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ばんえい競馬士 第001号 コヤノゴー 〈別館〉 - 記事一覧
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2026.02.15
[2/15 第51回黒ユリ賞(BG2)] 2月に早咲き 帯広の市花
<p>明け3歳牝馬限定の重賞。この世代の牝馬は非常に活気があるが、8月に行われた白菊賞、9月のいちい賞の限定特別二戦と、9頭が出走していた前開催A-1平場の結果と内容がまずは参考に。ただし、一気に荷物が増え、馬場もそう軽くないだけに、昨年同様に終い少し縺れる可能性もはらむ。力差小さく難解。<br><span style="font-size:0.83em;">(定量:640キロ)</span><br><br>能検時から動きの良さが目立っていた<b style="font-weight:bold;">ジェイノホマレ</b>は、5戦目の白菊賞を差し切り勝ち。その後は障害が乱れていた時期もあったが、近走は安定感を増し、後半の切れ味に繋げられている。馬場はもう少し軽いほうが良く、減量☆がなくなっての重賞で、前二走詰まった終いのひと押しもカギとなるが、限定戦でチャンス。<br><br>良血<b style="font-weight:bold;">フェスタクィーン</b>は、いちい賞を勝利後にひと息入れた産駒特別でも2着と、やはり好素質。その後がやや物足りないが、障害重点に構えたレースも少なくなく、牝馬同士で改めて。タメが利けば終い伸びても、詰めて行くと甘くなるだけに脚の使いどころは難しいが、流れが落ち着くのは歓迎できる材料で上位圏内。<br><br>賞金順最上位の<b style="font-weight:bold;">ヤマノブラウン</b>は世代屈指の障害巧者で、ヤングCSでもトップ付けからトップ抜け。下りてからジリっぽく切れ味勝負になると分が悪いが、止まらずしぶとく歩き、前走はジェイノに一旦は前に出られながらも差し返しての勝利。増量歓迎、初コンビの島津とは金曜の本走路で呼吸を合わせた。上位争いに。<br><br>デビューが9月と遅かった<b style="font-weight:bold;">コトブキラベンダー</b>は、いきなりの3連勝で臨んだ産駒特別では終い失速したが、右肩上がりのままメンバー中最多の5勝を挙げており素質注目。下りての切れ味には欠けるが、障害はすこぶる安定しているし、馬格あって増量も対応可能。近年の牝馬重賞で良績が目立つ平田、昨年に続き要注意。<br><br><b style="font-weight:bold;">アアモンドクリン</b>はここまで[2-8-1-6]と勝ち味に遅いが、障害は安定しているし、速い脚には欠けるものの終いもよく歩く。今後の成長がまだまだ見込める馬だが、新馬戦の793キロから順調に馬体も増えており、レースぶりからは増量も決して悪くない。歩き比べで味があり、少し終いのかかる展開になれば争覇圏内へ。<br><br><b style="font-weight:bold;">クリスタルアッシュ</b>はヤングCSでも前々から障害を一腰で番手抜け、末に詰まったとはいえ脚も使い内容十分。馬体に実が入ればさらに良くなるだろうが、全兄Cコルド同様に障害巧者で増量に対する不安は小さく、素質では決して引けを取らない。現時点では末の踏ん張りがカギとはなるが、我慢が利けばそう差はなく。<br><br>同厩<b style="font-weight:bold;">ディオネダイヤ</b>はまだ若さが目立ち、集中力に欠ける場面も時折り見られるが、障害巧者で末もしっかりしており好素材。本格化は先だが増量でも対応可能、前走6着はここへ向けて内容重視に構えたもので着順は気にならず、仕上がり上々。重賞でどこまで動けるか注目だが、西謙が選んだのはこちら。一発注。<br><br><b style="font-weight:bold;">アオノメビウス</b>は能検時から素軽い動きを見せており、ここまで4勝を挙げるなど素質互角。前走の障害で止まった後の増量となるが、決して障害が不得手なわけではないし、流れが落ち着くのも悪くなく、息を入れて行ければ対応も可能か。まだ線が細くて本格派は先、対戦比較でもやや劣るが、先々へ向けて内容注目。<br><br><b style="font-weight:bold;">カワノラクシュミー</b>はいちい賞で登坂力を活かしての2着。その後は障害で崩れる場面も目立ったが、渡来に手替わりした三走前からリズムが戻り、再浮上の兆し。右前肢蹄病で取り消した後で気配注目だが、金曜には本走路で最終調整。そう強気には出られないだろうが、他馬が障害で手間取る展開になった際には出番も。<br><br>ここも三頭出しと今季の若駒が動いている坂本で一番勝ちを決めた<b style="font-weight:bold;">カブトダイヤ</b>は、しばらく足踏みが続いていたものの、三走前に追い比べを制して2勝目。ただ、相手強化となった前二走の内容が平凡で、増量となる今回は前半そう詰めても行けまい。まずは障害重点に構えざるを得ず、入着あれば上々か。</p>
2026.02.11
急上昇レッドウンカイが初重賞! 〈第6回翔雲賞(BG2)〉
<p>2月8日(日)に行われた明け3歳牡馬限定の第6回翔雲賞(BG2)は、好位の一角から第二障害を一腰で越えた<b style="font-weight:bold;">レッドウンカイ</b>(牡3、松井)が鋭く抜け出し、重賞初制覇を遂げました。<br>金田利貴騎手、松井浩文調教師ともに当レースは初勝利で、金田騎手は重賞通算13勝目、松井調教師は重賞通算81勝目。<br>馬場水分2.2%で勝ち時計は1分44秒4。一旦詰まりながらもキングウンカイ(牡3、松井)が2着に続いて松井どんぶり、積極策からしぶとく歩き切ったヤマトテンショウ(牡3、谷)が3着。<br><br>単勝1.3倍の支持を集めたのはキングウンカイでしたが、松井は松井でも、ウンカイはウンカイでも、勝ったのはレッドウンカイでした。<br>三走前のヤングチャンピオンシップに挑んだ際には、障害を下りてから速い脚を使えるものの成長途上の段階では、と見ていたのですが、末まで伸び切り3着。さらに続く平場でナナカマド賞馬を破るなど、近走で示していた上昇ぶりのとおりに、ここで最高の結果を出してみせました。<br>ヤングCSでは道中でも障害下でもタメを利かせての後半勝負でしたが、今回は前々の正攻法。利貴騎手の自信、そしてデキの良さと成長が感じられるレース運びで、障害を一腰で越えるとスパッと抜け出し。ゴール直前で一旦詰まりましたが、他馬もその前に止まっていたように、終いの厳しい展開になってのものですし、末の甘い印象があった以前とは異なるものと映りました。<br>ここまで好内容が続けば、もう本物と見て良いですし、この目を瞠る成長力に、3月15日イレネー記念への期待も高まります。<br><br>キングウンカイは障害一腰から下りで速い脚を使い、前をとらえる勢いとも一旦は見えましたが、そこから脚色が鈍りました。<br>他馬より10キロ積んでも能力で上回ると見ていた方が多かったからこその1.3倍で、私もそう考えていましたが、ヤングCSから一気の60キロ増量、それに加えて馬場が存外に重くなったために、ここで越えなければならないハードルが他馬より少し高くなったぶんでしょうか。<br>僚馬がよく動いた面もありますが、内容的には評価下げの必要はなく、イレネーでも当然の主役候補でしょう。