隠密麺喰い師の備忘録 - 記事一覧
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発行日時 | 見出し |
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2025.06.30 |
帯広市/ そば切り工房 久呂無木(くろむぎ)
![]() ![]() ![]() ![]() 2025/6/26撮 令和5(2023)年4月12日、「そば切り工房 久呂無木(くろむぎ)」がローソン東9条南店北側に移転オープンした。「そば切り工房 久呂無木」は、昭和7(1932)年築の古民家を利用して、平成15(2003)年4月に開業した。旧店舗は老朽化が進んでいるため、3月15日で営業を終了し、新築した現店舗で営業再開した。店名の久呂無木は「倭名類聚抄」に登場する蕎麦の古名から。 【移転閉店】 帯広市/そば切り工房 久呂無木(くろむぎ) ■場所:帯広市東9条南7丁目5−1 ■営業時間:11時~14時30分(売り切れ次第終了) ■定休日:火曜(祝日の場合翌水曜休み)、 第3水曜 ■駐車場:有り 2025/6/26現在 ![]() ![]() 左2023/4/16撮 右2023/4/14撮 和モダンな店内。入って右側と奥の窓側にカウンター、二人用のテーブル3卓配置。店内禁煙。 ![]() ![]() 2023/4/13撮 別室に多人数用のテーブルと小上がり席がある。 ![]() ![]() 2025/6/26撮 冷たい蕎麦、温かい蕎麦、せいろ蕎麦、ご飯もの、単品メニューなど各種あり。 ●注文:若どりせいろ(1,050円) ![]() 2023/4/13撮 開店15分前に到着。店前に数人の客が並んでいた。暖簾が上がってカウンターに案内される。滞在中、次々と客が来店する。客が写るのでメインホールの撮影を断念。メニューの選択に迷ったが、とりあえず若どりせいろを注文。10分ほどで料理が運ばれてきた。 笊に盛られたもりそば、温かいつけ汁、薬味のねぎ、そば湯が付く。 ![]() 温かいつけ汁には鶏肉、長ねぎが入る。 ![]() ![]() 淡黄色を帯びた極細のそば。幌加内産のそばの実を仕入れて電動石臼で自家製粉し、通常はつなぎ2割の二八で手打ちしている。歯触りが良く、喉越しも滑らかなり。つけ汁は濃厚で若鶏の旨味がある。そばはあっというまに食べ終えてしまうので、大盛で頼んだ方が良さそうだ。 ![]() そば湯を入れて飲む。 (令和5年4月13日探訪) ●注文:梅おろしそば(1,100円) ![]() 2023/4/14撮 14時10分ごろ出没。暖簾は掛かっていたが、支度中の看板が出ていた。店内に入ると、OKの返事。少人数だと支度中の看板が出ていてもいいようだ。先客1名。滞在中に1名来店。梅おろしそばを注文。5分ほどで料理が運ばれてきた。 梅おろしそば、薬味皿にねぎ・わさび、そば徳利、そば湯が付く。 ![]() そばの上には、梅干し、刻み海苔、かまぼこ、きゅうり、大葉、大根おろしが載っている。 ![]() ![]() 淡褐色を帯びた極細のそば。ぶっかけ用に調整したつゆはやや甘口だがすっきりしている。冷たいつゆをぶっかけてそばを手繰る。酸味のある梅干し、辛みめの大根おろしが混ざって旨味が増す。実に喉越しのいいそばだ。 ![]() そば湯を入れて飲み干す。この時間になると取り置きしたものか、そば湯は白濁している。 (令和5年4月14日再訪) ●注文:ざるそば(850円) ![]() 2023/4/16撮 14時ごろ到着すると、入り口に順番待ち用紙が貼ってあったので、名前と人数を記帳して車の中で待機する。5分ほどして呼ばれた。店内には15名ほどの客がいた。滞在中に後客3名来店。ざるそばを注文。12分ほどで料理が運ばれてきた。 笊に盛られたざるそば、盛り切りのつけ汁、薬味のねぎ・わさび、そば湯が付く。 ![]() ![]() 淡褐色を帯びた極細のそば。持参したノギスで笊の中のそばを測ってみると、厚みは凡そ1ミリ、切り幅は凡そ1.2ミリ~1.5ミリの間に収まっている。時々1.8ミリ~2.0ミリも混ざるが、ほとんど正確に手切りしている。噛んだ時の歯ざわり、喉越しも秀でている。