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ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery - - 記事一覧
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2025.01.13
年末年始レース回顧
年末年始の挨拶もないまま、ざっとレースを振り返ります。<br><br>12月29日はヤングチャンピオンシップ。スーパーシンが優勝。<br>混戦の2歳という感じだったけれど、ここまで引き離して勝つ強いレースができるとは。<img src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/87/7a550797db2f154523727acb0bdad7fc.jpg" alt="" class="fr-fic fr-dii"><br>2024年12月30日はばんえいダービー。2歳王者ライジンサンが優勝。6月に歯代わりしていたとのことだけど、遅いよなぁ。ということは成長がゆったりということなので今後の活躍に期待。骨もまだできていないようなことを大河原調教師は言っていたので楽しみ。<br>テルシゲはいい子を出すなぁ。岩手県洋野町の神社「雷神さん」そばの馬主さんも来られていて、みんなで記念撮影。よかった。見出し写真もダービーです。寒いのもあるけど、それよりは湿度が高いと馬体から湯気が出て熱いレースが思い出される。<img src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/ea/b975302f9132b8f5a6e3eafad0f03f21.jpg" alt="" class="fr-fic fr-dii"><br><br>ダービーは<a href="https://www.keiba.go.jp/furlong/2024/20241230_01/" rel="noopener" target="_blank">ウェブハロン</a>でした。締め切りは少しあとなのだけど、今後重賞が入って忘れそうなので早めに。となると31日に原稿。年末の準備ができておらずバタバタ。31日、一気におせち買ったりしてました。焦ってちょっとだけ作ったけどいまいち…もう作るのやめようかな笑 来年以降もこのパターンだろうから、考えなくては。優勝レイのグレードが入れ替わっていて、正直…なんで?と思うけど、間違いは仕方がない。その後のサポートさえできていたらいい。写真撮影が悩ましいけれど、上から何か貼るだけでも目立たないのではという気もする。<br>さて、新年。騎手による挨拶がなくなり、朝から行かなくてもいいやと思うとダラダラ。市長挨拶動画はあったけれど、なにか騎手からもあるとファンは喜ぶよなぁ…市長があるとかえってそう思わせてしまう。「ファンをちゃんと見ています」というメッセージがほしい。<br><br>帯広記念はコウテイ。2歳時からこの馬は古馬になってから楽しみと思っていたので、ここ最近の活躍がうれしい。ようやく!と調教師もうれしそうだった。<br>でも帯広記念で古馬重賞全制覇のメムロボブサップにも勝たせたかった。雪が降り夜になって軽かったし、さすがに930は重いよなぁ…。今後の体調のこともあるから910くらいまでだろうか。もともとドリームエイジを使うか悩んでいたそうで、使わなかったら920だったかなと思うけど後の祭りだし。<br>コマサンエースも含め、5頭立てとはいえいいレースだった。<img src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/ce/d64fbc8b8772933991aaf4bb1e132fb0.jpg" alt="" class="fr-fic fr-dii"><br><br>5頭立てということで話題になってしまったけれど、オープン馬にしたらボブサップにどこまで近づけるか、という中、万全ではないと出せない。最近の重い馬場だと馬への負担もある。出したいが出せない、ということなんだろう。ボブサップ、アオノブラックが引退後誰が引っ張っていくか?というオープン馬問題もある。ボブサップが引退する前に、逆転できるほどの成長力を見せてくれる馬に会いたい。<br>ボブサップの関係者のプレッシャー(日々健康でいられることも含め)ってものすごいものだと思う。この状態を維持していることのすごさも忘れないようにしたい。