<br><br>ヤマトテンショウは積極策に出て障害トップ付けからトップ抜けをはたしたように、障害は本当に巧者。<br>ここに入ると切れで劣ると見ており、実際に下りてから他馬に前に出られましたが、周りが詰まる中を歩き切り、盛り返す格好の3着。荷を積む今後への可能性を示しました。<br><br>パワーウンカイ(4着)は後半勝負で展開が向いたのはたしかですが、ヤングCSでも5着まで押し上げたように、終いは長く脚を使えます。前半もう少し位置を取れるように成長すれば、面白い存在ともなり得るでしょう。<br>ホクセイイワキヤマ(5着)は障害をすんなり越えたものの切れ負け。残り20mと、ゴール寸前で二度詰まり、もう少し歩いてほしかった印象も正直ありますが、イレネー目標で完調手前だったのかもしれません。積んで時計も終いもかかるのは悪くないはずで、イレネーで改めての期待です。<br>インカン(6着)は今回もブリンカー着用。好位でついて行ったものの障害で止まり、一番上に入ると力差はありますが、まだまだ成長は見込め、これからです。<br>スターノチカラ(8着)は障害をまとめたものの、終い存外歩けずに詰まる場面もありました。持続力のある末脚が持ち味ですが、上だと展開待ちでしょうか。<br>オレノコクオウ(10着)は好位の一角から障害をなんとかまとめ、終いも脚を使い見せ場は十分でしたが、最後はアラアラ。荷物も馬場も軽いほうが良いのではないか、というのが現状の印象です。<br><br><br>昨季と同様に、ここまでの重賞三戦の勝ち馬が異なる中で迎える、3月15日のイレネー記念。<br>昨季はナナカマド賞馬キョウエイエースが巻き返しましたが、今季はどのような結末となるでしょうか。生産者の夢である大一番にご期待ください。</p>
2026.02.08
[2/8 第6回翔雲賞(BG2)] Wings of Tomorrow 明日への翼
<p>明け3歳牡馬限定の重賞。まだ歴史も浅く、ナナカマド賞→ヤングチャンピオンシップ→イレネー記念と連なる2歳シーズン三冠には含まれない位置付けとなっているが、3月15日に行われるイレネー記念、さらにその先へ向けても重要な一戦。ここまでの重賞二戦の上位組が中心となるが、増量に加えて、土曜は存外に時計のかかった馬場。紛れはあるか。<br><span style="font-size:0.83em;">(別定:640キロ。収得賞金330万円につき10キロ加増)</span><br><br><b style="font-weight:bold;">キングウンカイ</b>はヤングCSで障害を下りてから一気に突き抜ける圧勝。前走の平場も切れ味であっさり抜け出し、素質と能力の高さは一枚上。ここも前半はタメを利かせつつ運ぶだろうが、障害に不安ないし、他馬より10キロ積む形でヤングCSから60キロ増でも、さして問題とはなるまい。4連勝へ。<br><br>ナナカマド賞馬<b style="font-weight:bold;">ホクセイイワキヤマ</b>は、前走で初めて連を外したが、時計が速過ぎたし、賞金状況的にも端からここへのステップ。道中で息の入る流れのほうが合うし、障害巧者で増量歓迎、終いの我慢も利く。ヤングCSで10キロ与えていたキングと今度は同重量、時計を要せば逆転も可能で争覇圏。<br><br><b style="font-weight:bold;">オレノコクオウ</b>はナナカマド賞でホクセイとタイム差なしの2着。産駒特別は3着でヤングCSの出走権は得られなかったが、その後も2勝を挙げるなど、障害下りからの切れ味目立ち素質互角。末に緩む面が時折り見られ、また馬場ももう少し軽いほうが良かったが、脚の使いどころひとつで圏内。<br><br>ヤングCSで追い込んで3着の<b style="font-weight:bold;">レッドウンカイ</b>は、次走の平場でホクセイ以下を差し切るなど急上昇。前走は時計が速過ぎて間に合わなかったが、道中でタメを利かせたいだけに、流れが落ち着くのは好材料。ここも後半勝負に構えるだろうが、末まで伸び切れるようになってきたし、上位進出可能。<br><br>ナナカマド賞3着の<b style="font-weight:bold;">スターノチカラ</b>は速い脚に欠け、下りてからジリっぽく勝ち味に遅いが、そのぶん末まで長く歩けるし、以前より位置を取れるようになっており、障害も安定。切れ味勝負では分が悪いが増量歓迎、終いがかかる展開になれば追っての味を活かして際どく迫る。連穴。<br><br><b style="font-weight:bold;">パワーウンカイ</b>は産駒特別で障害下りから速い脚を見せて抜け出すなど素質十分だが、一番上に入るとそう詰めては行けない現状。障害はすんなり一腰で越えておりデキは良いが、増量となるだけに今回も後半勝負に構えるか。末脚には見どころがあるが、上位進出には展開の助けが必要。<br><br><b style="font-weight:bold;">サトノブレイカー</b>はヤングCSでも一腰と障害巧者で、640にも対応可能。三走前の産駒特別の勝ちっぷり良く好素質、下りからの切れ味もあるが、末まで脚が続かない場面も見られ、スタミナ面の課題は残る。登坂力を活かしたいが、大事に運んだ前走平場も終い歩けず、本格化は少し先か。<br><br><b style="font-weight:bold;">インカン</b>は産駒特別のころには出走枠にすら入れなかったが、そこから急上昇を示し、近走は好内容の連続。障害安定、下りから速い脚を使えて、終いよく歩く。前二走から、トップ級との力差はまだあり、今回は増量への対応も迫られる厳しい条件だが、上昇度注目。一発の可能性は秘めて。<br><br><b style="font-weight:bold;">ハートキング</b>の近走は障害が安定しており、切れ味も水準以上、末の我慢も利くが、ここは一気の相手強化に加えての増量。道中タメたほうが良く、流れが落ち着くのは悪くないが、周りに合わせるよりも、まずは自己のリズム重視か。勝ち負けまでは望めないが、うまく後半につなげたい。<br><br><b style="font-weight:bold;">ヤマトテンショウ</b>は前走の勝利で出走権を獲得。終いのかかる我慢比べを勝ち切った内容は評価できるが、あくまでA-4のもので、ここは格段に相手が強化される。障害の上がり方が非常に良く将来性は十分でも、現状では下りての脚で劣るが、640を一腰で上げて自信を得られる内容を。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260208/12/banei-koyanogo/cf/cb/j/o1291344015748973281.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="586" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260208/12/banei-koyanogo/cf/cb/j/o1291344015748973281.jpg" width="220"></a></p>
2026.02.07
今井千尋に導かれサクラヒメが連覇! 〈第36回ヒロインズカップ(BG1)〉
