情報は、行政はわざわざ発表しないかもしれません。</p><p> 濃厚接触者の陰性すら発表は企業や団体に自主的な判断に委ねられていますから、今回のようにPCRを受けた人々が濃厚接触者ではない場合の陰性結果を速やかに行政が発表することはできないでしょう。</p><p> </p><p> とするならば、その受け皿になっている団体等が自ら積極的に発信しなければならないのではないでしょうか。 今回のPCR検査は北海道が主導で取り組んだものですが、情報の公表方法を北海道と関連団体との間で詰めておくべきだったのではないか、と考えます。<br> </p><p> 昨日の地元紙によると今度はビルごとに感染防止策を実践する、とのことでした。</p><p> 記事だけしか見ていませんので、なんとも言えませんが、こうした取り組みを実施した結果についての情報公開を今度こそ事前に話し合い、この取り組みが目指す目的に繋げなければなりません。</p><p> </p>