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ばんえい競馬士 第001号 コヤノゴー 〈別館〉 - 記事一覧
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2026.08.23
[8/23 第38回はまなす賞(BG3)] まだ終わらない帯広の夏
<p>ばんえい大賞典と柏林賞、それぞれの一冠目を終えた3歳と4歳の二世代限定重賞。一時期は特別に格下げされたこともあったが、重賞に戻った2010年以降では、4歳が11勝、3歳が5勝。3歳が勝った翌年は、必ずその世代すなわち4歳が制しているが、昨年3歳が勝った後の今年はどうなるか。格付が示すとおり、地力と世代レベルで上回るのは4歳だが、ハンデを活かして3歳も迫りたい。極端に重くはなくても乾いた馬場で、追っての味が必要に。<br><span style="font-size:0.83em;">(別定:オープン=710キロ。A1=700、A2=690、B1・B2=680、B3・B4=670。3歳10キロ減)</span><br><br>4歳のダービー馬<b style="font-weight:bold;">キョウエイエース</b>は、ハンデ頭の柏林賞でも2着を確保するなど、やはり力上位。シンガリ負けの前走世代特別は雨馬場になったもので参考外としても、今季一度も障害を綺麗に切れていない点は気になるが、流れが落ち着きそうなのは良いし、ハンデも許容範囲内。二腰でもまとめれば追っての味と地力が活きる。<br><br>昨年の覇者<b style="font-weight:bold;">スーパーシン</b>は、今季初戦こそ古馬を完封したものの、その後が案外で、柏林賞も含めて近走は障害が不安定。軽馬場でハンデをもらっていたとはいえ昨年は鮮やかな抜け出しと能力は高いが、終いに緩む悪癖も解消されておらず、現状ではライトな競馬向き。ここはスロー想定だが、乾いた馬場で積む立場でどうか。<br><br><b style="font-weight:bold;">ウンカイダイマオー</b>は柏林賞では障害で苦戦したが、すぐに修正して自己条件の骨っぽい相手に善戦、さらに前走の世代特別では今回と似た重量関係で小差の2着と、デキ良く地力も互角以上。持ち前の登坂力に加えて末脚強化され充実一途、馬場は問わないが、極端に速いより良く、自力勝負も可能。初重賞の好機を迎えて。<br><br>昨季の菊花賞馬<b style="font-weight:bold;">ラポピージュニア</b>は、柏林賞3着の後に二開催空け、前走の世代特別をひと叩き。障害ではやや手間取ったが、二腰目は入り終いも歩き、ここへ向け上々のステップ。軽馬場ベターはたしかでも、歩き勝った4月の世代特別の内容も良く、晩成型が本格化を迎えつつある。もうハンデの恩恵はないがチャンス十分。<br><br>素質互角の<b style="font-weight:bold;">ココロノニダイメ</b>は、昨夏以降は苦戦が目立っていたが、二走前の平場で正攻法から押し切るなど、再浮上の兆し十分。前走の世代特別では障害で手間取ったように、まだ上と地力の差はあり、また馬場も軽いほうが良く、ここは大事に構える形となりそうだが、ハンデを活かしてどこまで迫れるか。<br><br>3歳<b style="font-weight:bold;">ホクセイイワキヤマ</b>は、昨季のナナカマド賞勝ち、イレネー2着など、世代の大関。大賞典では障害をまとめたものの伸びを欠いたが、軽馬場で速くなり展開が難しかった面も。使い込んで臨む今回は状態面の上積みも見込め、改めて注目。あとは4歳との力関係だが、前走2着で昇級したぶんの10キロは余計か。<br><br>昨季に翔雲賞勝ちのある<b style="font-weight:bold;">レッドウンカイ</b>。大賞典では小差の4着にとどまったが、少し速すぎた感も。ここは相手強化だが、じっくり構えれば障害にそう不安ないし、下でタメを利かせたほうが良く、流れが落ち着きそうなのはプラス材料。後半勝負とはなるだろうが、追って味あり終い確実、ハンデを活かして食い込み狙う。<br><br>今季4勝の<b style="font-weight:bold;">スターノチカラ</b>は、大賞典も僅差の2着と充実顕著。昨季から末脚には光るものを示していたが、前付けの競馬もできるようになった点が大きな成長。4歳が相手ではそう詰めても行けないだろうが、本来は時計のかかる馬場のほうが合い、障害まとめて追い比べの形になれば引けを取らない。相手強化でも。<br><br>牝馬<b style="font-weight:bold;">ヤマノブラウン</b>は今季の使い出しこそカカリが悪かったが、大賞典でも一腰で越えるなど世代屈指の障害巧者。その大賞典では終いも踏ん張っての3着と、地力も確実に強化されている。B2に昇級したばかりでは厳しい力関係、末脚では見劣るが、ハンデもある。先への展望が広がる善戦を。<br><br><b style="font-weight:bold;">インカン</b>が繰り上がりの開催二度使いで参戦。障害をまとめた際には下りから速い脚を使えて終いよく歩くが、世代の一番上に入ると結果を出せていないし、重賞では障害への不安が大きい。まだB4格付でもあり、あくまでここは経験。後半勝負から何頭交わせるか。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260823/11/banei-koyanogo/50/1e/j/o1297336915814967881.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="571" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260823/11/banei-koyanogo/50/1e/j/o1297336915814967881.jpg" width="220"></a></p>
2026.08.22
王者の刻印、メムロボブサップが六連覇! 〈第38回ばんえいグランプリ(BG2)〉
<p>8月16日(日)に行われた夏の祭典、第38回ばんえいグランプリ(BG2)は、前々で運んだ<b style="font-weight:bold;">メムロボブサップ</b>(牡10、坂本)が第二障害を一腰で越えると、ゴールまで脚色衰えず押し切り勝ち。重賞29勝目を挙げるとともに、グランプリ六連覇を達成しました。<br>阿部武臣騎手、坂本東一調教師ともにグランプリ6勝目で、阿部武騎手は重賞通算53勝目、坂本調教師は重賞通算45勝目。<br>馬場水分1.5%で勝ち時計は1分54秒8。第二障害を3番手で下ろしたタカラキングダム(牡6、村上)が追いすがっての2着、果敢に古馬重賞に挑んできたスターイチバン(牡4、坂本)が3着に続いています。<br><br>もちろん史上初の六連覇を果たしたメムロボブサップですが、例によって(?)改めて語るところはありません。<br>ご覧になった方も多いかと思いますが、武臣さんの勝利インタビューを抜粋&要約しますと、<br>「ちょっと展開は速かったが、相手に息を入れさせないように先行した。障害も早く仕掛けたぶん、天板は少し辛かったが、うまく越えてくれた」。<br>そう、これですよね、ボブサップの強さは。<br><br>戦前の記事で『流れを支配して紛れはない』なんて偉そうなことを書きましたけど、自身も楽ではなくても周りがもっと苦しくなる流れを作りにいけるのが、この馬の真に凄いところだと思います。<br>ボブサップで「少し辛い」のなら、他馬はどんだけ苦しいの、って話ですよ。<br>しかも、速いとか辛いとか言いながらも、前半約65秒から終いも速い驚愕の1分54秒8。何度も使っている表現ですが、テンよし中よし終いよし、道中も障害も末脚も、すべてで他馬を上回った200mでした。<br><br>この後は、岩見沢or北見記念のどちらかは使ってほしい、という個人的思いもあるのですが、当然ながら大目標は帯広記念とばんえい記念。<br>どう向かうにしても、この競技史上最高傑作を見られるのも、あと6戦前後でしょう。いよいよファイナルへのカウントダウンが始まります。<br><br>タカラキングダムはいつものとおりモサッと出ましたが、道中で押し上げて前へ。<br>折り合いも障害のカカリも良く、一旦は止まったとはいえ二腰目がすぐに入り、3番手で下ると終いはさすがの伸び脚。<br>これでとらえ切れなかったのは、相手がボブサップだったから、と言うしかありませんが、自身が示したパフォーマンスは旭川記念より上との見方もできるかと思います。今後もっと王者を脅かす場面も期待して良いでしょう。<br><br>スターイチバンは正攻法、障害下ではじっくり待ったとはいえ一腰でまとめ、これだけで称賛に値します。前例がなさ過ぎて、どう見るべきなのか戸惑うほどですが、4歳のこの時期にここまでやれれば、上出来どころではないでしょう。<br>それも、10キロのアローワンスも賞金分加増で帳消しとなり、キングダムやクリスタルコルドと同重量で、ですよ。現時点で数年に一頭の怪物級の評価ですが、どこまでいくでしょうか、この馬は。<br><br>クリスタルコルド(4着)は障害でヒザをつきましたが、王者を負かしに出てのもの。結果として叶わず、そこはやはりボブサップとの差を認めなくてはなりませんが、立て直してきちんと越えましたし、年明けの巨峰二つへの期待感が萎むものではありません。その前に岩見沢記念および北見記念で改めて、です。<br>マルホンリョウユウ(5着)はある程度ついて行き、障害も二腰でまとめました。年長勢が強く、一番上だと結果が伴わない状況ではあるものの、この経験がのちに活きてくることでしょう。<br>キングフェスタ(6着)は、やはりと言うべきか障害でストップ。現役では二頭しか存在しない、ボブサップに勝ったことのある馬で、人気になるのはわかるのですが、今季は特別[3-2-0-0]に対して重賞ではいずれも障害で崩れています。