つけ汁は丁度いい塩梅で好感がもてる。 ![]() 白濁したそば湯を入れて飲む。14時30分ジャストに暖簾を片付けていた。売り切れの心配はあるが、14時頃に来店するのが落ち着くようだ。 (令和5年4月16日再訪) ●注文:納豆おろしそば(1,100円) ![]() 2025/6/26撮 14時頃出没。先客1組2名+1名、後客なし。2年前から料金据え置きになっている。納豆おろしそぱを注文。5分ほどで料理が運ばれてきた。 納豆おろしそば、薬味皿に、ねぎ・わさび、そば徳利、そば湯が付く。 ![]() そばの上には、納豆、卵黄、刻み海苔、かまぼこ、きゅうり、山菜、大根おろしが載っている。 ![]() 淡褐色を帯びた細めのそば。厚みは凡そ1.5ミリ、切り幅は凡そ1.5ミリ~2ミリの間に収まっている(数本2.5ミリサイズも混ざるが)。ぶっかけ用に調整したつゆはやや甘口だがすっきりしている。冷たいつゆをぶっかけてそばを手繰る。ねばねばした納豆、辛みめの大根おろしが混ざって旨味と清涼感が増す。極細だと噛み心地がイマイチだが、この位の切り幅であれば個人的には申し分なし。適度な弾力と滑らかな喉越しを堪能できた。 ![]() そば湯を入れて飲み干す。そば湯は白濁している。 (令和7年6月26日再訪) |
2025.06.16 |
更別村/どんぐりむらと くる味の木
![]() ![]() ![]() ![]() 2015/6/16撮 平成27(2015)年5月1日、国道沿いの旧更別駐在所跡に「麺処くる味の木」が出店した。勝毎記事(2015/5/13)によると、店主はJAさらべつ2階の農協食堂で「味工房元気村」を経営していたが、病気で3年前に閉店。翌年、旧更別駐在所を取得し、病院通いとバス運転手をしながら、2年以上かけ手作りで飲食店に改造したという。 ![]() 2017/1/14撮 平成28(2016)年秋頃、強風で飛ばされたということで、“ラーメン”入れの縄のれんに取り換えている。タイトルを「麺処くる味の木」から「どんぐりむらと くる味の木」に変更。 ![]() ![]() 2017/9/3撮 平成28(2016)年の秋に強風で暖簾が飛ばされ、縄のれんに変更したが、平成29(2017)年の3月頃、新調して黄色い暖簾に変更したという。縄暖簾だと目立たないのが理由らしい。さがみ屋製麺の幟と一緒に小林製麺の幟も立っていた。 ![]() 2024/10/3撮 令和6(2024)年6月に営業再開した。同年9月、ラーメンミ店から日替わり専門店に衣替えした。10月末で営業終了し、来年は4月1日から再開予定。 令和7(2025)年4月から日替わり定食の他にラーメンが復活した。 ■場所:更別村更別南線1線96 ■営業時間:11時30分~13時30分 ■定休日:日曜、月曜 ■駐車場:有り 2025/6/7現在 ![]() ![]() 2017/1/14撮 こじんまりした店内に、テーブル1台、カウンター(4席)を配置。店内禁煙。 ![]() 2024/10/3撮 2024年6月の再開に合わせて凹型のカウンターに改装した。 ![]() ![]() 2021/4/8撮 基本ラーメンの他、あぶりチャーシュー、ピリ辛味噌などあり。 2024年8月でラーメンメニューは終了。 ![]() 2024/10/3撮 2024年9月から日替わりランチメニューに変更。日替わりランチは最安値500円~で提供している。 ![]() 2025/6/7撮 2025年4月から基本ラーメンと五目ラーメンが登場した。 ●注文:正油ラーメン(当時650円) ![]() 2015/6/16撮 昔風のこくのある正油ラーメンを喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:縮れ中太麺(さがみ屋製麺) 具:チャーシュー小1枚、海苔、ゆで卵、ほうれん草、メンマ、ナルト、麩、刻みねぎ スープ:豚骨・鶏ガラ・野菜・魚介類を2日間かけて煮込む。ややあっさり醤油味。 寸評:白濁していないので弱火で抽出しているようだ。昔懐かしい、アッサリした中にもこくが広がる一杯。強いコシのある麺は札幌のさがみ屋製麺から取り寄せている。 (平成27年6月16日探訪) ●注文:ピリ辛味噌ラーメン(当時750円) ![]() 2015/6/20撮 糸唐辛子の載ったピリ辛味噌ラーメンを喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:縮れ中太麺(さがみ屋製麺) 具:チャーシュー小1枚、糸唐辛子、ゆで卵、麩、ナルト、メンマ、モヤシ、玉ねぎ、刻みねぎ スープ:元スープにピリ辛の味噌味。 寸評:濃厚でほのかな甘みとピリ辛の味噌風味だが、後味はさっぱりしている。ベースになる元スープがしっかりと抽出されているので、味噌風味にうまく馴染んでいる。 (平成27年6月20日再訪) ●注文:塩ラーメン(当時650円) ![]() 2017/1/14撮 いも団子入りの塩ラーメンを喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:縮れ中太麺(さがみ屋製麺) 具:チャーシュー小1枚、いも団子、ゆで卵、メンマ、ナルト、刻みねぎ スープ:豚骨・鶏ガラ・野菜・魚介類を2日間かけて煮込む。ややあっさり塩味。 寸評:縄のれんに変わっていたので、どうしたのかと心配になり入店。前の暖簾は強風で飛ばされ、縄のれんに替えたそうだ。 塩ラーメンのスープは鶏油の影響で黄色がかっている。鶏ガラ以外にも豚骨を使用しているせいで、あっさりしているのにこくと深みがある。塩スープは麺に負けるかと思いきや、意外にもマッチしていた。いも団子も旨い。 (平成29年1月14日再訪) ●注文:あぶりチャーシュー味噌ラーメン(当時900円) ![]() 2017/9/3撮 バーナーで炙ったあぶりチャーシュー味噌ラーメンを喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:縮れ中太麺(さがみ屋製麺) 具:炙りチャーシューミニ5枚、煮たまご、ナルト、メンマ、モヤシ、挽肉、刻みねぎ スープ:鶏・豚骨・サンマ・カツオ・野菜、潰したどんぐり・ピーナッツ。まろやかな味噌味。 寸評:6月に店の前を通った時に、黄色い暖簾に替わっていたのを思い出し、遅ればせながら再訪。スープによって太い麺と細い麺を使い分ける店はあるが、異なる製麺会社を使い分けるのは珍しい。小林製麺は冷しつけめんに使用らしい。 オーソドックスなまろやかな味噌風味で奥行きのあるスープにさがみ屋製麺の麺を使用。バーナーで炙った炙りチャーシューは香ばしい。スープを飲み進むうちに、潰したナッツの歯応えがあるので訊ねると、どんぐりとピーナッツなどが入っているとのことで、妙に感心した。 (平成29年9月3日再訪) ●注文:野菜ラーメン・味噌(当時800円) ![]() 2021/4/8撮 野菜たっぷりの野菜ラーメン・味噌を喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:縮れ中太麺(さがみ屋製麺) 具:チャーシューミニ1枚、煮たまご、ナルト、メンマ、モヤシ、白菜、キャベツ、挽肉、刻みねぎ スープ:鶏・豚骨・サンマ・カツオ・野菜、潰したどんぐり・ピーナッツ。まろやかな味噌味。 寸評:13時頃出没。厨房とカウンターの間仕切りにビニールシートを設置。野菜味噌ラーメンを注文。 10分ほどで着丼。スープはまろやかであっさりしている。麺の食感もいい。野菜多めでボリューム感あるが、普通に完食。 (令和3年4月8日再訪) ●注文:メンチカツ定食(当時500円) ![]() 2024/10/3撮 12時10分頃出没。先客2名、滞在中に1名来店。3年半振りに訪ねると店内の様子も変わっている。冬季間休業して、6月に営業再開したが、それに合わせて凹型のカウンターに変更してテーブルを撤去している。9月からラーメンの提供をやめて、日替わり専門店に衣替えした。ラーメンが無くなったのは残念だが、せっかくなのでメンチカツ定食を注文。8分ほどで料理が運ばれてきた。 メンチカツ、煮物、ご飯、味噌汁、漬物が付く。 ![]() メンチカツの皿に、メンチカツ、白身魚のフライ、卵焼き、スパゲティ、キャベツの千切り。更別農協の「味工房元気村」時代も食堂メニューがあったので、本領発揮といったところか。ボリュームもあって500円で食せるのは有難い。 (令和6年10月3日再訪) ●注文:醤油ラーメン(800円) ![]() あっさりした醤油ラーメンを喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:縮れ中太麺(さがみ屋製麺) 具:チャーシューミニ1枚、ゆで卵、わらび、ナルト、刻みねぎ スープ:豚骨・鶏ガラ・野菜・魚介類。あっさり醤油味。 寸評:釣りに行く途中、店の前にラーメンの幟が立っていた。13時10分頃出没。先客1組5~6名+1名、後客なし。去年でラーメンを止めたはずが、気が変わって日替わり定食(1日10食限定)を続けながら基本ラーメンと五目ラーメンを提供するようだ。当日は日替わり定食は休みで、ご飯もの売り切れでラーメンのみだという。取り合えず、醤油ラーメンを注文。7分ほどで着丼。 スープは動物系の出汁感が薄めであっさりしている。10年前に食した醬油ラーメンはコクもあって感動したものだが。麺はさがみや製麺のプリプリ麺であっさりスープに対して麺の主張が強いかも。わらびは苦味があって残念。 ![]() 食べ始めて12分ほどで最後の一杯まで完食。 (令和7年6月7日再訪) |
2025.06.09 |
帯広市/ 麺屋 こたろう
![]() ![]() ![]() ![]() 2024/10/17撮 令和6(2024)年10月11日、「麺屋 こたろう」が明星通りの「中華・ラーメン 上海」跡に移転オープンした。長年、「上海」で従業員として働いていた店主は、令和5(2023)年8月に独立して弥生通りで「麺屋こたろう」を開業したが、令和6年(2024)7月31日に閉店した古巣の「上海」跡で腕を振るうことになった。 令和7(2025)年6月4日から当分の間、夜間営業が休止になっている。 ![]() 2025/1/8撮 2024年10月30日から開店前(夜も)に来店した客に整理券を配布することになった。風除室に置いている整理券を一組1枚取って、開店2分前に店前に並ぶ。スタッフが外に出て順番に番号を呼んで席に案内する。満卓になると順番待ち表に名前を書いて、お知らせベルを持って車中で待機する。 ・参考記事 【移転閉店】 帯広市/ 麺屋 こたろう 【閉店】 帯広市/中華・ラーメン 上海本店 ■場所:帯広市西1条南24丁目4−1 ■営業時間:11時~17時(OS16時30分) ■定休日:月曜・火曜(2025年から祝日の場合も休み) ■駐車場:有り(14台) ■公式インスタグラム 2025/6/5現在 ![]() ![]() 左2024/10/17撮 右2025/6/5撮 改装した店内に、カウンター・テーブルを配置。店内禁煙。 ![]() ![]() 2024/10/17撮 ラーメンの他に、上海時代のメニューもある。 ![]() ![]() 2025/6/5撮 更新したメニュー表。人手不足で飯物は大幅に削減している。 ●注文:極味噌ラーメン(当時930円) ![]() 2024/10/17撮 濃厚こってりな極味噌ラーメンを喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:縮れ中太麺(西山製麺) 具:チャーシュー肉厚小1枚、ひき肉、メンマ、モヤシ、玉ねぎ、刻みねぎ、白ごま スープ:鶏ガラ、豚骨、野菜など、濃厚な味噌味。白・赤・八丁味噌をブレンド。おろし生姜が載っている。 寸評:10時50分頃出没。駐車場には5台ほどの車が駐車していたが店前には行列はできていない。弥生通りの旧店時代は開店10分以上前から行列ができていたが、なぜか客は車の中で待機している。開店5分前にようやく並び始めた。一番乗りで駐車したと思われる高齢者家族が先頭で入り口前に立ったが、高齢者家族が並ぶまで他の客は並ぶのを躊躇していたのだろう。自分の前には7、8人の客が並び、後ろの客もずらりと続いている。11時ジャストに暖簾が掛かって店内に入る。スタッフからカウンターに案内される。すぐに満席(テーブル席は満卓)となり、後の客は順番待ち表に車のナンバーを記入し車で待機しているとスタッフが呼びに来る。客席の配置は以前と変わっていないが内装は変わっている。スタッフが順番に注文を取りに来る。