<br>Xでも書いたけど、5頭立てで思い出すのは2004年のばんえい記念。スーパーペガサスの2連覇目となる。大雪の中のレースで、鳴海章さんが「北の作家書下ろしアンソロジーvol.1」でも書いている。<br>同じように、そんなこともあったよね、あの頃のボブサップすごかったよね、とあとで思い出すことになるのかな、と。<br><br>この日の誘導馬はプリンスとミルキー。ミルキーは体調が良ければBG1に出てくるのだけどアナウンスがなく、何か起きないか心配になってしまった。体調が良ければ日程を決めてお披露目、さらによければ誘導、とか、会いたい人が会えるようになってほしいな。<br><br>3日は天馬賞。タカラキングダム強かったなぁ。冬ならマルホンリョウユウも、と思ったけれど。<br>撮影があるとゴール正面にいるので、2障害までの展開がわからない。(なのでレース後急いでYouTubeを見返しインタビューにそなえるので、レース後の私はとても忙しいw 話しかけられても対応できませんすいません…)<br>キングダム、あんなに出遅れ、道中気合いを入れっぱなしだったとは…。かなり強い勝ち方だった。ここ最近ではかなりの衝撃。もっと評価されていいように思う。<img src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/5a/11778825d47bd3dea0dd9451c348afd8.jpg" alt="" class="fr-fic fr-dii"><br><br>4日間開催は晴れて、31日、1日の中日に雪が降るという、いいんだか悪いんだかという天候。口取り撮影は人も多くていい光景だったが…相変わらずおしゃべりがやみません。カメラを見ていただきたいです。修学旅行のカメラマン気分です、大人頑張ってほしい。<br>昔は1月1日に調教見学ツアーがあって、初日の出を競馬場で見ていた。それも良かったな。
2024.12.31
2024下半期記事紹介
いろいろと書いた記事をご紹介。ちゃんと仕事していますアピールです。<br>北海道新聞十勝版「サタデーBANBA」道新デジタル「ビバBANBA」はもう1人の記者といつも書いてます。<a href="https://www.hokkaido-np.co.jp/series/viva_banba/" rel="noopener" target="_blank">https://www.hokkaido-np.co.jp/series/viva_banba/<br></a><br>ばんば牧場便り【 Vol.060 】ブチオがいる音更町のメグミファーム<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/baneiblog/diary/202407170000/" rel="noopener" target="_blank">https://plaza.rakuten.co.jp/baneiblog/diary/202407170000/</a>ばんば牧場便り【 Vol.061 】第53回十勝総合畜産共進会<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/baneiblog/diary/202407250000/" rel="noopener" target="_blank">https://plaza.rakuten.co.jp/baneiblog/diary/202407250000/</a>ばんば牧場便り【 Vol.062 】ヒカルファンタジーがいる坂脇牧場<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/baneiblog/diary/202409260000/" rel="noopener" target="_blank">https://plaza.rakuten.co.jp/baneiblog/diary/202409260000/<br></a>ばんば牧場便り【 Vol.063 】コウウンリキがいる標茶町・板鼻さんの牧場<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/baneiblog/diary/202410230000/" rel="noopener" target="_blank">https://plaza.rakuten.co.jp/baneiblog/diary/202410230000/</a><br>オッズパークインタビュー中村 