それも、障害重点に構えているのに上がらない。次の岩見沢記念は昨年制していますが、どうでしょうか。<br>ツガルノヒロイモノ(7着)はテンにフワフワして第一障害で躓くなど流れに乗れず。そういえば外にいるイメージがあまりないな、と思って戦績を見返すと、最外枠は2023年9月の銀河賞<span style="font-size:0.83em;">(6着)</span>以来で、113戦目で四度目というレアなもの。まあ、そのためかは不明なのですけど、カカリが悪く、止まってからも返事せずで、力を出せませんでした。<br><br><br>それにしてもメムロボブサップの人気は凄い。私は幸運にも六連覇をすべて本場で見ていますが、勝毎花火<span style="font-size:0.83em;">(競馬場から見る人もまあまあ多い)</span>と同日だった2023年は置いといて、一昨年よりも昨年よりも、メインレースを見届けたファンは多かったのではないかと思います。<br>もともと、『ばんえい夏祭り』が併催されることが恒例のグランプリデーは多くの来場者で賑わうのですが、ひと昔前だと、メインの時間帯は普段とそう変わらないこともしばしば。<span style="font-size:0.83em;">私は帯広競馬場は競馬だけの施設ではないという考えなので、それをネガティヴに受け取っていたわけではないですけどね。</span><br>それがいまは、グランプリを見るために、ボブサップを見るために、多くの方が残っている。これは結構凄いことですよ。<br>ボブサップがいなくなった後が大変、との声もチラホラ聞こえてきて、それはそのとおりとも思うのですが、スターホースは作ろうと思って作れるものではないからねえ。<br>いまはただ、目に焼きつけるのみです。<br><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260822/00/banei-koyanogo/dd/32/j/o3276206715814536066.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="265" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260822/00/banei-koyanogo/dd/32/j/o3276206715814536066.jpg" width="420"></a><br><br><span style="font-size:0.83em;">余談、というかネタですが。<br>前記事のタイトルに使った、英国のヘヴィメタルバンド Iron Maiden の『The Number of the Beast』は、不吉な意味を持つとされる数字 “666” をテーマとした有名曲ですが、べつに記事に深い意味は込めていません笑<br>ただ、メムロボブサップの<b style="font-weight:bold;">6</b>連覇かあ…なんて出走表を眺めているうちに、重賞<b style="font-weight:bold;">6</b>勝のクリスタルコルド、<b style="font-weight:bold;">6</b>歳のタカラキングダムと、やたら6が目に入ってきて(;^ω^)<br>かつて一世を風靡した(格闘家?の)ボブ・サップの通り名が「ビースト」、さらに今回のグランプリは『ゴジラ』とのコラボレーションを行っていましたが、この曲のMVの一部にゴジラが登場するのさ!<br>これはここで使うしかないべー、ってね笑<br>なんの話(^^;</span></p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:0.83em;">Iron Maiden - The Number of the Beast</span></b></p><div class="ogpCard_root"><article class="ogpCard_wrap" contenteditable="false" style="display:inline-block;max-width:100%"><a class="ogpCard_link" data-ogp-card-log="" href="https://www.youtube.com/watch?v=WxnN05vOuSM" rel="noopener noreferrer" style="display:flex;justify-content:space-between;overflow:hidden;box-sizing:border-box;width:620px;max-width:100%;height:120px;border:1px solid #e2e2e2;border-radius:4px;background-color:#fff;text-decoration:none" target="_blank"><span class="ogpCard_content" style="display:flex;flex-direction:column;overflow:hidden;width:100%;padding:16px"><span class="ogpCard_title" style="-webkit-box-orient:vertical;display:-webkit-box;-webkit-line-clamp:2;max-height:48px;line-height:1.4;font-size:16px;color:#333;text-align:left;font-weight:bold;overflow:hidden">- YouTube</span><span class="ogpCard_description" style="overflow:hidden;text-overflow:ellipsis;white-space:nowrap;line-height:1.6;margin-top:4px;color:#757575;text-align:left;font-size:12px">YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。</span><span class="ogpCard_url" style="display:flex;align-items:center;margin-top:auto"><span class="ogpCard_iconWrap" style="position:relative;width:20px;height:20px;flex-shrink:0"><img alt="リンク" class="ogpCard_icon" height="20" loading="lazy" src="https://c.stat100.ameba.jp/ameblo/symbols/v3.20.0/svg/gray/editor_link.svg" style="position:absolute;top:0;bottom:0;right:0;left:0;height:100%;max-height:100%" width="20"></span><span class="ogpCard_urlText" style="overflow:hidden;text-overflow:ellipsis;white-space:nowrap;color:#757575;font-size:12px;text-align:left">www.youtube.com</span></span></span></a></article></div>
2026.08.16
[8/15 第38回ばんえいグランプリ(BG2)]The Number of the Beast
<p>ファン投票+αで選ばれた精鋭による、お馴染み夏の祭典だが、6年連続で最多投票を得た王者の六連覇なるかが、言うまでもなく最大の焦点。充実期を迎えた7歳勢と、地力を増した6歳勢がどこまで脅かすか、4歳の怪物が大きな可能性を示すか。過去3年に比べれば涼しい帯広だが、この時期だけにまずはやはり各馬の気配注目。日没後は時計の出る馬場だが、このメンバーならライトな競馬とはならず、締まった流れで総合力重視。激戦期待。<br><span style="font-size:0.83em;">(別定:790キロ。本年度収得賞金350万円につき10キロ加増)</span><br><br><b style="font-weight:bold;">・メムロボブサップ</b>(ファン投票1位)<br>5歳馬として19年ぶり3頭目のグランプリホースに輝いた2021年から五連覇中。久々の二走前はスローの切れ味勝負を甘受した結果の2着も、自ら動いた前走では他馬をまったく寄せつけず圧勝。条件を選ぶレベルの馬ではないが、この800キロ級こそが真のベスト、ここも前でガッチリと流れを支配して紛れはない。六連覇へ。<br><br><b style="font-weight:bold;">・ツガルノヒロイモノ</b>(ファン投票2位)<br>今季は北斗賞で重賞初制覇を遂げるなど充実、10キロ積む立場になって3着の旭川記念も高評価で、地力が一段階上がったのは間違いない。それでも障害で止まった前走を見ると、メムロと同重量で正攻法では難しく、北斗賞同様に少しタメる手を選択か。障害無難なら下りから速い脚を使えて、末の粘りも増した。上位圏内。<br><br><b style="font-weight:bold;">・スターイチバン</b>(ファン投票5位)<br>来週のはまなす賞も選べた4歳馬が勇躍参戦。グランプリを4歳が制したことなどなく、出走自体も帯広単独開催以降では二例目。常識的には厳しいが、一頭抜けた力を示した柏林賞が圧巻。春のオッズP杯でメムロと小差の2着でも、790の今回はまた違うが、すべてを覆して不思議ないほどのポテンシャルを秘める。注目。