取り合えず、極味噌ラーメンを注文。15分ほどで着丼。 まずはスープから啜る。豊潤な旨味のある濃厚なスープでコッテリ感もある。去年8月に食した時と比べると、ラードの層が厚くて余計にコッテリ感が増しているようだ。麺は程よい硬さでプリプリ感がある。炙りチャーシューは柔らかく、豚ひき肉も表面に浮いているので食べやすい。半分食べたところで、おろしたての生姜をスープに溶かすと多少味変になる。去年食した時は、「濃厚なスープだが、まろやかでくどさは感じない。」と書いたが、今回は油脂量が多くて濃度も高いせいか、胃が重く感じて途中から食べるスピードが遅くなった。前回は暑い時期にも関わらず約10分で完食したが、今回は約14分もかかっている。濃厚なスープを薄める割スープのサービスもあるので苦戦するときは利用したい。 ![]() 食べ始めて14分ほどで最後の一杯まで完食。 (令和6年10月17日探訪) ●注文:辛味噌ラーメン(当時980円) ![]() 2025/1/8撮 激辛な辛味噌ラーメンを喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:縮れ中太麺(西山製麺) 具:チャーシュー肉厚中1枚、メンマ、モヤシ、玉ねぎ、刻みねぎ、白ごま スープ:鶏ガラ、豚骨、野菜など、濃厚な辛味噌味。白・赤・八丁味噌をブレンド。辛玉が載っている。 寸評:10時50分頃出没。スタッフ以外の車が6台ほど停まっている。風除室に置いている整理券7番を受け取って車の中で待機する。開店2分前に並び始めて自分の前に13人の客が並んでいる(必ずしも整理券順番ではない)。背後にも客が続く。スタッフが外に出て順番に番号を呼んで席に案内する。並んだ客が座るとすぐ満席(テーブル席は満卓)になった。カウンターに座ってメニュー裏を確認すると、ご飯ものはカレー、ライスを除いて休止とある。ご飯もの担当の多胡さん(元上海マスター)の足腰が良くないようだ。辛味噌ラーメンを注文。注文してから22分ほどで着丼。 スープの真ん中に辛玉が載せてある。辛玉が辛そうなので溶かさずにスープを啜る。ベースは極味噌ラーメンのようだがそれなりに辛い。辛い中にもこくと旨味が味わえる。麺を啜るとスープが絡んでくる。炙った豚バラチャーシューが柔くて香ばしい。麺を半分食べ終えた時点で辛玉を溶かすと激辛に変わる。スープも減っているので余計に激辛になる。 辛玉が入らなければ10分ほどで完食できると思うが、辛さに耐えた苦行僧になった気分で何とか飲み干す。 ![]() 食べ始めて14分ほどで最後の一杯まで完食。 (令和7年1月8日再訪) ●注文:醤油ラーメン(当時850円) ![]() 2025/1/29撮 こってりした醤油ラーメンを喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:縮れ中太麺(西山製麺) 具:チャーシュー肉厚中1枚、メンマ、モヤシ、玉ねぎ、刻みねぎ、白ごま スープ:鶏ガラ、豚骨、野菜など、こってりした醤油味 寸評:11時~13時30分頃は満車状態が続くので14時5分頃出没。4台分の空きがあり、すぐに駐車できた。店内に入ると、カウンターに5人、テーブルに10人座っていた。カウンター1席、テーブル2卓が空いていたのでカウンター席に案内される。ご飯もの担当の多胡さん不在。滞在中に1組2名+1名来店。醤油ラーメンを注文。注文して15分ほどで着丼。開店前に並ぶよりも時短で喰うことができた。 うっすらと白濁したスープにラードの油が広がっている。まずはスープから啜る。オイリーなスープにニンニクの風味が漂う。油脂の量が多くてこってり感が増している。麺を啜ると油脂も絡んでくる。炙った豚バラチャーシューが柔くて香ばしい。このスープには個人的には極味噌ラーメンの方がしっくりくる。 ![]() 食べ始めて12分ほどで最後の一杯まで完食。 (令和7年1月29日再訪) ●注文:極味噌ラーメン(950円) ![]() 2025/6/5撮 濃厚こってりな極味噌ラーメンを喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:縮れ中太麺(西山製麺) 具:チャーシュー小1枚、ひき肉、メンマ、モヤシ、玉ねぎ、刻みねぎ、白ごま スープ:鶏ガラ、豚骨、野菜など、濃厚な味噌味。