<p>2月1日(日)に行われた女王決定戦、第36回ヒロインズカップ(BG1)は、道中は中団で進めた<b style="font-weight:bold;">サクラヒメ</b>(牝8、今井)が第二障害を3番手で下ると、力強い脚取りで抜け出して完勝。当レース連覇を達成し、重賞通算8勝目を挙げました。<br>2022年12月デビューの今井千尋騎手は重賞初勝利、今井茂雅調教師は当レース2勝目で重賞通算19勝目。<br>馬場水分1.7%で勝ち時計は2分06秒1。好位から末まで歩いたダイヤカツヒメ(牝7、久田)が2着、障害トップ抜けから粘ったスカーレット(牝5、大橋)が3着。<br><br>見事に連覇をはたしたサクラヒメは、昨年の810キロに対して今年は800と、自身10キロ減ではありましたが、じつは今年のほうがきついのではないか、との思いも戦前には少々抱いていました。<br>昨年は周りも積んだために、軽馬場にもかかわらず極端にペースが落ち着き、自身も十分に息が入りましたが、今年は全体に荷物が軽くなり、昨年不在だった明け5歳馬もいて、少し流れると案外難しくなるぞ、と。<br>実際に前半約66秒と締まった流れになりましたが<span style="font-size:0.83em;">(昨年は約77秒)</span>、その中で千尋さんが本当にうまく御しましたねえ。<br><br>5着に終わった春の<a href="https://ameblo.jp/banei-koyanogo/entry-12905951248.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">カーネーションC</a>は、速い流れで引っ張る先行馬にまんまと釣り出され追いかけていったことが最大の敗因だと私は考えていますが、今回は、ハンデを活かしたいスカーレット、障害勝負に持ち込みたいニシキマリン、先に仕掛けるダイヤカツヒメと、前を行く各馬を見ながらも慌てずに細かく刻み、道中は中団の後ろ寄り。<br>リアルタイムで見ていて、後ろ過ぎではと思われた方もいるかもしれませんが、戦前の記事で『タメて差す形も可能で焦らず構えて』と書いたように、過度な負担をかけずに運んでいると映りました。<br>今井先生から「落ち着いて乗ってくれれば良いと思っていた」とのコメントもあり、当初から抑え気味に進めるプランだったかとは思いますが、注文競馬で末脚勝負に賭ける馬ではなく、一番人気で連覇に挑む馬の手綱を取る立場としては、怖さもあったことと想像します。それでも、よく我慢しました。<br> </p><p>障害下でもじっくり待って一腰で越えると、手綱で叩くこともなく、ほぼ “持ったまま” で、軽やかに、かつ力強く抜け出し。<br>サクラヒメは追って叩いて伸びる馬ではない、とは何度も書いていますが、この馬が最も伸びて最も歩くのは、“持ったまま” です。<br>渡来心路が手綱を取っていたころによく見られた、本馬の代名詞とも言える姿ですが、それが最良の扶助であり、何もしていないように見えて、何もしていないわけではない。言うなれば、何もしない、という扶助をしているものと受け取っています。<br><br>現在のばんえいは、第二障害以降よりも、第二障害に付けるまでのほうがはるかに重要だと考えます。ヤマを上がるか止まるか、終い歩けるか詰まるか、というのは、馬券も含めた見どころではあるのですが、極論すれば、その大半は第二障害までに決まっているとも言えます。<br>特にサクラヒメのように、追われて動くのではなく、前進気勢を活かすのが最適な馬にとっては、なおさらでしょう。天馬賞の後に、心路と今井先生が「障害に付いたところで勝ったと思った」と口を揃えていたことを思い出します。それほど前半が重要だということです。<br>下りてから追って叩かなくてはならないようでは、もう負け戦。4歳時の柏林賞、昨季および今季のドリームエイジCなどのように、末にオツリがなくなります。<br><br>もちろんサクラヒメは、それはそれは強い馬ですけど、今回に関しては、単に馬が強いから勝った、ではないと思います。このレースのハンデ頭は、そう簡単ではありません。<br>800キロの上に乗るのは初めての千尋さんが、下りてから “持ったまま” で進められるほどに、間合いを計りつつも我慢して、道中から障害までじつにうまく運んだからこそ、でしょう。<br>苦い経験を活かし、馬を信じてサクラヒメの力を引き出す見事な手綱捌きでした。<br><br>ダイヤカツヒメは下見気配良好。障害下でじっくりタメて一腰、サクラヒメより先に下ろして速い脚も使い、そこから競り合いになる展開を望んでいたのでしょうが、今回は勝ち馬に完璧に動かれました。相手を褒めるしかありませんが、最後にグイッと伸びて2着浮上、やはり力はありますし、本当に我慢が利く素晴らしい馬です。<br><br>スカーレットは果敢に行って障害トップ付けからトップ抜け。上位2頭に交わされたとはいえ、力を出し切ったと思いますし、今回はたしかにハンデはありましたが、来季の牝馬戦線への期待が膨らみます。<br>スマイルカナ(4着)はじっくり構えて障害をまとめると、終いも我慢してよく歩きました。これで引退との報も一部でありますが、どうなるでしょうか。<br>スーパーチヨコ(5着)は後方待機から障害一腰、末も詰まらずに歩き、勝ち負け意識のレース運びではありませんでしたが、うまく後半につなげました。<br>シンエイアロイ(6着)は今回も障害でストップ。そこから腰は入りましたが、少し荷物が重いでしょうか。来季も競馬場にいるかと思いますが、軽荷になって改めて、です。<br>ニシキマリン(8着)は位置を取れたものの障害で苦戦。近走のリズムが良くない中でも持ち味を活かすべく攻めた結果で致し方ありません。<br>カフカ(10着)は800でも抑えが利かず、道中で一度もしっかり刻めないまま障害へ直行。行きたがるのは必ずしも悪いことではないと以前に書きましたが、さすがに……。少し改善が見られた時期もあるのですが、引き続きの課題です。<br><br><br>ゴール手前から拍手が起こりましたが、千尋さんの重賞勝利を待ち望んでいたファンが数多くいたのでしょう。<br>私はこれまでヒロインズカップを何度も競馬場で見ていますが、レース後に表彰スペースに集まった人の数は、最も多かったものと思います。<br>女性騎手で、ルックスも可愛いから応援している、という方も中にはいるでしょう。それが悪いとは言わないけど、たしかに可愛いけど、それだけではないのです。</p><p><br>騎手になるずっと前から、今井千尋はばんえいにいたから。ずっと見てきたから。<br>小学生が馬の行き先を案じる映像を見たことがある。グリーンチャンネルで放送されたドキュメンタリーも見た。パドックで馬を引く姿など何度見たことか。コースの奥で「ブーちゃーん!」<span style="font-size:0.7em;">(ブチオ)</span>と叫んでいた。本場の常連客と「今井んトコの、いつ騎手になるんだい」と会話をした。<br>2022年11月、サクラヒメがクインカップを勝った時には、黄色のヘルメットとジャンパーの厩務員姿で口取りに加わっていたんだぜ。それが騎手としてヒロインズで勝つとはなあ。</p><p><br>今井千尋騎手は、今井茂雅調教師のご息女であるのだけど、もう、ばんえい全体の “娘” なんよな。</p><p>自慢の娘の晴れ姿を現地で見られたことを嬉しく思います。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260207/20/banei-koyanogo/58/14/j/o2256219315748778731.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="331" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260207/20/banei-koyanogo/58/14/j/o2256219315748778731.jpg" width="340"></a></p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260207/20/banei-koyanogo/73/c2/j/o2256167115748778788.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="311" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260207/20/banei-koyanogo/73/c2/j/o2256167115748778788.jpg" width="420"></a></p>