<br><br><b style="font-weight:bold;">・タカラキングダム</b>(ファン投票6位)<br>旭川記念では障害で二腰を要したものの4番手で下ろすと終い一気に突き抜け、今季初勝利かつ重賞9勝目。一腰目で障害天板近くまで上がれば二腰目が入るだけに、とにかくカカリひとつ。止まってアウトの恐れもはらむが、馬場も荷物も問わずに後ろから差せるだけの爆発力の持ち主、王者にとって最も脅威はこの6歳馬か。<br><br><b style="font-weight:bold;">・キングフェスタ</b>(ファン投票7位)<br>二走前に王者の連勝を11で止めた、昨年の当レース2着馬。切れ味では現役一番、昨季830で岩見沢記念を制しており、800自体は問題ない。ただ、今季これまでの重賞三戦いずれも障害で苦戦しているし、メムロのいる今回はなお厳しい流れ。前が下りてから仕掛けた昨年と同じく後半勝負に徹するしかないか。あくまで押さえ。<br><br><b style="font-weight:bold;">・クリスタルコルド</b>(ファン投票8位)<br>ここまで重賞6勝、昨季は帯広記念およびばんえい記念で2着、二走前の旭川記念もタカラの末脚に屈したものの長く脚を使い2着を確保し、いまや東の大関。試走に徹した前走特別を無難にまとめ、ややデキ落ちにも映った昨年夏場より順調。まだ積んで良いくらいだが、賞金分加増なしで10キロもらい、引き続き上位争い。<br><br><b style="font-weight:bold;">・トワイチロ</b>(ファン投票9位)<br>昨季10勝を挙げると、今季も勢い衰えず特別4連勝、ツガルに勝った星もあり、特別なら一線級相手にも戦えるだけのレベルには達している。ただ、障害でヒザを折りながらも速い脚を使った旭川記念の内容は決して悪くなかったとはいえ、末に詰まったように重賞だとまだ差があるし、今季賞金で10キロ積む形。善戦以上とは。<br><br><b style="font-weight:bold;">・ダイヤカツヒメ</b>(ファン投票15位)<br>5月のカーネーションCは2着惜敗も、牝馬屈指の実力馬。果敢に行った旭川記念では障害で止まったように、牡馬相手での770は楽ではないが、特別の前二走は障害を一腰と、デキは高いレベルで安定しているし、馬体もどっしり映り、7歳にして真の充実期。登坂力と競っての勝負根性では引けを取らない。ここも善戦十分。<br><br><b style="font-weight:bold;">・マルホンリョウユウ</b>(ファン投票19位)<br>現状では一線級相手だと地力で劣るのは否めず、まだ経験を積んでいる段階だが、前走の障害のカカリは悪くなかったし、自身は徐々に上向き。今季の重賞二戦では障害で苦戦しているが、本来は二腰目の入りが良い馬だし、旭川記念よりは流れが落ち着きそうなのは好材料。荷物自体は問題なく、先へ向けて前進を示したい。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260816/08/banei-koyanogo/2c/52/j/o2158312515812729068.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="579" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260816/08/banei-koyanogo/2c/52/j/o2158312515812729068.jpg" width="400"></a></p>
2026.08.13
第9回開催(8/1~8/10)回顧 圧巻のメムロボブサップ/山鳩賞はブラックウンカイ
<p>8月1日の9R(B4-1混合)は、<b style="font-weight:bold;">キョウエイジェット</b>(牡3、村上)が好位から第二障害をすんなり越えると、綺麗に抜け出して今季4勝目。昨季は喘鳴症で順調さを欠く時期もあったが、ここは格上馬もいた中で勝ち切り、素質を開花させつつある。前走の大賞典で約6秒差の5着、まだ一番上との差はあるが、菊花賞までにさらに良くなりそう。<br><br>メインの道産牛乳飲んで健康に!特別(オープン)は、前々から障害を先頭で下った<b style="font-weight:bold;">メムロボブサップ</b>(牡10、坂本)が圧勝。久々の前走は切れ味勝負を甘受した結果の2着だったが、今回は自ら流れを作り紛れをなくす本来の形。それにしてもいかに軽馬場とはいえ715で前半約43秒、それでいて終いの速い1分24秒1、しかも残り30mから阿部武臣の手は動かず。今さら特別で何か評価が変わる馬ではないが、キャリアの中でも指折りの戦慄。<br>2着<b style="font-weight:bold;">キングフェスタ</b>(牡7、小北)はメムロを差し切った前走に続いて障害をまとめ、終い伸びてはきたが、王者にここまでの流れを作られては届かない。次開催8月16日のグランプリへ向けてリズムは良いが、増量では後半勝負に徹しての展開待ちか。<br>3着<b style="font-weight:bold;">ダイヤカツヒメ</b>(牝7、久田)は、まず軽馬場が良く、障害下でワンテンポ待った赤塚健仁の好判断も光ったが、一腰で越えて末までしっかり。7歳牝馬で実質ラストシーズンだが、好内容が続き、いまが一番強い。<br>6着<b style="font-weight:bold;">クリスタルコルド</b>(牡7、西)はじっくり構えて内容重視。障害を無難に越えて終いもまずまず、ややデキ落ちの印象があった昨季の夏場よりも良く映り、グランプリへ向け順調。<br>8着<b style="font-weight:bold;">ツガルノヒロイモノ</b>(牡7、長部)は前付けするも障害で苦戦。メムロと同じ競馬ではさすがに厳しく、グランプリでは北斗賞のように少しタメる形を選択するか。<br><br>2日の葉月特別(A1-1混合)は、先団の一角から障害を先頭で抜けた<b style="font-weight:bold;">シンエイアロイ</b>(牝7、久田)が終いもよく歩き快勝。これでオープン再昇級となるが、5歳以降ずっとA1以上をキープできる牝馬はそうそういない。前出の同厩ダイヤカツヒメと同じく実質ラストシーズンだが、本当に頭が下がる思い。<br>2着<b style="font-weight:bold;">コウシュハテンセイ</b>(牡6、藤本)は障害手前で遠めの仕掛けから下りて目立つ伸び脚。本来はもう少し馬場が重いほうが良いタイプだが、終いがかかる流れで末脚発揮。近走デキ良く映るし、昨季の経験が活きる6歳シーズン。<br>3着<b style="font-weight:bold;">アサゾラ</b>(牡7、中島)は末脚で劣ったものの、前で下ろし我慢もしており今季好調。6月にB1を連勝したが、A2でも互角以上に戦える目処が立ち。<br>4着<b style="font-weight:bold;">ヤマノコーネル</b>(牡7、今井)は障害をまとめて終い差を詰めてきたが、1分41秒4では少し速かったか。50秒かかる競馬のほうが追っての味が活きるイメージ。<br>5着<b style="font-weight:bold;">ゼン</b>(牡5、久田)は障害で一旦止まったが、すぐに二腰目が入り、内容はそう悪くない。オープン馬を抑えた前走より着順は落としたが、自身が積む立場になったぶんか。次開催8月22日の5歳限定準重賞(朱雀賞)で巻き返し。<br><br>3日のデネブ特別(B1-1)は、障害下でじっくりタメた<b style="font-weight:bold;">コウシュハメジャー</b>(牡6、松井)が良い脚を長く使い差し切り。追って味があるところは早くから示していたが、転厩も挟んで迎えた今季はB3スタートから早くも6勝目。昨季の経験も活きているのだろうが、かなり良くなってきた。速い時計で勝った星もあるが、少し落ち着いた流れのほうが合う。<br>2着<b style="font-weight:bold;">カツテンリフジ</b>(牡5、村上)は前付けから障害トップ抜け、末脚で劣ったものの、近走は障害が安定して馬場も荷物も問わず動けているし、デキの良さが目立つ。5歳シーズンでも昇級に対応できているのが地力強化の証し。<br><br>後節8日は6Rの前あたりから雨が降り始め高速馬場に。メインの山鳩賞(4歳)は前半約35秒のハイペースから1分34秒4と終いのかかる競馬になったが、<b style="font-weight:bold;">ブラックウンカイ</b>(牡4、松井)が末まで伸び切って抜け出し。まだ線は細く映るが、名門厩舎が大事に育ててきた期待馬が2歳シーズン以来となる特別勝ちを収めた。自己条件平場では先に下ろして押し切った記録も複数あるが、本来は今回のように終いを伸ばす形のほうが合うのではないか。<br>2着<b style="font-weight:bold;">ウンカイダイマオー</b>(牡4、松田)は、稍軽ベターでもここまで速くなると忙しかったが、それでも一腰ですんなり上がり、末もしっかり。もともと障害巧者だが、末脚も格段に強化され、次開催8月23日のはまなす賞では悲願の初重賞への期待高まる。<br>3着<b style="font-weight:bold;">パワフルクィーン</b>(牝4、岩本)は道中の行きっぷり良く刻まず前付け、さらに障害も一腰と、登坂力では世代屈指の存在。終いも切れ一歩でもしぶとく歩き、中身はかなり濃い。<br>4着<b style="font-weight:bold;">ラポピージュニア</b>(牡4、鈴木)は障害でややモタついたが、二腰目が入ったし、終い歩いての小差。はまなす賞へ向けて上々のステップになったと見て良い。<br>5着<b style="font-weight:bold;">ホクセイテンリュウ</b>(牡4、今井)は絶好の雨馬場、それにしてもかなり攻めたレース運びで、さすがに最後まで持たなかったが、勝負に出た結果。良さは示したし、たしかな地力をつけ。