太陽 騎手(ばんえい) <a href="https://blog.oddspark.com/jockey/2024/06/post-456.html" rel="noopener" target="_blank">https://blog.oddspark.com/jockey/2024/06/post-456.html</a>西 謙一 騎手(ばんえい) <a href="https://blog.oddspark.com/jockey/2024/09/post-463.html" rel="noopener" target="_blank">https://blog.oddspark.com/jockey/2024/09/post-463.html</a>鈴木 恵介 騎手(ばんえい) <a href="https://blog.oddspark.com/jockey/2024/10/post-465.html" rel="noopener" target="_blank">https://blog.oddspark.com/jockey/2024/10/post-465.html<br></a>「鈴木恵介のハミ」の話は私も感動…<br>うまレター8月号 ばんえい十勝NEWS<a data-fr-linked="true" href="https://umaletter.jp/ ">https://umaletter.jp/</a>バックナンバーから見てください。ばんえい競馬NEWSは数回に1回あり、私は久しぶりに担当しました。<br>馬ライフ「The Live Horse」2024年12月号西埜馬搬さんの馬搬を写真とともに紹介しています。<a href="https://www.metpress.co.jp/publication/products/detail.php?product_id=362" rel="noopener" target="_blank">https://www.metpress.co.jp/publication/products/detail.php?product_id=362</a><br>
2024.12.31
帯広の映像アルバム
11月にNHKで放映された「あなたの町の映像アルバム ~帯広編~」<br><a href="https://www.nhk.or.jp/hokkaido/lreport/articles/300/153/58/">https://www.nhk.or.jp/hokkaido/lreport/articles/300/153/58/</a>覚え書き。<br>帯広の近代の映像なのですが、半分くらい馬が出てきたように思います。十勝の歴史は馬の歴史だとあらためて思います。<br>まずは一番古い昭和初期の映像。「十勝大観」という十勝毎日新聞社が制作した映画で、豆を脱穀する「どんころ」を馬が引く。どんころの後方に人が乗りながら馬を操っていました。<br>そして十勝の畑(馬の力を使う)、馬市場、それにともなう馬宿、草ばん馬の映像も出てきました。草ばん馬は1971年。どこだろう…。ばんえい競馬の映像もあり、1983年は金山騎手や山田騎手、水上騎手の勝負服が!山田元調教師、ハンサムでしたね。存続運動から帯広単独開催の開幕までがあり、もうこのころの話も一つの歴史です。<br>街中で石炭を運ぶ馬の映像は1962年。学芸員さんによると石炭を運ぶ姿が、写真や動画で見る最後の馬車だということでした。
2024.12.30
家畜への思い
サラブレッドからばん馬を見るようになり、以前より牛が気になるようになってきた。もともと牛の絵や物語が好きだったがより身近になった。馬と牛との兼業農家が多く、市場に行くと種牛のパンフレットがあるし、一緒に共進会を行うこともある。和牛の場合は?乳牛の大変なところは?北海道、十勝に住んでいるからというのも理由だろう。<br>なにより、出荷がサラブレッドより身近になったからだ。<br>清水町図書館で12月に行われていた、洞内由紀子さんによる水彩画と鉛筆画展「私の『願いの叶う本』」を訪れる。<br>町内で酪農業に従事しながら牛の絵を描く洞内さんの優しい絵とストーリーがとても好き。<br>「願いの叶う本」は、丸本大悟さん作曲のマンドリンアンサンブル。「貸す」ことで、「貸した相手」の願いが叶う本をイメージして作られた曲だそう。検索して聴くと、マンドリンの響きが優しい曲調で、洞内さんの描く優しい牛たちへの思いが包まれていくよう。<br>絵からは、日々優しく、強く、繊細に家畜と向き合っていることが伝わって胸を打たれる。牛も五線も色合いが素敵でずっと見ていたい…<br>洞内さんのコメントより。 殺さなくてはならなかった悲しみを<br> 憶えていられる幸せを<br> この曲の力を借りて表現したいと思いました<br> 「優しさ」のかけらもないままに<br>優しさとはなんなのか。<br>家畜への優しさとは、どうあるのがいいのか。<br>実際に家畜にかかわり、育てる人へのリスペクトとともに、少しでも思いを受け取って共有できればと思っている。
