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「とかちイン」とは
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ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery - - 記事一覧
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発行日時
見出し
2025.05.06
おびひろ動物園 マツと桜
おびひろ動物園へ。<br>ばん馬の放牧地の向かいに桜の木があり、道路側からいつもきれいだなと思って見ていた。トラシゲが4月27日に病気で一生を終え、ムホウマツゴロウ1頭になってしまった広い放牧地。いつもといる場所が違う…と見ていると、マツが突然こっちにやってきた。珍しいー!! <br><br>みんなに「かわいい顔しているね」と言われてこっちもうれしい。<br>マツはその後も顔を出したり、柵沿いにたたずんだりして家族連れを喜ばせる。そのおかげで、マツと桜の写真を撮れました。懐っこいマツ。これまではトラがいたから、客に構うこともなかったのかな…と考えると少しさみしい。でも元気そうで「つやつやしているね」と驚かれていた。閉園間際には乗り運動も行っていた。<br>隣はライオンのヤマト。騒いだあと爆睡していて、かわいすぎるからか「ばん馬の方が強いんじゃない?」と言われてた笑<br>マツと客のやり取りがほのぼのしていて本当にうれしい。ばん馬をどのように思っているのかがわかるのも興味深い。動物園といえばしっかり調べてまとめたいテーマが「動物への餌やり」。それに関連してなのだけど、なぜ子どもは(大人もか)馬を見ると「乗りたーい」というのか。ニンジンをあげたいのか。<br>馬は乗るもので、ニンジンを食べるもの、というイメージがあるのか。それなら「モノを引く馬もいる」「草を食べる馬、ニンジンはおやつ」を早いうちから植え付けられたら、なんて思う。<br>さて、私はこの日おびひろ動物園に行きましたが、それはしばらく帯広競馬場で馬に触れる取材をしていないからです。業務エリアにも2か月入っていない。だから行けました。今回詳しい説明は省くが、ばんえいは不思議なくらい厩舎取材がしにくい。それが初めてプラスに働いて、門別競馬場に動物園に行っても問題ないな、という状況になった。普通に取材をしていたら、ほかの馬取材はなにもできなかっただろう。そして、こんなんじゃもうばんえい取材しない方がいいな、って言われるだろうな。人のコロナから始まり馬パラチフス、馬コロナ、そして今回の馬インフル。ずっと馬に近い取材ができずにいる。その間にいなくなってしまった馬が何頭もいた。馬コロナがあけ、ようやく取材したいと伝えていた話題も延期になってしまった。しかしその話題を主催者のXで流すのはなぜなのか。
2025.05.06
馬インフルエンザ考
さて、gooからの移行とかやっているうちに馬インフルエンザで競馬開催が休止になってしまった。OP杯の週は出走予定馬の確定がいつもより1日遅い水曜で、ホームページのアップを待って予想して電話取材をして展望の原稿(締め切りは木曜朝)を仕上げ、短い時間で結構頑張った、なんて思っていたらボツに。まぁ競馬はこんなこともあります。<br>馬インフルエンザ、といってもピンと来ていない人も多いかなと思ってXに、私が思うところの情報をまとめた。それをこちらにも掲載。<br>犯人捜しをするつもりではなく情報共有。もう感染し始めていると思うのでただいち早い収束を願うだけです。順不同で時系列を表してはいません。<br><br>・競走馬、競走馬予定の馬はワクチンを年に2回打っている。若馬はそれでも弱いところはあると思う。<br>・競走馬は打っているが、すべての馬、ではない可能性もある。<br>・2月末に馬市場があった。<br>・熊本の重種馬牧場で4月中旬に馬インフルが出た。<br>・熊本は肥育(生産、北海道からの購入)がメインだが、最近は競走馬デビューも。<br>・春は新馬の入厩の時期(早い馬は秋~)。今年は馬コロナで入れない時期があった。また遅れてしまう。<br>・馬インフルは届出伝染病。コロナは違う。<br>・誕生日を過ぎるまでデビューはできないので、能検に受かっても一旦牧場に帰る馬もいる。・感染力が強いので届出伝染病。これからも増えるだろう (注:投稿は5月上旬の中止が発表になったあと)。しかしワクチン接種など獣医師(と獣医学)、周りの方々の世話のおかげで重篤にならず、しばらくすれば元気になっている。 ↓・もちろん感染しないのが1番いいけど、感染は仕方がないことなので、治療してゆっくり休んで!それまで待ちます!という気持ち。 何もできないのはもどかしいが感染が外に出ることなく、できるだけ早く収束することを願うだけ。<br>熊本は、初の九州産馬として2021年に生産馬がデビュー。それからも少数ですが、能検に挑戦を続けています。<br>先に熊本で出てしまったということで移動も難しいでしょうし、落胆しているであろう関係者の気持ちを思うと辛いものがあります。競走馬だけではなく、肥育牧場も大変な状況でしょう。<br>早い収束を願います。