<br>8着<b style="font-weight:bold;">スーパーシン</b>(牡4、長部)は中団に構えたが、障害で止まりヒザを折り、例によって末は詰まる場面。前走で減らした馬体が戻った点は良いが、どうも近走ピリッとしない。<br>9着<b style="font-weight:bold;">キョウエイエース</b>(牡4、村上)は障害で三腰を要し、残り20mで詰まるなど案外。ハンデ頭でもあり、ここまで速くなると結果を求める場面ではなかったが、今季は一度も障害をスムーズに切れていない点は気になる。<br><br>9日の8R(2歳A-1)は最後接戦となったが、障害トップ付けからトップ抜けを果たした<b style="font-weight:bold;">マオノエトワール</b>(牡2、松田)が凌ぎ切って3勝目。これまで終い甘くなる面も時折り見られたが、ここはよく我慢した。<br>2着<b style="font-weight:bold;">ビエイキャノン</b>(牡2、服部)は下りてからよく伸び、末脚がしっかりしている。前走とらえた相手に届かなかったのは馬場のぶんもあるだろうし、評価互角。<br><br>世界の山ちゃん幻の手羽先杯(A1-2混合)は、先手を取った<b style="font-weight:bold;">フレイムファースト</b>(牡5、金田)が押し切り。馬場のわりにはペースが上がらず、ライトな競馬になった点も良かったが、晩成の素質馬が確実に地力を増している。まだまだ長い目で楽しめそう。<br>2着<b style="font-weight:bold;">トウケイレーヴ</b>(牡6、金田)は、今季の初めはデキが伴わなかったためか動けなかったが、使いつつ確実に上向き。復調成れば登坂力上位の存在だし、軽めの馬場も合い。<br>3着<b style="font-weight:bold;">リュウセイウンカイ</b>(牡5、松井)は緩い流れも良かったが、前走で障害を一腰でまとめた後のここで前進。天馬賞馬にとって厳しいシーズンを送っているが、昨季からようやく軌道に乗った晩成型、まだ先を見ながら。<br>4着<b style="font-weight:bold;">ジェイホース</b>(牡6、松井)は先行三頭を見ながら進めるも障害でストップ。特段に厳しい流れではなかっただけに、やや不満も。<br><br>10日のアルタイル特別(A2)は、障害を番手で下った<b style="font-weight:bold;">ホクセイウンカイ</b>(牡7、松井)が一旦は2着馬に前に出られながらもしぶとく歩いて競り勝ち。平場向きの印象が強いが、前走止まった障害を上げ切った鈴木恵介がやはり見事、終いは長く脚を使える。<br>2着<b style="font-weight:bold;">マルホントーマス</b>(セン5、金田)は障害でややモタついたが、下りから速い脚を使い、一旦は突き抜けるかの勢い。そこから甘くなったが、B1未勝利のまま昇級した現級でも十分に戦える目処が立った。<br>3着<b style="font-weight:bold;">ブラックサファイア</b>(牡9、平田)は後方待機に構えて終い一本。以前にも増して障害に注文が付くが、末脚だけなら変わらず上位。買いどころは難しいが。<br><br><br>じつに、第4回開催以来となる回顧記事(゚Д゚;)<br>なにが忙しいのか、ついついスルーしていたのですが、今後も書ける範囲では書こうと思っております(^^;<br>書くのに時間がかかるわりに、それほど見る人もいないし、大したことも書いていないのですが<span style="font-size:0.83em;">(それはいつものこと)</span>自己満足でやっておりますわ。はは。<br><br>さて、次開催は8月16日(日)に<u style="text-decoration:underline;">第38回ばんえいグランプリ(BG2)</u>が行われます。もちろんメムロボブサップの六連覇なるかが最大の焦点ですが、ファン投票で選ばれた精鋭の熱戦にご期待ください。<br>後節8月23日(日)には<u style="text-decoration:underline;">第38回はまなす賞(BG3)</u>が行われます。3歳と4歳の二世代限定重賞、こちらは軸決めに悩む混戦模様で、馬券的にも面白い一戦となりそうです。<br>また、<u style="text-decoration:underline;">久田守調教師</u>が史上2人目の<u style="text-decoration:underline;">通算2500勝まであと2勝</u>と迫っており、記録達成のシーンが見られるかもしれません。<br>それでは次開催もお楽しみに<img alt="ラブラブ" draggable="false" height="16" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif" width="16"></p>
2026.08.08
[8/8 山鳩賞 4歳] ここも注目のハイレベル世代
<p>6月末に世代一冠目を終えた4歳の限定特別。柏林賞馬スターイチバンの姿はないが、ハイレベル世代らしく、ここも好カード。過去10年の勝ち馬のうち、じつに7頭までもがのちに重賞を制しており、昨年のリュウセイウンカイも5ヵ月後の天馬賞で世代の頂点に立った。次開催8月23日に行われる3歳との世代交流重賞はまなす賞、あるいはその先の世代二冠目=銀河賞を見据え、各陣営の思惑はいかに。金曜の最高気温は34℃にも達した帯広だが、土曜は昼過ぎから雨の予報。馬場とハンデがカギになるが、悩まず消せる馬はいない。<br><span style="font-size:0.83em;">(別定:オープン=710キロ。A1=700、A2=690、B1・B2=680)</span><br><br>昨季のダービー馬<b style="font-weight:bold;">キョウエイエース</b>は、久々で臨んだ柏林賞で勝ち馬に離されたとはいえ2着確保。その柏林賞を含め、今季は障害をスパッと切れていない点は少々気になるが、力上位はたしかで、上積みも見込める。ここは結果よりも内容が重要で、ハンデ頭での軽馬場ではそう無理もしないだろうが、終いは差を詰めてくる。<br><br>重賞2勝の実績馬<b style="font-weight:bold;">スーパーシン</b>は、今季初戦こそ古馬相手に快勝したものの、柏林賞の障害で苦戦したように、世代戦で積む立場になると案外。三走前は行きっぷりが悪く、大幅馬体減の前走は障害下で反応せずと、近走はスムーズさを欠いており、相変わらず脚の使いどころの難しさもあるが、先へ向けて良い形を作りたい。<br><br><b style="font-weight:bold;">ラポピージュニア</b>は昨季の菊花賞馬。今季は4月の世代特別すずらん賞で歩き勝ち、柏林賞も障害一腰から末まで我慢しての3着。もとより晩成型の評価だが、馬体も順調に増え、実が入りつつある印象。柏林賞から三開催ぶりで、今回はあくまでステップとの意識、まずは無難に乗り切ることが一番だが、まだ成長が見込め、内容注目。<br><br><b style="font-weight:bold;">ウンカイダイマオー</b>は柏林賞では障害で苦戦したが、即修正して二走前は自己条件特別で小差の2着。強敵相手に編成された前走も、大事に運んだものとはいえ障害一腰から終いよく伸び、引き続き好調。オープン入りが近づいている賞金状況で、先まで見た際の勝負意識微妙だが、昨秋からの地力強化目立ち、力は互角以上。<br><br>五走前に世代特別ライラック賞を1分24秒で逃げ切った<b style="font-weight:bold;">ホクセイテンリュウ</b>。柏林賞は展開が厳しくなったが、自己条件で即巻き返し、前走では先手から一気に押し切っての特別勝ちと、持ち前のスピードと登坂力に加えて終いの粘りも強化され充実顕著。ライラック賞と同様の軽馬場が何より歓迎、上と30キロ差あれば再現十分。<br><br><b style="font-weight:bold;">ココロノニダイメ</b>は2歳シーズンに翔雲賞2着、イレネー5着など早くから素質を示しながらも、昨夏以降は苦戦が目立っていたが、二走前に特別2着、前走の平場では正攻法から押し切り、ようやく再浮上の兆し。今回は相手強化の中でどこまで詰めて行けるかだが、復調なれば力差は小さく、軽馬場も歓迎。さらに前進可能。<br><br><b style="font-weight:bold;">ブラックウンカイ</b>は一番上に入るとまだ差は感じるものの、5着だった柏林賞も障害一腰から我慢して歩き切り、確実に地力を増している。障害安定してデキに関しては申し分ないし、上と30キロ差あればそう引けは取らない。軽馬場歓迎、行きすぎると終いジリっぽくなるが、少しタメて障害下りからの切れを活かす手もある。<br><br>今季B4からスタートした<b style="font-weight:bold;">ミヤビハヤブサ</b>だが、ここまで5勝を挙げる快進撃で、初めて世代の一番上に編成。前走でブラックを差し切るなど、下りてからよく歩く充実の上がり馬。ここは相手強化に加えて自身初の680、大事に運んでの後半勝負となるだろうが、軽馬場は好材料。まずは障害をまとめ、どこまで迫れるか。<br><br><b style="font-weight:bold;">パワフルクィーン</b>は速い流れで引っ張った柏林賞こそ障害で止まったが、それだけ行けること自体が登坂力に自信を持っている証し。増量はまったく問題なく、少し息が入ればここでも一腰は可能。速い脚に欠けるだけに勝ち切れない場面も多いが、牡馬相手でも引き続き善戦は十分に望める。</p>
2026.08.05
ばんえい十勝 in 札幌競馬場