2024.12.18
馬具製作実演~ガラについて
8月のばんえいグランプリの週に、馬具製作実演が行われました。中村鉄工さんと、旭川の福森浩さんです。中村さんはきれいな背吊りや呼び出しでおなじみ。この日は、ガラを作っている旭川の福森さんにいろいろと話を伺いました。<br><br>福森さんは、ホワイトキャップなどを管理していた元調教師です。<br>中に入っているクッションは稲藁。今は藁を細かくすることが多いので、切られていない状態はなかなか手に入らず、地元や宮崎産を使っているそう。宮崎は、鰹のタタキで使うため用意されているそうです。<br><br>籾殻は結構大きな袋で片方分。写真では、ガラに隠れ、椅子の横にある袋がそうです。写真にある、軽くて小さめのガラ(2尺2寸)で870グラムだそうです。入れては棒で突きを繰り返し、ちょうど良い硬さにしていきます。<br><br>蕎麦殻でも試したけど固まらず、麦(海外の馬車用などに多い)だとばん馬の力には耐えられない。結局稲がいいそう。<br>「先人の知恵だわ〜!」と何度もおっしゃられていました。<br>皮は水で少し濡らして作業します。サランラップの芯や綿棒の入れ物などを活用していました。<br>福森さんは、同じく旭川で馬具を製作していた大河内(おおこうち)さんの形見の道具で籾殻を詰めていました。十勝馬具の鵜沼さんにも話を聞いて勉強したそうです。私がばんえいを見始めたころは馬具屋として、鵜沼さん、大河内さんの名前をよく聞きました。<br>昔は士別や富良野、北見で作っている人がいて、士別は「士別がら」と呼ばれ人気だったそう。「柔らかくて1回そりをかけたらすぐなじむ」といい緑色が特徴だそうです(今も緑はあるけど全て士別というわけではないはず)<br>富良野の「とらや」も好んでいた方がいるよう。それぞれオリジナルの型や作り方があって、調教師らは好みを選んでいたようです。<br>一部Twitterに載せました。動画もあります<a href="https://x.com/banbaphoto/status/1822521757112365567">https://x.com/banbaphoto/status/1822521757112365567</a><br>久しぶりのブログ。毎週書いてみよう、と思い立って2週で止まってしまった笑いろいろ書いてはいるけど精査ができてない。マイペースでいきます…ということで、今回は少し前のことを覚書として載せました。
2024.12.07
1996年以来のオークス制覇
第49回ばんえいオークスは、菊花賞馬スマイルカナが単勝1.0倍の人気に応えました。<br><br>鈴木邦哉調教師は、2度目のオークス制覇。前回はというと1996年9月の岩見沢でダイフジオーカン!騎手は鈴木勝提!<br>知らない~。翌年のノースウエーブが古馬になったころにばんえいを見始めた(結構好きだった)。<br>というか1996年というとサクラローレルが春天と有馬勝った年だから競馬自体始めて間もない頃。<br>邦哉調教師は菊花賞も今回も、遠征先でレースを迎えました。「人気あるうちにやらないとだめだ」とハクウンリューを連れ、以前と変わらずばんえいPRに務めます。そのような徳が巡り巡っていると思います。<br>2着はカフカ。小さなころから見させていただいた馬で、今年に入ってからの成長ぶりに驚くばかり。小さな体でこれだけの重量を引き、結果を残すとは…!<br>4着のイワキエンジェルは谷あゆみ厩舎、今井千尋騎手でオークスに臨みました。 牝馬レースを女性コンビで、というのは華があります。生産の三浦さんはご夫婦で馬にかかわっておられますが奥様が生産者で登録されています。<br>媒体があればしっかり紹介したかった馬たちなので、またチャンスがあればいいな。<br><br>今回口取り写真の時、結構強く「人間こっち向いて」と言ってしまいました。たまに馬以上にきょろきょろする人がいます。