2026.02.01
[2/1 第36回ヒロインズカップ(BG1)] 真冬に咲く美しき花
<p>一時期の厳しい寒さはいくらか和らいだが、真冬の帯広を彩る女王決定戦。G1昇格後の過去7年で、ハンデ頭およびオープン格付馬の勝利は一度だけと、牝馬限定戦らしく格より調子、そしてハンデが重要なカギとなる。極端に重くないとはいえ先週までより少し時計を要す馬場、牝馬にとっては普段と大きく異なる過酷な荷物を積む中で、昨年のように前半スローになるのか、一昨年のように終い縺れるのか、展開は読みにくい。美しき激戦の結末は。<br><span style="font-size:0.83em;">(別定:オープン=790キロ。A1=780、A2=770、B1=760。オープン馬は本年度収得賞金330万円につき10キロ加増。5歳10キロ減)</span><br><br>昨季の春冬統一女王<b style="font-weight:bold;">サクラヒメ</b>は、ハンデ頭でも昨年より10キロ減だが、昨年は軽馬場のわりにペースが上がらず終いに余力が残る展開。周りも軽くなっているし、今年はアローワンスのある明け5歳勢もいて、下に40キロ差はやはり楽ではない。前半流れると出方が難しくなるが、前哨戦レディースCで四連覇を遂げるなど地力上位明白、タメて差す形も可能で、焦らず構えて連覇へ。<br><br><b style="font-weight:bold;">ダイヤカツヒメ</b>は一昨季の統一女王。当時はサクラにハンデをもらっていたが、今季5月のカーネーションCでも厳しい流れの中で2着と、やはり地力は牝馬トップ級。今季未勝利とはいえ、馬体に幅を増し、いまが真の充実期、近走の内容も良く好仕上げ。少し荷物は重いが、苦しいところで我慢が利くのが長所、サクラと同重量で約4秒差のレディースCから10キロもらいなら互角。<br><br>同厩<b style="font-weight:bold;">シンエイアロイ</b>の近走は障害で手間取る場面が目立ち一歩だが、今季A1の2勝はいずれも好内容で、牝馬同士なら力は引けを取らない。昨年シンガリ負けは熱発明けで参考外、本来は790でも対応は可能。若いころよりも末脚が格段に強化され、行っても差しても競馬ができるが、久々の手綱となる鈴木恵がどう運ぶか。障害をまとめた際にはそう差はなく、軽視できない。<br><br>明け5歳<b style="font-weight:bold;">カフカ</b>の今季は、展開が味方したにせよ5月のカーネーションCを差し切り勝ち、その後も世代重賞2勝を挙げ、昨季からの成長そのままに充実のシーズン。依然として行きたがる折り合い面からも、終い歩けてもジリっぽい脚質からも、積むのは悪くなく、力も十分に足りる。ただ今回は、アローワンスを与えられる身にしてサクラと同じ800と、いかにも重量関係が厳しく。<br><br>同じく5歳<b style="font-weight:bold;">スマイルカナ</b>は、今季の大目標クインCで、昨季オークスで下したカフカの後塵を拝すなど、成長力でやや劣る印象。それでも、古馬相手だと大事に構える場面が多いとはいえ障害は安定しており、デキは決して悪くない。今回も増量で詰めては行けず後半勝負の形になるだろうが、同世代相手に積むよりもハンデをもらったほうが競馬はしやすく、展開次第で複穴。<br><br><b style="font-weight:bold;">スカーレット</b>は昨季終盤からの勢いそのままに今季充実、重賞初出走をはたした銀河賞およびクインCで3着と、大きく力をつけた。前走2着で昇級したが、それでも760の恵量、さらに成長してここに入っても引けを取らない。三走前の発馬ミスは一過性のもので不安なく前付け可能、クインCでは障害で手間取ったが、本来は巧者の部類だし、終いもよく歩く。チャンス十分。<br><br><b style="font-weight:bold;">スーパーチヨコ</b>はA2の平場を連勝した内容は良かったが、特別条件の前四走が案外。二走前に手間取った障害は前走で修正したが、依然として末の我慢が利かないし、さらなる増量には不安が残る。ゴール寸前で転倒して競走中止となったカーネーションCでは一旦は抜け出すかの場面を作ったように、展開次第では見せ場があって良いが、770でどこまで動けるか。<br><br>昨年3着の<b style="font-weight:bold;">ニシキマリン</b>は、今季カーネーションCも厳しい流れを3着に踏ん張り、限定戦なら善戦できる力の持ち主。夏場にややデキ落ちの時期もあったが復調成り、4着だったレディースCでも障害トップ抜け、登坂力とジリでも歩けるしぶとさを活かせる増量歓迎。ハンデも手ごろで、少し強気に出れば前を取れる。障害勝負になった際の連穴。<br><br><b style="font-weight:bold;">スーパードリーム</b>はスピード型の印象が強いが、今季は2分を超える特別で粘り切った星もあり、確実に地力強化。ただ、近走は本来巧者の障害で手間取る場面も目立つし、やはり荷が増えると動きが渋くなる。前走も障害で止まった後の増量では、そう詰めても行けず、自己のリズム重視か。ハンデがあると言っても760では入着まで。<br><br><b style="font-weight:bold;">スーパークイーン</b>は良い時と悪い時との差が大きい馬だが、前二走は障害でも我慢して腰が入っており、デキに関しては問題ない。あくまでB1の平場でのもので、ここに入るとはっきり格下、相手強化の760では慎重に構えざるを得ないが、もともと障害下では長めに待ったほうが良いタイプ、十分に息を入れて荷物に挑む。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260201/09/banei-koyanogo/76/45/j/o1609225315746566244.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="588" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260201/09/banei-koyanogo/76/45/j/o1609225315746566244.jpg" width="420"></a></p>
2026.01.17
急成長リュウセイウンカイが4歳を制す! 〈第19回天馬賞(BG1)〉