<p>8月1日、一年ぶりにJRA札幌競馬場へ。<br>中央さんの本開催中ではあるが、私は中央は卒業(?)した身なので、お目当てはそこで行われている競馬ではなく、ばんえい十勝のPRブース。<br>感染症騒動で休止していた時期もあるが、年に一度、札幌競馬場でPRを行うのが恒例となっている。<br>思えば昨年も一昨年も、ばんえいが来る時にしか札幌競馬場に行っていない(^^;<br><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/78/55/j/o2916165715809188791.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="239" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/78/55/j/o2916165715809188791.jpg" width="420"></a><br><br>着いてすぐにPRブースへと向かう。<br>馬グッズや十勝の名産物が並べられた光景は例年のとおりだったが、今年はそれに加えて、馬具(ガラ)や匠さんが使っていた弁当箱<span style="font-size:0.83em;">(説明不要だろうが、規定の騎手重量に合わせるための重量箱)</span>、さらに蹄鉄や本走路の砂も置かれ、しかも実際に手で触れられるようになっていた。<br>競馬ファンの心に刺さるのは、やっぱりこういうものだよね。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/43/d2/j/o3733210515809188798.jpg"><img alt="" height="237" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/43/d2/j/o3733210515809188798.jpg" width="420"></a><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/3c/26/j/o2256302415809188803.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="335" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/3c/26/j/o2256302415809188803.jpg" width="250"></a></p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/e0/e6/j/o0800066015809188792.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="347" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/e0/e6/j/o0800066015809188792.jpg" width="420"></a></p><p><br>私は感染症騒動以前の、スタンド2階パドック側で行われていた時にも何度か足を運んだことがあるが、これまでで最も充実した内容だったと言って良いかもしれない。<br>見た限りではグッズもそれなりに売れていたようだし、置かれていたポムレ<span style="font-size:0.83em;">(無料広報誌)</span>も数が減っていた。これは良いPRになったのではないか。<br>できれば帯広競馬場でも、常にとは言わないまでも、何かのイベントの折りには、こういった展示をしていただきたいものだ。<br>近くではグランプリに合わせて『ばんえい夏祭り』と銘打つイベントが本場で行われるが、芸能人を呼ぶだけがプロモーションでは、決してない。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/8e/6d/j/o1458114515809188795.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="283" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/8e/6d/j/o1458114515809188795.jpg" width="360"></a></p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/d2/98/j/o1097113015809188805.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="412" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/d2/98/j/o1097113015809188805.jpg" width="400"></a><br><br>このあとコース前のステージで行われた、矢野吉彦アナウンサーと、元JRA騎手の勝浦正樹さんのトークショーも見学。<br>ただ、じつはPRブースに寄った際に、帯広でよく顔を合わせるBANJOさん<span style="font-size:0.7em;">(HNなどではなく、ばんえい女子の意)</span>とバッタリ会い、<s style="text-decoration:line-through;">浮かれて</s>ばんえい談義を交わしながら見ていたために、ついつい写真を撮るのを忘れてしまった(・_・;)<br>「金山先生は右からでも左からでも追えた」というような話が矢野さんからあったが、あとはグランプリやJRAジョッキーDAYの話題がメインに。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/20/5f/j/o1579105315809188794.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/20/5f/j/o1579105315809188794.jpg" width="420"></a><br><br>ここまでで、この日の目的はほぼ達成したが、せっかく来たので内馬場まで行き、特別展『THE JOCKEY ~武豊が魅せた40年~』を見る。<br>正直言って大したことはなかったが、ちょっと懐かしい気分に浸らせてくれるものではあった。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/2a/c4/j/o1124191915809188789.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="376" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/2a/c4/j/o1124191915809188789.jpg" width="220"></a></p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/f9/6e/j/o2436181215809188787.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="312" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/f9/6e/j/o2436181215809188787.jpg" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">このあたり↑は、よく知っています(^^;</span><br><br>中央はやめたと言っても、競馬場へ来た以上は馬券を買うのが礼儀、と考えるワタクシ。<br>レープロとスマホを見ながら検討を始めたものの、離れてから数年が経つと、騎手も調教師もホントわからん(;゚Д゚)<br>その中で買った馬券がこちら↓</p><p><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/03/14/j/o1035116115809188778.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="359" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/03/14/j/o1035116115809188778.jpg" width="320"></a><br><br>メイショウさんに、それこそ武豊、そして松永幹夫。なんか安心する笑<br>三分三厘でハズレ確定の離れた4着に終わったが、本題と関係ないので、まあいいか(^^;</p><p><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/47/26/j/o2002102215809188780.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="214" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/47/26/j/o2002102215809188780.jpg" width="420"></a><br><span style="font-size:0.7em;">あまり大きな声では言えないが、スタートからゴールまで肉眼で見るのが当たり前の帯広に慣れてしまうと、競馬場にいながら、走っている馬ではなく大型ビジョンを見ている光景が、少し滑稽にも思えてしまう。</span><br><br>私はリニューアル前およびパークウインズ時も含めれば、札幌競馬場の門をくぐったのは、100回や200回では利かない。<br>いまも自転車で行けるくらいの場所に住んでいる。<br>それなのに、行くのは年に一度になってしまった。ずいぶんと変わるものだ。<br> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/8f/ca/j/o2089166315809188790.