耳立て用意しようかな!<br>一度きりの、大事な記念勝利。あとで写真を見て、横向いてたりしゃべってたりする人を見つけて、ああ…と何度後悔したことか。知らない人だし別に私はどうでもいいんですけどーー。でもでもー。<br>もう後悔したくない。うるさいと言われても私は注意し続けますよ!<br>記念写真の間だけ我慢してね~ちょっとでちゅよ~ というかこのことは全体で徹底させたい…<br><br>その日の10Rはばんえい甲子園最終戦、北見産駒特別。アバシリタカラコマが勝利しました。<br>10番目のアバシリタカラは出走しませんでしたが、2頭のみのトレジャーハンター産駒の活躍が素晴らしい。馬体もほれぼれします。<br><br>1日は金沢のハクサンアマゾネスが中日杯に出走しました。重賞25勝でオレノココロに並んでいて、勝てば新記録を樹立して引退、という予定でしたが2着。<br>勝ち続けるってものすごく大変なこと。楽に勝ち続けているように見えるメムロボブサップだって、その裏には調教師や騎手、厩務員がすごいプレッシャーを抱えて日々調整しているのだと思います。
2024.12.06
ツガルノセンショウで千勝
12月1日、24日6Rをツガルノセンショウで勝って千勝を達成した、長部幸光調教師の千勝達成セレモニーが行われました。<br>おお、ツガル千勝だったか…とセレモニーで初めて気づきましたが、ほかにもセンショウさんの馬で区切り勝利があった気がするのですがなんでしたっけ…<br>と、ここまでXで投稿し、岩本調教師のセンショウニシキと教えていただきました!!<br>実は投稿してから入浴していたらふとセンショウニシキ!! と頭に浮かんだ…入浴時のひらめきってほんと謎ww なんなんでしょうね…<br>閑話休題。<br>長部調教師は先日ミュウでクインカップを勝ちましたが、これからもスーパーチヨコやスーパーシン、クリスタルゴーストにシンザンパワーも控えています。<br>ゴーストは重賞2着が続いてからA1でちょっと苦戦しているのが気にかかりますが、ここを乗り越えてほしい!!<br><br>今回、セレモニーは13時からでした。<br>表彰式関係ってたいていレース前。レース間が30~40分間隔なので最近はこのパターンが多いように思います。騎手お披露目式もですね。<br>13時にならないと、スタンドは中央から奥に入れない。わかっている人は外(コース側)を通っていきますが、花束を持った人が中央でうろうろしていると心配になる。警備員の関係はあるだろうけど、外から誘導するとかいい形でアナウンスが進めばいいなと思います。<br>多くの方から花束が渡されていました。私もたいていお祝いを持っていきますが、もっとファンの方にこういうプレゼントが浸透すればと思ってはじめたところもあります。<br>もう少し時間があとなら人も多いかなぁ…<br>とかちむらで買って熨斗をつけてもらうのがいつものパターンでしたが、熨斗サービスがなくなってて焦りました…
2024.11.29
第15回 ドリームエイジカップ
2024年11月24日11R 第15回 ドリームエイジカップ<br>全部とはいかず気が向いたらですが、ブログでもレースについて書いていこうと思います。<br>各世代の代表馬がそろうドリームエイジカップ、今年もいいメンバーでした。優勝はメムロボブサップ。<br>5歳のクリスタルコルドは回避したのかと思ったら、ツガルノヒロイモノの方が賞金が高い!特別勝ちを重ねて、重賞4勝馬より賞金上位はすごい。<br>今後活躍が期待される馬たちも、復調気配とはいえ、まだボブには太刀打ちできない感じ。それでもキングフェスタの2着は楽しみだし、各馬も今後の成長を楽しみにしたい。<br><br>さて、メムロボブサップはドリームエイジカップを勝ち、古馬重賞で勝っていないのは帯広記念だけになりました。回避する話も出たようだけど調子もいいし、と使ったところ快勝。結局帯広記念のハンディが積まれてしまう…<br><br>【メムロボブサップの重賞勝ち】<br>ばんえい十勝オッズパーク杯 2024<br>北斗賞 2023<br>旭川記念 2022,23<br>ばんえいグランプリ 2021~24<br>岩見沢記念 2024<br>北見記念 2024<br>ドリームエイジカップ 2024<br>帯広記念 なし<br>チャンピオンカップ 2022<br>ばんえい記念 2023<br><br>とここまでまとめて、そういや3歳、4歳三冠なのだから世代重賞も制覇している。はまなす賞、ポプラ賞は獲っていません。