<p>1月3日(土)に行われた4歳シーズンの総決算、第19回天馬賞(BG1)は、道中は好位の一角で進めた<b style="font-weight:bold;">リュウセイウンカイ</b>(牡5、松井)がライジンサン(牡5、大河原)との競り合いを制し、重賞初制覇を挙げました。<br>西将太騎手は天馬賞初制覇で重賞通算10勝目。松井浩文調教師は天馬賞2勝目で重賞通算80勝目。<br>馬場水分2.0%で勝ち時計は2分00秒6。ゴール前でわずかに緩んだライジンサンは三季連続のG1制覇成らず、中団から追い上げたウルトラコタロウ(牡5、槻舘)が3着に続いています。<br><br><span style="font-size:0.83em;">今さら天馬賞の話を(・・;)</span><br>今季の開幕はB4格付で迎えたリュウセイウンカイ。当時の世代賞金順では19番目と、重賞出走圏内に入ることすら遠い状況でした。<br>それが、今季初戦を圧勝したのを皮切りに快進撃を見せ、8月の山鳩賞では特別戦初出走初勝利も収め、二冠目の銀河賞で重賞初挑戦をはたすまでに急上昇。<br>その銀河賞は、障害を我慢して一腰でまとめての約6秒差4着。そして、クラスが上がった以降も崩れぬままに臨んだこの大一番で大仕事をやってのけました。<br><br>3歳時から勝つ時の鮮やかさは目立ち、素質の高さを覗かせていました。その一方で淡泊な敗退も珍しくありませんでしたが、今季は本当に高値安定。<br>半年前はB3の平場に出ていた馬が、相手強化に加えて荷物も増えるという、非常に条件が厳しくなる中でも対応できているのは、成長力が上回る証しです。それにしても、ノーハンのここで勝ち切るとは、ちょっと驚きも混じりますが、銀河賞を使った後にさらに馬体が増え、実が入った、との表現がまさに合います。<br>障害下でじっくりタメたほうが良いタイプと見ていますが、それだけに落ち着いた流れが合い、息が入れば障害も上がり、下りてからは切れないもののよく歩きます。レースぶりからは積んで良い馬と思いますし、5歳シーズンの来季は少し苦労するかもしれませんが、まだまだ成長も見込め、今後も長い目で楽しめるでしょう。<br><br>五日前のヤングチャンピオンシップをキングウンカイで制した松井先生と将太のコンビで、また馬主さんも同じでしたが、父アサヒリュウセイは競走馬時代は松井厩舎に所属しており、その産駒の重賞初勝利となった点も共通します。<br>昨年は看板馬の悲しい出来事もありましたが、名門厩舎からまた楽しみな馬が出てきました。<br><br>ライジンサンは障害でしっかり腰が入ってトップ抜け、最後の最後に緩みましたが、これは勝負のアヤで、力は示しました。<br>昨季も今季も、二冠目までは重賞しか使わず、そこから使い込んで最後の一冠へ向けて仕上げる形をとりましたが、歯替わりの影響があったと伝わる昨季はともかく、今季はハンデ面を考慮したとしても、その気になれば重賞前に一戦ないし二戦は使えたはずです。<br>そうしなかった意図は、おそらく何かあると思うものの、外から見ているだけではよくわからないのですが、今後どのような使い方をするのか注目です。<br>デキが整っていれば障害に不安はありませんし、ここからが本当の勝負、ではないでしょうか。<br><br>ウルトラコタロウは障害で一旦止まったものの腰を入れ直し、終いは脚を止めずにジワジワと伸び、これで重賞の3着は八度目。今季は優位に立ちたいはずの障害で手間取る場面も頻見されていますが、近走はデキ良く、また古馬になって良いタイプとも思います。今後は古馬に胸を借りながらの地力強化を図ります。<br>ショータイム(4着)はじっくり構えて障害をまとめるとよく伸びました。障害で手間取る馬が多く、展開的には恵まれましたが、追い比べになれば見劣りません。<br>ミチシオ(5着)は道中で押し上げ、障害も二腰目の入り良く、内容的には悪くありませんでした。もう状態面の不安はなく、古馬に揉まれながら経験と地力を蓄える日々となります。<br>スマイルカナ(6着)は障害をまとめ、終いもしっかり歩いているものの伸び負け。よく動いているとは思うのですが、牡馬相手の定量だと、今はこれくらいになるのでしょう。<br>カフカ(7着)は騎手が抑える素振りを見せながらも結局はきちんと刻めずに、障害も直行に近い格好になりヒザを折りました。何度も書いているように、この前進気勢の強さは決して悪いものではないと思うのですが、今回は折り合い難がマイナスに作用しました。<br>フレイムファースト(8着)は障害を一腰でまとめ、一旦は3着かの態勢。そこからゴール前で詰まりましたが、定量でこれだけ動ければ着順以上に評価できる内容です。今季は本当に良くなりました。<br>ホクセイハリアー(10着)は先手を取ったものの、障害でダウン。強気に出たぶんで結果は仕方ありませんが、ハンデ有利の柏林賞も案外だったように、深い馬場は合わないのかもしれません。柏林賞の前はロータリーが入り、勝った銀河賞はそれがない馬場でした。<br><br><br>3月に、明け4歳との世代混合重賞であるポプラ賞を残してはいますが、世代限定重賞はここでひと区切り。この先は古馬との戦い、とりわけ年度が変わると、5歳シーズンとしての厳しさも待ち受けています。それぞれの立場で苦境に挑むこととなりますが、そこを乗り越え成長を示すことが、真の一線級への道筋です。<br>でき得るならば、さらにその先への期待が膨らむ姿も見せていただきたい。これからのばんえいを担う世代として、大いに期待しております。</p>
2026.01.12
メムロボブサップ、ついに正月を制して重賞25勝目!〈農林水産大臣賞典第48回帯広記念(BG1)〉
<p>1月2日(金)に行われた古馬決戦、農林水産大臣賞典第48回帯広記念(BG1)は、第二障害でやや手間取りながらも先頭で下った<b style="font-weight:bold;">メムロボブサップ</b>(牡10、坂本)が押し切って勝利。当レース初制覇をはたし、史上最多タイとなる重賞通算25勝目を挙げました。<br>阿部武臣騎手、坂本東一調教師ともに帯広記念初制覇で、阿部武騎手は重賞通算48勝目、坂本調教師は重賞通算39勝目。<br>馬場水分2.3%で勝ち時計は2分29秒6。第二障害を一腰で越えて追いすがったクリスタルコルド(牡7、西)が2着、離れた3着にはコウテイ(牡9、槻舘)が続いています。<br><br>1RのC2で1分59秒3と、思いのほか時計の出たこの日の馬場ですが、極端に軽いわけではない中で前半約71秒。2分08秒2で決着した昨年とほぼ同じペースとなりましたが、リアルタイムで見ていて、速いな、と感じましたし、昨年は一腰で抜けたコウテイ、そしてメムロボブサップまでもが今年は手間取った点からも、かなり厳しい流れだったと思います。<br>結果として四腰を要したメムロボブサップですが、それでも上がるのがこの馬の力。現在のばんえいは、一腰で上げなくてはいけないという意識が以前より強くなったぶん、止まってしまうと二腰目がすぐに入らない馬が増えている印象もあるのですが、そういったレベルとは、今さら言うまでもなくやはり違います。<br><br>この帯広記念は明け6歳時から五年連続の出走で、これまではいずれも930キロ、それでいて過去三年は小差の2着。それが今年はここを目標に定めて900にとどめたとなれば、勝って当然、圧勝まである、と見る向きもあったことでしょう。<br>ただ実際は、意外や苦労した、と見えたかもしれません。<br>このあたり、レース後に坂本先生が「筋肉が重賞に慣れていない」という表現をされていましたが、競馬に使わずとも乗り込みは続けて時には本走路にも入れ、きっちり仕上がっていた、と映ったものの、使い込んでいないぶん100%までには届かず、デキ自体は使いながら仕上げた昨年のほうが良かったのではないでしょうか。