2025.05.06
とかちむら未来会議
4月29日、活用などを話し合う「とかちむら未来会議」に参加してきました。<br>もう過去の人間だから若い人たちにまかせて~なんて思いながら、現状も気になるので参加。<br>ばんえいが単独開催になったころはよく「市民会議」なるものが行われて、みんなでばんえいの未来を語り合っていたものだった。それが最近は…<br>そんなこともあり、とかちむらでこのような企画が行われたことがとてもうれしい。懐かしさを感じることで、思い出すこともあるかなという思いもあった。<br>参加者は30人ほどで、各テーブルで話し合い、発表するという流れだった。<br>知った顔が何人かいて、気づいたら同じテーブルで、プロ馬色の濃い嫌なテーブルにww<br><br>「アイディアを」といわれてはみたものの、もう頭が凝り固まっていて、未来を想像しようと思っても浮かばない。それでもみんなと意見を出し合っているうちに、そういえばこうなればいいな、と思うところが出てきた。ブレスト成功。<br>現状と過去、他場の成功例などをふまえ、かなりいい話し合いができたテーブルだと思う。「競馬に近い」視点からの意見を伝えることができた。<br><br>とかちむらはもともと、あえて競馬色を出していない。レースは流さず、出走馬もわからない。それでも一般市民はとかちむらも含めて「競馬場」という見方をする人が多い。<br>「競馬場行ってきたよ~」といわれ「馬券買った?当たった?」と聞くと「え?野菜買ったよ~」て言われてしまう。とかちむらでさえも、怖くてなかなか行けない、という人がいる。<br>曖昧な線引きが難しいところだな、と感じている。<br><br>他のテーブルからも面白い意見が出てきた。ただ、正直なところ「それは以前あった」ものが多かった。<br>15年前の「理想の競馬場」とそう変わらない。社会が大きく変わったようにみえても、人が求めるものに変化はないのか。もっと新しい方法があるのだろうか。<br>当時、なぜそれが続かなかったのか、を考えるのが重要なところなのだろう。
2025.05.06
開幕前の清掃
ばんえい開幕前日の17日、ばんえい十勝調教師会の主催で競馬場周りの清掃が行われました。2001年からコロナ禍の年を除き毎年この時期に開催している。各厩舎何人とか制限はあるので全員ではないそうですが、なんだかんだで100人以上集まった。西町公園や競馬場一周あたりをごみ、落ち葉拾い。厩務員さんたち、レーキ使いが慣れすぎて早い!!ノ地域あってこそのばんえい競馬、という思い。こういうものこそアピールするべきと思うのだけど、厩舎の人たちはあまり目立ちたがらないのよね。でもこういうことを伝えたいと思う。
2025.05.03
gooblogの終了
突然の知らせに驚いた。gooblogが今年で終了するという。<br>2013年、さぼろぐ(北国ch)から移行。以前のブログでは、存続に向けて署名をダウンロードできるようにしたり、廃止と決まったわけではありません、みんなが存続に向けて頑張っている状況です、と現状を書き込んでいたりしていた。ちょっと思い出があるブログだったな。マニアックなサービスだし笑<br>gooが一番シンプルだと思って移行し、その後はブログ書くヒマがないなどといってSNSを貼るなど迷走し、ここ最近、きちんと文章で書かないとだめだ。自分の考えが誤解されたままではいやだ!と更新し始めたところ。<br><br>gooは移行先としてはてなとアメブロを推奨していて、それならはてなかな…とアカウントを作ろうとしたら、なんともともと作られていた。一時期、Xの投稿をまとめる場として用意していたんだった。忘れてた。そこにgooのデータを加える形で移転させました。<br>今後はこちらでよろしくお願いいたします。<br><br>ただ、馬文化についての投稿は多くの人に読んでほしいという思いがあるので、一部は<a href="https://note.com/banbaphoto" rel="noopener" target="_blank">note</a>にも移行しようと考えています。アカウントは作っていました(迷走しまくり)<br><br>今だから言うけどコロナ禍に体調が悪くなり(コロナには罹患していない)、自分はそんなに先が長くないな、と思ったことがあった。もともと体が強いほうではないし。<br>最近は人ともよくそんな話を良くする。年だねぇ…なんて言ってる場合ではなく、若くても何があるのかがわからない時代になってしまった。<br><br>自分ではばんえいとファン(=報道)の状況が良くなるように、としか考えて行動していないのだけど、人によっては悪くいう人がいてかえって驚く。