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="302" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/8f/ca/j/o2089166315809188790.jpg" width="380"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/70/1d/j/o2345121215809188784.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="217" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/70/1d/j/o2345121215809188784.jpg" width="420"></a></p><p> </p><p>ちなみに帯広競馬場は自宅から210kmくらいで、自家用車で3時間半コース(;^ω^)<br>だが回数ではそろそろ札幌に追いつくか、すでに超えているか……。もうわからんわ笑</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/a2/2b/j/o1391161615809188806.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="488" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260805/02/banei-koyanogo/a2/2b/j/o1391161615809188806.jpg" width="420"></a></p>
2026.07.25
歩みを止めずにつかんだ太陽、ヤマトテンショウが重賞初V! 〈第51回ばんえい大賞典(BG3)〉
<p>7月19日(日)に行われた3歳一冠目の第51回ばんえい大賞典(BG3)は、序盤からハナを切った<b style="font-weight:bold;">ヤマトテンショウ</b>(牡3、谷)が第二障害もトップ抜けを果たすと、後続の追撃を凌いで逃げ切り勝ち。重賞初制覇を遂げました。<br>2022年12月デビューの中村太陽騎手は重賞初勝利、谷あゆみ調教師も開業21年目での重賞初勝利となりました。<br>小雨が降る中で馬場水分3.7%、勝ち時計は1分37秒0。好位から際どく迫ったスターノチカラ(牡3、服部)が0秒5差の2着、終いしぶとく歩いたヤマノブラウン(牝3、長部)が3着に続いています。<br><br>想定通りの雨馬場がプラスに作用したことは間違いありませんが、第一障害で先頭に立つと最後まで譲らず、ヤマトテンショウの鮮やかな逃げ切りでした。<br>5月の世代特別とかち皐月賞を制した際と同じような形になりましたが、当時と比べると自身70キロ増でハンデの恩恵も薄れた中でも前半約45秒で果敢に行きました。2月の翔雲賞でも障害トップ抜けからの3着と登坂力は示していたものの、一番上に入ると末脚でまだ劣るか、というのが昨季までの評価でしたが、今回は後続につかまりそうになってからの二枚腰で終いもまとめての押し切りと、素晴らしい成長力です。<br>二年前の当レースを制したホクセイハリアーもそうですが、障害巧者が終い歩けるようになると結果がついてくる。それを改めて感じた次第です。<br><br>レース後にある方から言われて思い出したのですが、今年3月に配信された『ばんスタ』内で<span style="font-size:0.83em;">(ばんスタアンサー)</span>太陽くんが今後の期待馬として、まさにヤマトテンショウの名を挙げていました。スピードと登坂力を評価している、とも言っていましたが、その長所を最大限に活かし切る手綱捌きもやはり見事なものだったと思います。<br>無責任に外から見ている立場では、積極策が功を奏したねー、などとお気楽に言うだけですが、これがヤマで止まったり末に詰まったりしようものなら、単なるオーバーペースとなります。ですから、手綱を取っている身にすると、軽いから先行した、なんて単純なものではないと思うのですが、「この馬が一番強いと思って」攻めた競馬で活路を開きました。<br>結果として2着と0秒5差でしたが、古来より、逃げ切り勝ちは着差が小さければ小さいほど、騎手がうまく運んだもの、なんて言われますものね。<br>騎手試験に合格した直後に、師匠の今井先生が<span style="font-size:0.83em;">(ウチの娘はどうかな、と話す一方で)</span>「太陽は将来的には素晴らしい騎手になれる」と語っていたことも思い出します。<br><br>同じく初重賞となった谷さんですが、開業21年目、ありきたりでも “悲願の” との言葉をつけなければならないでしょう。<br>今年の3月8日、『国際女性デー』に合わせ、他地区の女性調教師にお集まりいただいたうえで帯広競馬場で行われたトークショーの中でも、初重賞への意欲を語っていましたが、その後でお声がけできる時間がありました。<br>「先生、インカンで重賞期待しています」<br>「そうなるように頑張っておりますよ(^^)」<br>笑顔で答えが返ってきましたが、ヤマトテンショウではなくインカンの名を出した私の目の節穴っぷりはさておき、ついに重賞に手が届きました。<br><br>調教師試験に合格したのは、梨本照夫厩舎の厩務員だった2005年12月。四市時代の最末期のことですが、梨本先生から調教師になることを勧められたと言います。ばんえい史上初、そして現在でも唯一の女性調教師です。<br>管理頭数がそう多くないために、リーディング上位に顔を出すとまではいかなくても、勝率および連対率は高い水準を保ち、それでも重賞には手が届いていませんでしたが、これまでで最も肉薄したのはヒカルナナヒメ。オークスとクインカップでともに2着でしたが、内容もまた本当に際どく、悔しい悔しいもので……。NARのサイトでレース映像が見られますが、これは<b style="font-weight:bold;">ぜひともご覧いただきたい</b>。いかに重賞を勝つことが難しいか、いかに悲願だったかがわかるはずです。<br>谷さんは奈良県のご出身で、ばんえいの世界に入る前には、浦河の谷川牧場でサラブレッドの名馬シンザンに携わっていたことはよく知られていますが、いま厩舎にいるユーフォリアは、七代前にシンザンの血を持っています。そちらもまだまだ成長が期待できるでしょう。<br><br>スターノチカラはテンに少し置かれたものの、道中で押し上げ好位付けから障害スムーズ、終いもよく伸びての僅差。<br>今季4勝の中には速い時計のものも含まれているとはいえ、本質的には高速馬場は好まないと思いますが、それでこれだけ動けるのですから、成長ぶりが目立ちます。今後の増量も問題なく、世代重賞では常にチャンスでしょう。<br><br>ヤマノブラウンは強気には行けず、道中で刻みながらタメながらでしたが、障害をすんなりと越えると終いも歩きました。軽馬場も良かったでしょうが、これでここまでの重賞四戦はすべて4着以内とし、登坂力上位の存在です。<br>レッドウンカイ(4着)は障害をまとめて終いもよく歩いてはいます。ただ、今回は勝ち馬に完璧に運ばれましたし、結果的に見ると速すぎたでしょうか。もう少し重い馬場のほうが持ち味が活きるように思います。<br>キョウエイジェット(5着)は中団でタメて障害一腰、終い歩いて悪い内容ではありませんが、このあたりが現状の力関係と言えるでしょうか。それでも、これからまだまだ良くなる馬と思います。<br>ホクセイイワキヤマ(6着)は天板で少し苦労しながらも障害はまとめましたが、終いはモタれるような場面もあって案外。ナナカマド賞を速い時計で制している馬ではありますが、いくらか忙しかったかもしれません。<br>カツブライト(7着)は個人馬券的に期待していましたが、増量のぶん道中で行けなかったでしょうか。軽馬場プラスと見ていましたが、切れ味を活かすにはタメる必要もあり、軽いのは良くても速いのは良くないか、とメモしたうえで次走以降を注視します。<br>キングウンカイ(8着)は中団から障害をまとめ、速い脚も見せました。末に緩んで着順は落としましたが、内容的には上向きを示したと言って良いでしょう。今後の上積みと、あとは馬体面も含めた成長次第でしょう。<br><br><br>3月のイレネー記念が終わった後に、「ここからは成長力勝負」と書きました。</p><p>それはもちろん毎年のことではあるのですが、この世代は特に、の印象が強いです。一冠目から二冠目までの間が長いのが、3歳三冠戦の特色でもありますが、11月1日のばんえい菊花賞までに、さらに大きな成長を示すのはどの馬か。古馬を相手にする自己条件での奮戦にご注目ください。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260725/23/banei-koyanogo/77/1e/j/o1686112715806053920.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="281" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260725/23/banei-koyanogo/77/1e/j/o1686112715806053920.jpg" width="420"></a></p>
2026.07.19
[7/19 第51回ばんえい大賞典(BG3)] 混戦Classic 3歳幻想交響詩