<br>また、休養明けを一度叩いて臨むのは夏のグランプリと同じでも、今回はやはり900キロ級の難しさがあったことと思います。昨年も今年も5頭立てとなったように、オープン馬であっても使うための覚悟も準備も必要な帯広記念。この臨戦過程では、負け目無しに思えたグランプリほどには盤石ではない、隙が生じても不思議ない、とも戦前には見ていました。<br>実際に本馬のベストパフォーマンスとしては選ばれないであろう内容となり、それも決して見当違いではなかったと思うのですが、厳しい流れの中で少々乱れたところで結果は変わらず、かえって凄みと強さを示すものとなりました。<br><br>これで、5歳以上牡馬が出られる重賞(年間10競走)を完全制覇(計17勝)、2歳シーズンの2勝、3歳三冠、4歳三冠と合わせ、オレノココロの重賞25勝に並びました。<br>イレネー記念、ばんえいダービー、天馬賞と、世代の頂点すべてを手中に収め、かつ古馬になって帯広記念とばんえい記念の巨峰二つも制したのは本馬が初めてで、早熟性<span style="font-size:0.83em;">(最初のナナカマド賞から勝っている)</span>も成長力も、スピードもパワーも兼ね備えた、まさに競技史上最高傑作。<br>この後は、重賞26勝目、そしてキンタローの持つ最高獲得賞金(1億1672万5000円。ボブサップは現在1億1451万7500円)の更新に挑むこととなります。<br>それを3月22日のばんえい記念で達成するのが、最も盛り上がり絵になるでしょうが、1000キロを曳く舞台に余計な重圧を加えることは戦慄の王者と言えども望まないとは、見ている側以上に陣営は思っているはずです。2月22日のチャンピオンカップで決めにいく可能性もあると考えますがどうでしょう。<br><br>クリスタルコルドは前の3頭を見ながら進め、障害下でじっくりタメて一腰。下りてからも、ゴール寸前で詰まるまでは長く脚を使いました。<br>昨季は帯広記念とばんえい記念は使わず、900は初めてでしたが、早くから積んで良いとの評価。なぜか一頭だけ売れていませんでしたが、今回も登坂力と長く歩ける末脚を示し、高重量戦への適性は間違いなく高いものがあります。<br>連覇した旭川記念の後に、謙ちゃんが「目標は一番最後」と言っていましたが、そこへ向け、たしかな手ごたえをつかんだことと思います。<br><br>コウテイは障害にトップ付けする形を作りたかったでしょうが、強気に出たタカラキングダム、それに呼応したボブサップに先に行かれての3番手。</p><p>登坂力上位とはいえ、やや展開が窮屈となったぶんか障害で止まりヒザを折り、結果的に見れば昨年は30キロもらいだったボブサップとの力差を感じさせられるものとなりました。ばんえい記念では前半の流れ次第となるでしょうか。<br><br>タカラキングダム(4着)は注目の一つだった第一障害を無難に越えると前へ。自身より軽いボブサップとコウテイを相手に正攻法とは少々無理気味に映り、カカリは良かったものの障害で止まりましたが、健仁くんはこれでも勝負できるほどの手ごたえがあったのでしょうし、存外に障害が苦手との意識を持っていないのかもしれません。<br>下りてから詰まるなど厳しい競馬となりましたが、まだ伸びしろの大きい馬、この結果を受けてばんえい記念はどう運ぶでしょうか。<br><br><br>年始から出遅れ気味の回顧となってしまいましたが、年が明けると、もうばんえい記念まであっという間。<br>今回の面々に加えて、次開催あたりから復帰予定のコマサンエース、それにプラス何頭か、というメンバーになるでしょう。今季も最終12レースに行うとの発表がありましたが、どのような歴史が刻まれるのか、3月22日にご注目ください。</p>
2026.01.03
[1/3 第19回天馬賞(BG1)] 天下分け目 世代最後の大勝負
<p>6月の柏林賞、9月の銀河賞から連なる、4歳三冠ロードの最終戦。全体レベルはそう高くない世代との見方もあったが、厳しい古馬との戦いで揉まれ、各馬が成長して芯が入ってきた。これまでの二冠戦が重要な参考となるのは当然だが、ここに来てデキが上がってきた馬も少なくなく、上位拮抗ムード。前日の馬場は存外に時計も出たが、荷を積む定量戦なら底力必要。激戦を制す世代王者は。<br><span style="font-size:0.83em;">(定量:760キロ)</span><br><br>柏林賞馬<b style="font-weight:bold;">カフカ</b>の今季は、ほかに牝馬限定重賞も二つ制しており、昨季後半からの成長そのままに充実一途。折り合い面の課題は依然として残るが、定量なら無理に押して出る必要はないし、荷物も馬場も重いほうが抑えが利く。登坂力上位、切れには欠けるが止まらず歩けて増量歓迎、牡馬相手でも力勝負は望むところ。女帝誕生の場面十分。<br><br>銀河賞馬<b style="font-weight:bold;">ホクセイハリアー</b>は、ひと息入れた後の前三走が相手強化もあって一歩だが、良い馬体で戻ってきたし、デキは決して悪くない。障害トップ付けからトップ抜け、登坂力としぶとさを活かし切った銀河賞が示すとおり、やはり前で運ぶ形が理想。柏林賞が案外だったように、深い馬場を好まない可能性はあるものの、強気に出られるか。<br><br>一昨季イレネーおよび昨季ダービーで世代の頂点に立った<b style="font-weight:bold;">ライジンサン</b>。今季前半は休み休みで態勢が整わなかったが、そこから使い込み、馬体増と良化を示して三冠目に臨むのは昨季と同様。A1で平場→特別と連勝を決めた地力は世代同士ならやはり一枚上、デキさえ戻れば障害で乱れることはなく、増量もまったく問題ない。復権へ万全。<br><br>昨季の菊花賞&オークス馬<b style="font-weight:bold;">スマイルカナ</b>は今季未勝利だが、古馬相手には内容重視に構える場面が多くても、世代戦では上位に顔を覗かせ、存在感は示している。ただ、成長力で他馬に劣る印象もあり、クインカップでは障害で後れを取り勝ち負けまでには加われず。定量変わりプラスでも、牡馬相手で740だと自力勝負とはいかず、展開次第か。<br><br><b style="font-weight:bold;">ミチシオ</b>は昨季のダービー2着をはじめ、重賞の好走歴が多数ある実力馬だが、体調不良で長期休養を挟み、今季は9月からの使い出し。ここを目標と定め、馬体も戻り、一戦ごとに上向いているのはたしか。ワンパンチ足りない近走だが、まだ上積みは見込んで良い。第一障害までが遅いが、流れが落ち着くのは悪くなく、力も小差。善戦十分。<br><br><b style="font-weight:bold;">ウルトラコタロウ</b>は昨季終盤に充実を示し、重賞への期待も高まる中で迎えた今季だったが、意外や障害で崩れる場面が多く、不本意な結果続き。それでも昨季同様に寒い時期を迎えて急上昇、現在3連勝中。登坂力が戻るとともに末脚も格段に強化され、とりわけ一頭抜けた前走のA2特別が出色。これまで重賞で3着七回、ここでさらに上を。<br><br>今季一番の上がり馬<b style="font-weight:bold;">リュウセイウンカイ</b>は、重賞初挑戦となった銀河賞が、障害を一腰でまとめての4着と上々の内容。その後も相手関係と重量面が厳しくなる中でも高値安定、今季ここまで[6-8-1-2]と一気に本格化。