白・赤・八丁味噌をブレンド。おろし生姜が載っている。 寸評:15時40分頃出没。先客1名、滞在中に2組5名+1名来店。カウンターに座る。営業時間変更が知られていないのか、入店したのが中途半端な時間帯なのか意外にも空いていた。ちなみに6月4日から当分の間、11時~17時までの営業で夜の営業は休止となっている。醤油、塩は食指が動かず、結局極味噌ラーメンを注文。6分ほどで着丼。 まずはスープから啜る。ラードを含んだスープはオイリーな口当たり。スープは濃厚でラードが多いせいかくどさが残る。プリプリの麺だが、湯切りが弱いのか啜り始めは若干水気がある。ラード層が厚いので麺を手繰って攪拌するうちに水気は気にならなくなった。肉厚チャーシューは薄くなった分、焦がしているので硬めの食感になっている。 ![]() 食べ始めて15分ほどで最後の一杯まで完食。去年10月17日は完食するのに14分かかったが、今回はそれよりも1分オーバーしている。 (令和7年6月5日再訪) |
2025.06.09 |
帯広市/レストラン バイプレーン (ふく井ホテル)
![]() ![]() ![]() 2025/2/19撮 「レストラン バイプレーン」は、帯広駅前の「ふく井ホテル」2階にある。「ふく井ホテル」は創業昭和2(1927)年の老舗で、温泉掘削と並行して増改築した昭和61(1986)年5月に「レストラン バイプレーン」が誕生している。バイプレーン(BIPLANE)とは複葉機のこと。令和4(2022)年3月1日、「ふく井ホテル」は地方創生ベンチャー・そらの子会社になる。 ・参考記事 【帯広市】 ふく井温泉 「帯広天然温泉 ふく井ホテル」一宿 ■場所:帯広市西一条南11-19 ふく井ホテル 2F ■営業時間:朝食6時30分~10時、昼食 11時30分~14時、夕食17時~21時30分(L.O.21時) ■駐車場:1日700円 ■公式HP 2025/6/4現在 ![]() 2022/5/4撮 エレベーターもあるが、階段で2階に上がる。 ![]() 2017/12/26撮 落ち着いた重厚な店内に、カウンター・テーブルを配置。店内禁煙。 ![]() 2023/11/25撮 カウンター付近に模型の複葉機を飾っている。 ![]() 2024/3/7撮 2024年3月に更新したランチメニュー表。値上げしている。 ![]() 2025/1/24撮 ランチを頼むとコーヒーセルフサービス。カフェラテは有料。 ●注文:ソーセージ野菜炒め定食(当時750円) ![]() 2023/1/7撮 13時15分頃出没。先客10名ほど。コロナ対策でテーブル間に間仕切りスクリーンを設置していたが、いつのまにか外されていた。ソーセージ野菜炒め定食を注文。出来上がりに10分ほど時間が掛かる。2021/5/25撮のソーセージ野菜炒め定食(750円)と差し替え。 ソーセージ野菜炒め、ご飯、味噌汁、漬物。 (令和5年1月7日再訪) ●注文:豚の生姜焼き定食(当時980円) ![]() 2023/2/20撮 13時35分ごろ出没。先客は4組8名+1名。豚の生姜焼き定食を注文。5分ほどで料理が運ばれてきた。 豚の生姜焼き、ご飯、味噌汁、漬物。ドレッシングが付いてくる。 ![]() 豚の生姜焼き、付け合わせにキャベツとポテトサラダ。池田町産の黒豚を使用。甘みとこくがある。 (令和5年2月20日再訪) ●注文:鉄板焼きナポリタン(当時980円) ![]() 2023/11/25撮 13時15分頃出没。先客1組2名、滞在中に1組2名+1名来店。鉄板焼きナポリタンを注文。11月も引き続き、ランチを頼んだ客はコーヒー無料。スタッフがナイフ、フォーク、スプーン、紙エプロンをセッティング。7分ほどで料理が運ばれてきた。スタッフが手にしたチーズグレーターでチーズを振りかける。 太いソーセージが2本のった鉄板焼きのナポリタン。スパゲティには、玉ねぎ、ハム、マッシュルーム、パプリカを炒め合わせている。しっとりとした食感でケチャップ感は控えめでくどくはない。ソーセージは麺の上だとナイフで切れないので齧りついて食べる。最後まで熱々で腹持ちもいい。 (令和5年11月25日再訪) ●注文:日替わり魚定食(900円) ![]() 2024/3/14撮 13時20分頃出没。カウンターに座る。先客3組10名+2名、滞在中に1組2名来店。3月からランチメニューが値上げした。半年前から魚も小さくなって頑張っていたが、ついに値上げした。日替わり魚定食を注文。5分ほどで料理が運ばれてきた。2023/6/27撮の日替わり和定食(750円)と差し替え。 焼魚(鮭)、豆腐の鶏そぼろあんかけ、茄子の味噌掛け、ほうれん草おひたし、佃煮、ご飯、味噌汁、漬物。 (令和6年2月18日再訪) ●注文:日替わり魚定食(900円) ![]() 2024/5/1撮 13時20分頃出没。カウンターに座る。先客4組名、後客なし。日替わり魚定食を注文。5分ほどで料理が運ばれてきた。2023/7/14撮の日替わり和定食(750円)と差し替え。 焼魚(銀だら)、豚角煮、茄子の味噌掛け、かぼちゃサラダ、佃煮、ご飯、味噌汁、漬物。 (令和6年5月1日再訪) ●注文:日替わり魚定食(900円) ![]() 2024/8/2撮 13時20分頃出没。カウンターに座る。先客3組6名+4名、滞在中に1名来店。日替わり魚定食を注文。5分ほどで料理が運ばれてきた。2023/8/8撮の日替わり和定食(750円)と差し替え。 焼魚(鮭)、鶏モモ肉の煮込み、切り干し大根の煮物、さつまいもサラダ、佃煮、ご飯、味噌汁、漬物。 (令和6年8月2日再訪) ●注文:日替わり魚定食(900円) ![]() 2024/12/9撮 13時5分頃出没。カウンターに座る。先客3組6名+4名、滞在中に1組2名来店。日替わり魚定食を注文。5分ほどで料理が運ばれてきた。2023/10/2撮の日替わり和定食(750円)と差し替え。 焼魚(鯖)、巾着玉子、切り干し大根の煮物、もずく酢、卵の炒め物、ご飯、味噌汁、漬物。 (令和6年12月9日再訪) ●注文:熱々極麻婆定食(1,100円) ![]() 十勝サウナ協議会が主催の第一回「S-1グランプリ(サウナ飯グランプリ)」にて、ふく井ホテルレストラン「バイプレーン」の「極(きわみ)・麻婆豆腐定食」がグランプリに輝き、定番メニューとして登場した。 ![]() 2025/1/24撮 13時10分頃出没。カウンターに座る。先客1組3名、滞在中に2組5名+2名来店。極麻婆定食を注文。20分ほどで料理が運ばれてきた。麻婆豆腐、ザーサイ、スープ、ご飯、粉山椒が付く。 ![]() 陶板皿に盛られた熱々の麻婆豆腐に、豚挽肉、豆腐、刻みねぎが入っている。辛さ控えめで無理なく食べられる。粉山椒を振りかけてもよい。挽肉は味付けが濃いのでご飯と一緒に食すと丁度いいかも。 (令和7年1月24日再訪) ●注文:空飛ぶメンチカツ定食(950円) ![]() ![]() 2025/2/19撮 13時30分頃出没。先客は4組9名+3名、後客なし。カウンターに座る。空飛ぶメンチカツ定食(2個入り)を注文。10分ほどで膳が運ばれてきた。2024/7/3の空飛ぶメンチカツ(950円)と差し替え。 メンチカツ2個、ご飯、味噌汁、漬け物、おろしソース。ドレッシングが付いてくる。 ![]() ボリュームのあるメンチカツが2個と大盛りのキャベツ。おろしソースで食すとさっぱりとした味わいで旨し。 (令和7年2月19日再訪) ●注文:日替わり魚定食(900円) ![]() 2025/4/9撮 11時30分頃出没。カウンターに座る。先客なし、滞在中に1組2名+1名来店。日替わり魚定食を注文。3分ほどで料理が運ばれてきた。2023/12/24撮の日替わり和定食(750円)と差し替え。 いわし明太、すき焼き風煮物、ほうれん草とたまご炒め、煮物、ご飯、味噌汁、漬物。いわし明太はいわしの腹に明太子を詰めて焼いたもの。 (令和7年4月9日再訪) ●注文:日替わり魚定食(900円) ![]() 2025/6/4撮 13時10分頃出没。カウンターに座る。先客2組5名+3名、滞在中に1組2名+1名来店。日替わり魚定食を注文。5分ほどで料理が運ばれてきた。2024/2/18撮の日替わり和定食(当時750円)と差し替え。 いわし明太、がんもどきとちくわの煮物、さつまいもサラダ、ごぼうと挽肉の煮物、さつまいも、ご飯、味噌汁、漬物。前回に続いていわし明太が登場した。 (令和7年6月4日再訪) |