<p>3歳クラシック第一弾。昨季の四重賞を4頭で分け合い、今季行われた世代特別=とかち皐月賞およびとかちダービーの勝ち馬も異なる混戦の世代。イレネー馬オレノコクオウは早々と回避を表明、ここはB1からC1までの5クラス混合戦となったが、A級格付馬が不在は8年ぶり。まずは昨季の重賞と今季の世代特別が重要な参考になるが、臨戦過程も様々で比較の難しい組み合わせ。土曜の雨は日曜も続き、今週も高速馬場の見込みだが、前週の古馬重賞ほどには荷物に慣れていない3歳だけに、流れはどうなるか。未知の部分が多く難解。<br><span style="font-size:0.83em;">(別定:オープン=700キロ。B1・B2=670、B3・B4=660、C1=650)</span><br><br>昨季のナナカマド賞馬<b style="font-weight:bold;">ホクセイイワキヤマ</b>は、とかち皐月賞を2着の後に賞金状況を考慮してひと息入れたが、前開催を使って目標のここへ。イレネー2着、皐月賞も酷量で小差と力上位、思惑通りB1にとどめてハンデに不満なし。タメを利かせて末につなげたいだけに高速馬場が歓迎とは言えないが、切れ味あって対応可能、争覇圏。<br><br>暮れのヤングCSを制した<b style="font-weight:bold;">キングウンカイ</b>の今季は、ここを目標にとかちダービーから始動。そこで動けなかったことは気にならないが、二度使った後の前走も後方待機に構えながら障害で手間取ったように、まだ途上の印象も。松井なら今度は一段階上に仕上げてくるだろうし、目先を変える意味の手替わりも含め上積みは見込めるが。<br><br>翔雲賞馬<b style="font-weight:bold;">レッドウンカイ</b>は使いつつ上向きを示し、とかちダービーでは勝ち馬に肉薄の2着。今回は重量関係が好転するし、試走に徹した前走も障害をまとめてまずまずの内容と、まだ馬体は細いがデキ上々。障害下では少しタメたいが、昨季には1分19秒でホクセイ以下を抑えた星もあり、高速馬場でも対応可能。終い確実で上位争い。<br><br><b style="font-weight:bold;">ヤマトテンショウ</b>はとかち皐月賞を前半約36秒のハイペースから逃げ切り勝ち。とかちダービーでは障害で止まったが、その要因を馬場に求めるなら軽馬場歓迎。本来は世代屈指の障害巧者、増量でどこまで行けるかだが、下りてからジリっぽく切れ味勝負では分が悪いだけに、障害を先に下ろす形を作りたい。強気に出て活路を開くか。<br><br>前哨戦とかちダービーを制した<b style="font-weight:bold;">カツブライト</b>。皐月賞4着も悪い内容ではなかったが、さらに詰めて行っても結果を出した点が高評価。新馬勝ちを収めた素質馬が軌道に乗った感で成長目立ち、二走前に乱れた障害も前走で即修正と、デキも良い。障害下りから切れる脚を使えて軽馬場歓迎、増量で踏ん張りがカギとはなるが、再度注。<br><br><b style="font-weight:bold;">スターノチカラ</b>は今季4勝、前付けの競馬もできるようになり充実。それでも本来は追って長く脚を使える点が長所、ただし切れ味勝負ではやや見劣るだけに、少し終いのかかる展開が理想か。軽馬場で鈴木恵がどう運ぶかも注目だが、追い比べになった際には強みが活きる。障害も安定しており増量歓迎、ここでもチャンスは十分に。<br><br>牝馬<b style="font-weight:bold;">ヤマノブラウン</b>は今季の使い出しは障害のカカリが悪かったが、使いつつ良化を示し、とかちダービーでも一腰と、登坂力で勝負する本来の形をとれる態勢は整った。馬格あり、登坂力が活きる増量は悪くないし、二走前のB3勝ちで威張れる相手関係。軽馬場なら二走前同様に思い切って行く手もあり、牡馬相手でも引けを取らず。<br><br><b style="font-weight:bold;">キョウエイジェット</b>のとかちダービーは、障害をスムーズに越えると終い良い脚を見せての3着。ナナカマド賞でも小差5着の記録がある素質馬、喘鳴症を患った時期もあったが、再浮上して軌道に乗りつつある。行きすぎると末が甘くなる面をこれまで見せており、少しタメを利かせたほうが良いだろうが、ここでも大きな差はなく。<br><br>好馬体の目立つ<b style="font-weight:bold;">インカン</b>は、一番上に入ると地力の差はまだあるが、障害をまとめた際には下りから速い脚を使えて終いよく歩く。障害下でタメたいタイプで、軽馬場とはいえ、増量ではそうも詰めて行けないだろうが、スムーズに後半につなげられれば末脚互角。まだこれからの馬だが、複の穴に。<br><br><b style="font-weight:bold;">サトノブレイカー</b>は昨秋の北見産駒特別勝ちが光る素質馬。下りからの切れ味はあっても、まだ終いの脚には甘いところがあり、本格化は先だが、障害の上がり方が良く、増量でもそう不安ない。ここは一気の相手強化で家賃が高いが、好馬体で将来性は十分。先々への期待が広がる内容を示したい。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260719/11/banei-koyanogo/9f/6b/j/o0817215615803912515.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="581" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260719/11/banei-koyanogo/9f/6b/j/o0817215615803912515.jpg" width="220"></a></p>
2026.07.18
要衝旭川攻略、勢力拡大タカラキングダム! 〈第57回旭川記念(BG2)〉
<p>7月12日(日)に行われた古馬重賞の第57回旭川記念(BG2)は、第二障害を4番手で下った<b style="font-weight:bold;">タカラキングダム</b>(牡6、村上)が持ち前の末脚で抜け出し快勝。重賞9勝目を挙げました。<br>阿部武臣騎手は旭川記念3勝目で重賞通算52勝目。村上慎一調教師は古馬重賞となってからの旭川記念は初制覇<span style="font-size:0.83em;">(※4歳重賞時には1勝)</span>で重賞通算40勝目。<br>馬場水分3.3%で勝ち時計は1分39秒3。障害トップ抜けからしぶとく歩いたクリスタルコルド(牡7、西)が2着、下りてから一旦は先頭に立つかの場面もあったツガルノヒロイモノ(牡7、長部)が3着に続いています。<br><br>3Rが終わった後に豪雨と雷があり、続く4Rの取り止めを告げる場内アナウンスが雨音によって聞こえにくいほどでした。その後もレース取り止めが続き、9Rから再開されましたが、当然の高速馬場に。ただ、雨量はともかくとして、高速馬場は戦前からの想定ではありました。<br><br>その中で末脚を発揮したタカラキングダムですが、一昨季の4歳三冠はすべて1分30秒台で、昨季の北見記念も1分40秒4。そして今回の結果も見れば、軽馬場が得意と言えるかもしれません。<br>馬場の軽い重いはばんえいを見るうえで大きな要素であり、私もわかっているようなフリをして好き勝手に書いていますが、たとえば今回の出走馬で言えば、トワイチロ、ツガルノヒロイモノ、ダイヤカツヒメ。あるいはこの日の最終を勝ったアアモンドキーマン。これらが、いわゆる軽馬場巧者のイメージです。各々の詳細は省きますが、同意してくださる方も多いのではないかと思います。<br>対してキングダムは、テンが速くないし、障害も小脚を使ってスパッと切るタイプではない。終いも下りからの切れ味というより長く脚が続く、あるいは加速する点が強みで、レースぶりからすると、むしろ重い馬場で流れが落ち着き、時計がかかったほうが良いようにさえ思えます。それなのに、軽馬場の重賞で何度も結果を出しているのが、面白く難しいところですね。<br><br>障害が大きなポイントとなる馬であるのはご存じのとおりですが、極論すれば、荷物や流れは関係なく、自身のカカリだけ。そんな印象を抱いています。<br>今回も天板で一度止まりましたが、一腰目でだいぶ上がっていたぶん、二腰目がすぐに入りました。そう、この馬はヒザを折ることがほぼないし、意外と(?)腰を入れ直すのは苦手ではない。もちろん一腰目である程度上がることが前提ではありますが、一腰で上げ切る意識が強くなった現在のばんえいでは、止まってしまうと返事をしない馬も多い中で、じつは評価できる点だとも思っています。<br>ただ、馬場が重くて刻みを多く入れる展開になると、重さに嫌気が差すのか、何度も止められて集中力が切れるのか、そこはよくわからないのですが、軽馬場で気分良く行かせた時のほうがカカリが良いように見受けられます。<br><br>今回もダイヤカツヒメが前半約46秒で引っ張る<span style="font-size:0.83em;">(ナイストライだったと思います)</span>流れを刻まず追走、半数以上の馬が障害で止まり、あるいはヒザを折る中で、二腰とはいえ4番手で下ったのですから、カカリさえ良ければ障害への対応はそれほど拙劣ではない。これは同様の展開になった天馬賞の時にも思ったことです。<br>そして、この位置で下りれば、前をとらえられる末脚があります。以前、オレノココロやセンゴクエースになぞらえたこともありますが、こうなれば怪物ぶりが発揮されます。<br><br>ただ、やはりムラはムラ<span style="font-size:0.7em;">(斑)</span>。こうなれば強いけど、この形を作れるかどうかがカギとなります。<br>現時点では軽馬場が前提条件となるのか…いや…レースぶりからすると本質的には重いほうが絶対に合うはず…でも重いと障害のカカリが…やはり軽馬場で…いやいやテンから急がすよりも…終いがかかる展開で……<br>などと、堂々巡りになってしまうのですが(^^;<br>どうしても私は、この馬のことを、軽馬場が得意と評することはできないんですよね笑<br>障害という大きな課題はあるものの、キングダムの真の能力が活きるのは、馬場も荷物も重くなってこそ。それほど高く評価しているからですが、まだ伸びしろがあると思いますし、この後に向かうであろう8月16日のばんえいグランプリへの楽しみが、また増してきました。