格上相手の定量と楽ではないが、追って味あり、手の合う西将も魅力。障害無難なら銀河賞以上を望んでも良く、一発注。<br><br>銀河賞2着の<b style="font-weight:bold;">フレイムファースト</b>は、時折り見られた淡泊な負け方も減り、勝ち切れないまでも今季は好内容の連続。早くから素質を示しながらも、線が細く本格化手前の印象が長く続いたが、馬体も確実に増え、そろそろ充実期。今回はハンデの恩恵がなくなり増量もカギだが、障害は安定しているし、好位でうまく立ち回れば再度上位も。<br><br><b style="font-weight:bold;">ショータイム</b>は春先から好調で、勢いそのままに柏林賞で2着。ただ、夏場に大きく馬体を減らして以降がピリッとせず、数字的には戻った近走も、後方から障害重点に終始し、下りてから脚は使っているものの勝負に持ち込めていない。もともとタメを利かせたいタイプで、ここも末に賭ける手だろうが、よほど展開が向かないと。<br><br><b style="font-weight:bold;">アヤノダイマオー</b>は今季4勝、大友一も感触をつかみ、障害をまとめれば下りて良い脚を使い、終いまで伸び切れる。ただ、あくまで平場での話で、特別条件でも障害に注文がつく馬、前走平場で手間取った後の増量では不安が大きい。まずは自己のリズム重視で障害重点に構えるだろうが、それでも760だと簡単ではない。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260102/09/banei-koyanogo/21/d0/j/o1443202815736614139.jpg"><img alt="" height="590" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260102/09/banei-koyanogo/21/d0/j/o1443202815736614139.jpg" width="420"></a></p>
2026.01.02
[1/2 農林水産大臣賞典 第48回帯広記念(BG1)] 正月に走るのは、戦慄か、衝撃か。
<p>今季より賞金も増額された、正月恒例の古馬G1。今年も少頭数となったが、どの馬が勝っても納得の、最高峰にふさわしい豪華な顔ぶれ。その中でも、偉業に挑む戦慄の王者がやはり核となるが、本当に死角はないのか、馬券的にはこの頭数だからこその難しさもあり、どう買い方を工夫するか。年末よりも乾いた馬場で、高重量戦らしい激戦を期待。<u style="text-decoration:underline;">8Rで発走17時00分</u>。<br><span style="font-size:0.83em;">(別定:890キロ。本年度収得賞金330万円につき10キロ加増)</span><br><br><b style="font-weight:bold;">メムロボブサップ</b>は夏のグランプリで五連覇をはたしたが、まだ勝っていない当レースを今季の最大目標に掲げ、ここまで三戦のみ。過去三年は930で2着、それが今年は900とハンデを抑え、重量有利明白。今季は厳しい競馬をしておらず、平場を一度叩いただけでは仕上がり切っていない恐れもある中での高重量戦、負傷から復帰後はまともに追えていない阿部武と、グランプリの時ほどの絶対感はないが、力で捻じ伏せ古馬重賞完全制覇の偉業へ。<br><br>明け6歳<b style="font-weight:bold;">タカラキングダム</b>は今季前半は障害で苦しみ、また第一障害を拒否するなど競馬にならないこともあったが、秋を迎えて立ち直ると北見記念を完勝、返す刀でドリームエイジCも制し、昨季の4歳三冠馬が類い稀なる能力をいよいよ発揮しつつある。メムロより10キロ積むのは楽ではなく、道中で刻みを入れる展開に嫌気を差して障害でアウトの恐れもはらむが、本馬とて常識を覆せる怪物、歩き比べになれば王者をも凌駕する可能性を秘め。<br><br>昨年の当レース覇者<b style="font-weight:bold;">コウテイ</b>は、現役屈指の重厚派。軽馬場で速くなった北見記念およびドリームエイジCでは障害で一旦止まったが、二腰目が入る障害巧者で増量は何より歓迎、流れが落ち着く今回は一腰も望める。メムロに30キロもらいだった昨年より重量差が縮まり、展開面で楽ではないが、二開催空けて自身も890にとどめて迎える高重量戦。テンは速くなくても、道中で先手を取り、登坂力を活かして先に下ろす形を作れれば連覇も十分。<br><br>昨季は当レースとばんえい記念を自重した<b style="font-weight:bold;">クリスタルコルド</b>が、満を持して高重量戦へ参戦。昨季同様に2分超の力勝負となった旭川記念を連覇し、過去のレースぶりからも、積むのは歓迎。北見記念は下りてからの切れで劣ったとはいえ一腰、前走は格下相手に力の違いを見せつけ、デキも申し分ない。メムロと同重量では、まだ胸を借りる立場だが、シーズン最後の定量戦で結果を出すためには、ここから勝負。互角の戦いを演じたい。<br><br><b style="font-weight:bold;">キングフェスタ</b>は岩見沢記念を制すなど成長著しい今季だが、前走のドリームエイジCはゴール前の競り合いで苦しくなり転倒。結果は仕方ないとはいえ、最上位級の切れ味で一気に突き抜けられた際は良くても、終いのかかる厳しい競馬になると脚が続かない。馬場も軽いほうが良かったが、障害でヒザの甘さを見せる場面が減るなど進境十分、メムロより10キロ積んでは正攻法とはいくまいが、後半勝負から追い上げられるか。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260102/09/banei-koyanogo/0c/4f/j/o1314188315736614137.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="602" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260102/09/banei-koyanogo/0c/4f/j/o1314188315736614137.jpg" width="420"></a></p>
2026.01.01
これがイレネー馬、キョウエイエースが3歳も制す! 〈第54回ばんえいダービー(BG1)〉