2025.06.06 |
広尾町/ 食事処 海幸
![]() ![]() ![]() 2016/4/6撮 広尾線の廃線に伴い昭和62年(1987)に廃駅となった広尾駅。駅近くには、鉄道記念公園がある。 ![]() 2018/12/22撮 平成30年7月に鉄道記念館を解体し、そのあとにバス待合室が完成した。バス待合室横から「食事処海幸」は見えるようになった。 ![]() 2025/6/1撮 バス待合室裏手に「食事処 海幸」がある。昭和57年(1987)開業とあるので、広尾駅廃止前から営業していたようだ。昼時、地元客で混み合う。現在は夜の営業はやめている。 ■場所:広尾町丸山通北3丁目32-8 ■営業時間:11時30分~13時 ■定休日:月曜 ■駐車場:有り 2025/6/1現在 ![]() ![]() 左2017/6/20撮、右2025/6/1撮 飲食店風の店内に入ると、カウンター3席、座敷3部屋がある。中間の座敷は座卓からテーブル席に変わっていた。客席に灰皿なし。大相撲第61代横綱北勝海(現八角親方)の手形、番付表が飾ってある。店主も同じ保志さんなので親戚なのかも。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2025/6/1撮 定食・弁当・丼物・セットメニューなど。季節メニューもある。 ●注文:海幸弁当(梅)(当時750円) ![]() 2016/4/6撮 松花堂弁当の仕切りに、ご飯、煮物・塩サケ、天ぷら、コロッケ、漬物、くらげ珍味が入っている。味噌汁が付く。 ![]() ![]() ![]() 煮物仕切りには、煮物・塩鮭・玉子焼きが詰まっている。天ぷら仕切りには、ししゃも・鶏肉など。コロッケも旨いが出汁の効いた味噌汁が絶品なり。次回、つぶラーメンにチャレンジしたい。 (平成28年4月6日探訪) ●注文:つぶラーメン天丼セット(当時860円) ![]() 2017/6/20撮 期間限定(6月頃)のつぶラーメン天丼セット。つぶラーメン、ミニ天丼、漬物。 ![]() ミニ天丼に、塩サケ切り身、海老、ピーマン、ナスが入っていた。つぶラーメン単体で750円なので、セットにした方がお得感はある。 ![]() つぶ貝の入った澄み切ったスープのつぶラーメンを喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:超縮れ中太麺(山畑製麺所) 具:つぶ貝、キクラゲ、メンマ、刻みねぎ スープ:あっさりした和風の塩味 寸評:去年、つぶ貝ラーメンを食べ損ねたので雪辱を果たすべく再訪。つぶ貝は5、6個入っている。濁りのない澄み切った雑味のないスープは、動物系の出汁は感じられず、昆布の出汁が微妙に感じられる。メニュー数も多いので、特にラーメンに力を入れているわけでもないようだ。 (平成29年6月20日再訪) ●注文:あさりラーメンセット(1,100円) ![]() 2025/6/1撮 12時40分頃出没。昨年、13時過ぎに2回ほど店を訪問したが、いずれも閉まっていた。今回は13時前に店に着いたので運よく営業していた。話を聞くと数年前から13時に閉店して夜の営業もやめたという。ドアの開いた真ん中のフローリング座敷に入る。8年前は座卓だったが、テーブル席に変わっている。期間限定のあさりラーメンセット・ミニ天丼を注文。18分ほどで料理が運ばれてきた。 ![]() ミニ天丼に、舞茸、海老、ピーマン、ナス、イカが入っている。 ![]() あっさりしたあさりラーメンを喰う。 ![]() ![]() ![]() 麺:超縮れ中太麺(山畑製麺所) 具:あさり、刻み昆布、メンマ、刻みねぎ スープ:あっさりした和風の塩味 寸評:スープの表面から湯気が立ち上がっている。油の広がりはおろか、1滴の油滴も見られない。澄み切った雑味のないスープは動物系の出汁は感じられず、ほのかな昆布とアサリの出汁が感じられる。山畑製麺の白っぽい麺はプリもちの食感。あさりはもちちした食感で旨味がある。 ![]() ミニ天丼と一緒に食べ始めて15分ほどで最後の一杯まで完食。 (令和7年6月1日再訪) |