<br>2歳はナナカマド賞、イレネー記念の2冠で、ヤングチャンピオンシップは3着。<br>準重賞ですが、2021、2022年のスピードスター賞を勝っているというのがこの馬のすごいところ。<br><br>金沢のハクサンアマゾネスは兵庫クイーンカップを勝って重賞25勝、オレノココロに並びました。<br>引退レースとなる12月1日の中日杯で単独トップを狙います。とはいえ、メムロボブサップは今21勝。順調にいけば今年、来年度で並ぶのでは…?という気がしています。<br><br>この日の10Rはばんえい甲子園4戦目、十勝産駒特別でした。<br>今年の活躍馬は特に十勝が多い。ここ数年十勝に大きな牧場が増えて、その馬たちが出てきたのかな、と思う。とはいえその牧場ばかりではないのが、競馬のおもしろいところ。種馬にしろ獣医にしろ、十勝で生産を行うメリットは大きすぎる。十勝全体や大牧場の努力であると理解しつつ、十勝以外の馬も応援したくなってしまうな。<br>今年の2歳のレベルは高そう。いつもなら連勝街道を進むような馬が一筋縄ではいかなくて、レースを選びつつ、成長を待ちつつ、それぞれが上を目指して挑んでいる印象です。
2024.11.29
馬橇の花嫁
昭和30年代の十勝の農村が舞台の短編映画「馬橇の花嫁」。<br>当時の情景を描いており、何が起こるでもないけどいい映画で、私は好みです。<br>大変な時代なんだろうげと、登場人物がよく笑っていて、幸せそうなのがいい。俳優さんも素敵です。<br>馬との暮らしを知るべき私たちはこのような雰囲気を心に留めておくべき、と思う。<br><br>DVDも発売になったので、少しだけネタバレも含む話を。<br><br>「トラクターこっこ産まんべさ!」と談笑するシーンがある。<br>私たちはトラクターに変わっていくことを知っている。<br>今でも生活用品が使いやすく新しいものに替わっていくことがある。思い入れがあってなかなか捨てられないものもあるが、たいていは目新しいものを選ぶ。もしそれが馬だったら?この馬がいなくなったらもう最後にしよう、といって区切りをつけて馬は少なくなっていったのだろう。トラクターが来ても馬を育て続けてきた今の生産者たち、私たちにとってはありがたい方々だって、一度は葛藤していたはずだ。馬が好きだから、というだけで飼い続けられるものでもない。<br>ばんえい存続の瀬戸際でも、馬を続けているのは変わり者と呼ばれた。そんな少数派の方々のおかげで、今ばんえいを楽しめている。<br>当時の話になるとよく聞く笑い話「酔っ払った家の主人を馬が勝手に家まで連れて帰った」<br>これが再現されていた!!すごくうれしいww<br>会場も笑いに包まれていましたw<br><br>私は上映会に行ったのだけど、司会の梶山さんが「昭和の説明をしようと思いましたがみなさんのお顔見たらその必要はなさそうですね」と客いじりトークでスタート…笑<br>大津美子さんの歌もすごかった!かっこよかった…86歳と、自分から年齢を言うパターン…優しくて親しみやすいんだけど、雰囲気があるんだよなぁ。<br>上映会、大津さんファンの申し込みが結構あったそうです。
2024.11.24
新規騎手と別れ
SNSにも投稿した内容ですが、こちらでも。<br><br>20日、地全協より騎手免許試験の新規合格者が発表されました。ばんえい競馬は3名。午後には報道向け記者会見が行われました。<br>大友栄人調教師の長男で、3代目の騎手となる大友一馬さん、宮城県出身、競馬ファンで林騎手のレースからばんえいにはまった菅原響希さん、馬房掃除アルバイトから厩務員となり、騎手を目指して夢を叶えた帯広出身の中原蓮さんと三者三様。今後少しずつ魅力を紹介していきたいと思います。<br>免許交付は12月1日で、騎乗は交付後の開催からとなるので18回開催の12月7日以降。その前には勝負服のお披露目もあるようです。全員が、憧れやお世話になった方への思いを受け継いだ勝負服となるようで、とても楽しみです。<br>ここ数年騎手も調教師も試験は難関となっているようで、最初の一歩を祝福したいです!!<br><br>そして小野木隆幸騎手、9月に怪我負傷のため乗り代わっていましたが、結局引退となりました。この時期の引退のしらせがいくつかあるのは、騎手免許を更新しない、ということになるのかと思います。<br>何度か書いていますがキタノキセキの担当厩務員ということもあり、気にかけていた騎手でした。世界で数人しかいない、ばんえいの騎手だったという経験をもとに今後の人生を豊かに過ごしてほしいと思います。いままでお疲れ様でした。