<p>12月30日(火)に行われた3歳の頂点を決める一戦、第54回ばんえいダービー(BG1)は、前々から第二障害を一腰で越えた<b style="font-weight:bold;">キョウエイエース</b>(牡3、村上)が激しい競り合いを制し、昨季のイレネー記念以来となる重賞3勝目を挙げました。<br>島津新騎手はダービー初制覇で重賞通算14勝目。村上慎一調教師はダービー3勝目で重賞通算39勝目。<br>馬場水分2.7%で勝ち時計は1分37秒6。大賞典馬スターイチバン(牡3、坂本)がわずかに遅れての2着、一旦先頭に立つ場面もあったスーパーシン(牡3、長部)が詰まっての3着。<br><br>復権をはたしたキョウエイエース、私は本命にしていましたが、菊花賞以来で四開催ぶり、しかも島津新は初の手綱と、普段の予想スタイルではなかなか買いにくいところでした。<br>ダービーが年末の三冠目として行われるようになった2005年以降で、11月上旬の菊花賞からダイレクトで臨んだ馬は、私調べだと過去6頭しかいません。勝った例はなく、2010年テンマデトドケの2着が最高、2014年ハクタイホウと2023年マルホンリョウユウが3着と記録が残っていますが、この3頭はいずれも菊花賞馬。</p><p>いかにハンデ頭だったとはいえ障害で止まって着外に沈んだキョウエイエースが、一戦も挟まずに巻き返せるものなのか、との思いは当然ありました。</p><p><br>それでも本命にしたのは、この中間、じつに意欲的に本走路に入れていると伝わってきたから。<br>開催前日の金曜に、再検や練習のために本走路を開放しますが、まずは12月5日、その後12日と19日と、3週連続で新とともに練習を行い、荷物も600→650→680と段階を踏んで増やしていました。<br>そこでどのような動きをしたのかは知りませんが、この情報だけでも調整が順調に進んでいるように見受けられ、これはレースを使わずとも仕上がっているのではないか……と思うことにしました笑<br><br>レースのほうは、スターイチバンが先手を取って前半約45秒。想定以上に軽い馬場になったとはいえ、730を考えると厳しい流れでしたが、キョウエイエースは障害のカカリ良く3番手で下り、そこからの激しい競り合いに追い勝ち、グイと抜け出し、うーむ、やはり強い、と唸らされる見事な勝利でした。<br>切れ味も水準以上のものを持っていますが、昨季のナナカマド賞やイレネーがそうだったように、苦しくなる最後の10mで我慢してしっかり歩き切れる力、ざっくり底力と言い換えても良いでしょうが、それが何より素晴らしいですね。レースのレベルが上がれば上がるほど求められる能力だと思いますし、今回も決着タイム自体は速いものの、積んで流れたぶん終いのかかる競馬で強さを示しました。そして、しっかり立て直し、きっちり仕上げた村上先生(年末年始の重賞は特に強いイメージ)もお見事。<br>極端にライトな競馬は好まないと思いますが、荷物は増えても問題ないでしょうし、現状では大きな欠点が見当たりません。来季の世代戦もハンデとの戦いになりますが、他馬も概してクラスが上がる4歳のほうが多少マシとも言えますし、さらにその先への期待も懸けて良い器と思います。<br><br>スターイチバンは障害トップ付けから阿部優哉騎手が新人とは思えない上げ方で一腰、菊花賞とは違い切れ味勝負にならない展開に持ち込みました。自身も歩けるとはいえ最後に競り負け、今回は勝ち馬が一枚上手だったと認めざるを得ませんが、やはり力はありますし、積んで良く、追い比べになって味が出る馬です。<br>キョウエイエースに負けず劣らずのスケールと将来性を秘め、三年後五年後までライバル関係が続くかもしれませんよ。<br><br>スーパーシンは最外枠でも道中は折り合いがついていたように見えましたし、障害も一腰、残り20mを切ったあたりで一旦は先頭に立ちましたが、抜け出し切れずの叩き合いから、末に詰まって脱落。<br>ばんえいで、終い緩んだり詰まったりなんてことを見るのは日常茶飯事ですが、本馬は今季の8戦で緩まなかったのは勝ったはまなす賞の一度のみと、頻度が高すぎるし、今回も叩き合いになった時点で、最後に止まるなと思って見ていたら、やっぱり詰まる。だからこれは、現状でははっきりとした弱点です。<br>何度も書いているように、障害がうまくて切れ味もあって、本当に豊かな素質の持ち主ですが、この弱点は大事なレースで厳しい競馬になった時こそ顕わになるもので、解消できるか否かが、今後の最大の課題です。<br>馬自身の成長に委ねるか、御し方によって改善を図るかはわかりませんが、もう一段階上へ、越えなければならない壁に挑む今後です。<br><br>4着以下は離されましたが、菊花賞馬ラポピージュニアは障害を一腰でまとめたものの、定量で上位3頭にここまで動かれては、まだ及ばないのでしょう。それでも菊花賞が重賞初挑戦だったほどですし、4歳になればまだまだ良くなる馬。また地力を蓄えたうえで挑みます。<br>ココロノニダイメ(5着)はシンガリ待機とはいえ終いはよく歩きました。馬体ができてくれば上位陣との差は詰まるでしょう。<br>ホクセイテンリュウ(6着)はある程度ついて行って障害を4番手で越えると、終いも最後は詰まったとはいえよく踏ん張りました。障害巧者で今季は馬体も増え、大きく成長した一頭です。<br>パワフルクィーン(7着)とプロサングエ(8着)は、自己のリズム重視で後方からでしたが、障害巧者らしく710でも障害はまとめました。上出来と言って良いでしょう。<br>ウンカイダイマオー(9着)は好位で進めるも障害で苦戦して転倒。登坂力を活かしての一発を狙っていたことでしょうが、それを許してもらえないほどの厳しい流れを作った上位3頭が一枚も二枚も上でした。自己条件から再出発です。<br><br><br>菊花賞の後にも書きましたが、この世代の全体レベルはかなり高いと思っております。中でも今回の上位3頭、とりわけキョウエイエースが頭ひとつ抜けているか、との印象もありますが、ここからさらに成長力勝負です。<br>来季の世代三冠戦はもちろんですが、その先へ向けても大きく育ってほしい楽しみな世代です。今後も大いにご期待ください。<br><br>**************<br><br><span style="font-size:0.83em;">さて、余談ですが。<br>本文で触れたキョウエイエースの本走路云々に関する話、その情報源は蛯名彩さんのSNSでした(^^;<br>ご自身のXに、走路開放日に競馬場に置かれている、再検および練習馬の一覧表を載せてくれているのですが、普段から私はそれを勝手に画像保存させてもらったうえで、いろいろと妄想を巡らせております笑<br><br>で、ここからが問題。<br>彩ちゃんはばんえい側の御方と言って良いと思いますが、あくまで個人のアカウントに、個人的に載せているもの、との解釈になるでしょう。小久保友香さんもたまに載せてくれていますが、それも同じことです。<br>私は素人なので、彩ちゃんのXに書いてあったもん♪ と言えるのですが、玄人(って誰?)の皆様は、公式情報ではなく、また自身の足で得たものでもない情報について語ることはできないはずです。<br><br>でも、今回の記事を読んで、あぁそうだったのか、そういう見方もできるのか、と思ってくださった方も、多少はいる…よね?(いるって言って~(;^ω^)<br><br>だったら、彩ちゃんや小久保さんが個人的に発信しているもの、という扱いにしないためにも、公式で発表したら良いと思うのですよね。<br>現在は、ほぼ人のいない金曜の競馬場だけでしか発表していないと言っても、オフィシャルな情報には変わりないのだから、それを2歳の能検の出走表と同じように、公式サイトのどこかから見られるようにすれば良いだけです。<br>そうすれば、みんなで気兼ねなく(?)触れられるようになり、一様な見方ではなく議論が深まり、ばんえいが一段と面白いものになっていく……なんて、よく考え過ぎかしら(^^;<br><br>今後のばんえいは、オープン馬ほど数を使わなくなる可能性もあると考えていますが、競馬の面白さは、レースそのものだけでなく、そこへの過程にもあります。<br>多くの馬券ファンにご参加いただいたダービーは売上も過去最高で、それはもちろん良いことなのですが、いま必要なのは、ばんえいの、競技としてギャンブルとしての面白さにどっぷりとハマる方を一人でも多く増やすこと。<br>そのために、語れる材料の一つとなるかもしれない情報を出すことも必要なのではないか…と思う次第です。</span></p>