<br>今回は勝利に導いた武臣さんも、王者の手綱を取る身として、そう安穏としていられないと思うのですけどね。<br><br>クリスタルコルドは28キロの馬体減でしたが、下見では馬っ気とともに気合を出し、変わらず良く映りました。<br>雨はマイナスと見る向きもあったでしょうが、それは特別での切れ味比べを好まないだけで、重賞でここまでの高速馬場なら、厳しい流れになるのは必然。そうなれば底力が活きます。<br>前付けから北斗賞ではややモタついた障害を一腰、キングダムの末脚には屈したものの、ツガルノヒロイモノを差し返すような形で2着確保。長く歩ける強みと大関の力を示しましたし、昨季より強くなっているとも思います。<br><br>ツガルノヒロイモノは障害手前に付く前に一度刻み、天板でも我慢してなんとか一腰。障害下りから速い脚を使い、一旦は抜け出しかかりながらの3着でしたが、10キロ積んでこの内容なら評価はむしろ上がります。<br>北斗賞での重賞初制覇は、巡り合わせではなく、自身がそれだけの力をつけたもの、と示す内容で、ひと皮むけた感があります。今後はさらなる増量への対応が求められますが、今季は正月から年度末まで挑めるだけの素地は整ったと思います。<br><br>コマサンエース(4着)はコルドよりも先に付けて先に下りる形を作りたかったでしょうが、結果的に言えば少し速くなり過ぎたかもしれません。ただこれは、北斗賞よりもコルドがよく動き、自身がわずかに動けなかっただけで、展開のアヤの範疇でしょう。内容的には決して悪くなく、グランプリでも上位争いは確実です。<br>キングフェスタ(5着)は道中で三度刻みながらも障害で止まり、ヒザをつく場面もありました。重賞では障害の甘さがやはり目につき、4歳三冠馬でも、いまでは同世代のコルドやヒロイモノとはレベルが違いますが、まずは特別で一度リズムを作ってからでしょうか。<br>トワイチロ(9着)は障害でヒザをつきながらもすぐに立て直し、一旦は着十分の態勢。残り10mで詰まりましたが、10キロ積んでこれだけ動ければ悲観するものではありません。昨季同様に特別で稼いだぶんの加増が足枷とはなりますが、一段階上の経験が得られるシーズンでもあります。<br><br><br>次の古馬重賞は、8月16日に行われるばんえいグランプリですが、そこには六連覇を狙う王者メムロボブサップが当然出てきます。7月20日の特別から始動することが明らかにもなっています。<br>当ブログを以前から長くご覧くださっている方には、ご理解いただいていると思っていますが、私は特定の一頭だけを持ち上げるようなスタンスではございません。ただ、それでもいまの古馬戦線は、王者メムロボブサップvs挑戦者の構図。こう言わざるを得ません。それほど強い王者がいるのです。<br>戦慄の王者か、反逆の挑戦者か。8月16日、ご期待ください。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260718/13/banei-koyanogo/44/4d/j/o2584172615803618491.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="281" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260718/13/banei-koyanogo/44/4d/j/o2584172615803618491.jpg" width="420"></a></p>
2026.07.12
[7/12 第57回旭川記念(BG2)] 歴史は、旭川から始まった
<p> 明治時代、北海道の開拓において大きな力を発揮した重種の農耕馬。貴重な働き手として家族同様の大切な存在だったが、それぞれの家の力自慢を集めて競わせる娯楽が広まり、やがて重い荷物を載せたソリを曳く競走が定着していったという。そして1946(昭和21)年11月に公布された地方競馬法施行規則第9条にて、駈歩・速歩・障害の各競走とともに、「輓曵」を公式競技にすると定められたが、実際に初めて開催が行われたのは、翌1947年10月16日、旭川にあった近文競馬場でのことだった。公式競技としてのばんえい競馬の歴史は、今年で80年目を迎えた。<br> 旭の王冠を懸け古馬激突、伝統の四市記念重賞第一弾。王者メムロボブサップが依然として待機中なら、ひと月前に行われた北斗賞の上位組を引き続き重視が自然だが、木曜夜からの断続的な雨で土曜の馬場水分は3%を超え、日曜昼からも小雨の予報。高速馬場が想定され、スピードはもちろん必要だが、一線級なら動ける荷物で厳しい流れ、切れよりも登坂力と末の踏ん張りが求められそう。ここからはハンデも生じるが、どう順位付けるか。<br><span style="font-size:0.83em;">(別定:790キロ。本年度収得賞金350万円につき10キロ加増)</span><br><br>当レース三連覇が懸かる<b style="font-weight:bold;">クリスタルコルド</b>。北斗賞は障害でモタついたぶんの3着だが、すぐに二腰目が入った点は評価でき、デキは高いレベルで安定。2分を要した過去二年とは違う馬場だが、時計は持っているし、ここまで軽くなれば前半から流れて切れ勝負とはならない。一昨年の北斗賞のように、ハイペースから終いがかかる展開で脚を長く使える強みが活きる。今年も好勝負。<br><br>北斗賞2着の<b style="font-weight:bold;">コマサンエース</b>は勝ち星から遠ざかっているものの、完全にデキが戻り、近走は好内容の連続。とりわけ北斗賞は、自ら流れを作り、ついてきた組を障害で封じたうえでトップ抜け、勝ち馬の切れに屈したものの末も我慢して歩き、相当に中身は濃い。テンは速くなくても、道中の動き素軽いし、障害に自信があるだけに強気に行ける。ここも登坂力と地力で上回り争覇圏。<br><br>北斗賞で重賞初制覇を遂げた<b style="font-weight:bold;">ツガルノヒロイモノ</b>は、ダイレクトなら加増なしだったが、前走の特別勝利により10キロ課せられる形。北斗賞はタメを利かせた鈴木恵の手綱捌きも光ったが、障害をスパッと切って速い脚で抜け出す完勝、前走も先手から楽々押し切りと充実。軽馬場巧者でも行きすぎると末が甘くなるだけに、10キロとはいえ積むと道中が難しくなるが、勢い目立ち。<br><br><b style="font-weight:bold;">キングフェスタ</b>の北斗賞は障害でストップ。大事なところで甘さが出たが、ここも条件は好転しておらず、引き続き障害がカギに。詰めて行くと障害を上がったとしても末まで脚が続かないだけに、位置を取りに行かず後半一本に構えたほうが着順が上になる可能性は高いが、下りてしまえば切れ味は現役一番。まず障害、あとは展開次第だが、差し注。<br><br><b style="font-weight:bold;">タカラキングダム</b>も障害が大きなポイントとなるが、荷物云々ではなくカカリひとつ。前走は天板で止まると動けなかったが、カカリ自体は良くなっているのはたしか。軽馬場である程度気分良く行かせつつも障害下ではタメたいが、下りる位置次第ではまとめて面倒見て不思議ないほどの爆発力の持ち主。久々の手綱となる阿部武がどう御すか。<br><br>昨季10勝を挙げた<b style="font-weight:bold;">トワイチロ</b>は、今季も特別を4連勝、ツガルをゴール前でとらえた三走前が光り、特別条件なら一線級相手にも戦えるだけの素地はできた。ただ、今回は重賞でさらに相手強化+一気の増量、加えて今季好成績ゆえに10キロ積む形。ここに挑めるほどに力をつけ、軽馬場も歓迎だが、800でどこまでスムーズな競馬ができるか。<br><br><b style="font-weight:bold;">オーシャンウイナー</b>は春先よりも障害での腰の入りが良くなり、確実に上向いている。ただ、古馬重賞では一昨季ドリームACの3着が最高と、思うような結果を出せていない現状。増量はそう問題ないが、厳しい流れになると終い緩む面も依然として残るし、ここで一変があるとは。<br><br><b style="font-weight:bold;">マルホンリョウユウ</b>は北斗賞の障害で手間取るなど、一線級が相手ではまだ地力で劣る現状。それでも前走の特別も障害で止まってからの二腰目は良かったし、昨季の経験を糧に一段階上も望みたい今季。馬場が軽いのは好まないが、まだ状態面の上積みが見込めるし、ここも良い経験に。<br><br><b style="font-weight:bold;">ヤマカツエース</b>は変わらず障害が安定しているし、昨季の重賞で入着もあり、積むのは存外悪くない。さすがにこの相手に正攻法では厳しく、一列下げた位置からになるだろうが、軽馬場歓迎。下りてからの脚では見劣り、踏ん張りカギだが、馬体に実が入り地力強化。他馬が障害で手間取った際の複穴。<br><br>牝馬<b style="font-weight:bold;">ダイヤカツヒメ</b>はカーネーションCこそ2着惜敗も、前走の特別を一枚落ちの相手とはいえ障害トップ抜けから持ち前の勝負根性としぶとさで歩き勝ち、デキに関しては申し分ない。この相手に770では厳しいが、軽馬場歓迎、息を入れて進めれば対応できる。善戦は十分に可能で。</p><p> </p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260712/11/banei-koyanogo/78/f7/j/o1422374715801735036.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="580" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260712/11/banei-koyanogo/78/f7/j/o1422374715801735036.jpg" width="220"></a></p>