ほっておいたけどどうやらそれを信じる人もいるらしい。<br>ほぼボランティアでやっているのにこのまま誤解されて死ぬのもいやだな~と思い、SNSだと誤解を生むからと書けなかった内容も、長い文章ならいいかな、とブログを復活させることにした。<br><br>もともと存続運動にかかわったのも、ブログを見てくれた関係者が「この人なら大丈夫だ」と思ってくれたから。サラブレッドファン時代も、同じように思ってくれた人がいて本当にありがたかった。誠実に、信念をもって生きてきてよかったと思う。<br><br>いろいろと書きすぎているし、今の時代、あまり見られるのもなぁと思っているけれど、伝えないと気持ちはわからない。SNSに閉口することも多いから、ブログを中心にしていく予定だ。はてなもよろしくお願いいたします。<br><br>
2025.04.23
ばんえい記念2025
予報通り、雪が降ってきた。軽くても重くても大丈夫だし、ボブサップで固いだろうし、目の前で1億円馬を見たいという思いはありつつも昨年のメジロゴーリキのレースがよぎる。<br>しかしそんな心配もなかった。渡来騎手の持ったままを正面で見た時は鳥肌が立ったよ。素晴らしかった。19年ぶりの1億円馬ということは日本輓系種初ということになる。<br><br>レースについてはこちらで書いています。<br><br>ウエブハロン<br><a href="https://www.keiba.go.jp/furlong/2025/20250316_01/" rel="noopener" target="_blank">https://www.keiba.go.jp/furlong/2025/20250316_01/</a><br><br>騎手・調教師インタビュー<br><a href="https://blog.oddspark.com/jockey/2025/04/post-479.html" rel="noopener" target="_blank">https://blog.oddspark.com/jockey/2025/04/post-479.html</a><br><br>ばんえい記念はいくつかのカメラがついて、迫力あるところを見せてくれる。<br>それはいいのだが、レース回顧を書くとき、誰が最初に障害に到達したか、誰が降りてあの馬は何番手…というのがわからなくなることがある。今年はちょっとわかりにくくて血の気が引いた。<br>以前、レース展開が全くわからずファンが撮った動画を見返すなどしていたこともあり、レースだけの映像かパトロールを見せてほしいとお願いしたこともあった。<br>その後はレース展開はわかるようにはしてくれているのだけど、今回わかりにくかったなぁ…。迫力ある映像もいいが、記録映像でもあるので2種類用意しておいてほしい。<br>【追記】昔の記事を読んでいたら発見。<br>桜の木は2007年、足寄馬産振興会が存続記念と競馬場の緑化に役立ててほしいとの思いで苗木100本を寄付したものだそうです。<br>砂川市長が感謝状を振興会に手渡し、5月11日には振興会や調騎会、農協連の関係者で植樹が行われました。5年ほどで桜が咲く苗木で、「ばんえい桜花賞を開催したい」というコメントもありました。
2025.04.20
ファンファースト
ばんえい記念ウィークはみんなバタバタしているが、中でも1つ、なんとかならなかったかなと悔やんでいることがある。<br>ある時から表彰式に報道が業務エリアに入れなくなり、ファンと同じ場所で撮っている。いくつかのレースを除いては表彰式の時間にそんなにファンがいないので問題はない(10人程度しかいない日もある。本当に少ないのだ)。むしろ業務エリアに入ってしまうと表彰式が撮りにくい。<br>大きなレースは報道エリアを区切ってもらっている。とはいえ、報道は数人だからほんの少しでいい。今年のばんえい記念、行った人はわかるだろうがすごい広いエリアを広げられていた。って、これ毎回のことなんだけど毎回広くて「こんなにいらん」って言って狭めて、の繰り返しでギャグかと思う。今回も「こんなにいらないから狭めて」と伝えた。<br>むしろ、ファンが撮影しやすいように、あえて表彰台とパドックに間にある空間に入ってそこで撮影した。この空間は雪があるからと入れなくなっていた。このくらいの雪ならどければいいのに、そうしたらファンがたくさん入れたのでは…。あえて「ここに入るから」と言って、許可を得て入らせてもらった。<br>そして、ばんえい記念の撮影に向かった。<br>レースが終わって戻ると、報道エリアは狭くなっていなかった。実は昔も、狭くなっていなかったことはあって「なにやってんねん」とその場で狭くさせた。以前は最終レースのパドックが終わってから表彰までの間にそれができたのだけど、今回は最終レースだったから表彰が始まりかけていて、何もできずにそのまま撮影に。本当にファンには申し訳ない。わざわざ帯広にまできたファンに対し、なぜこのような対応になってしまったのか。<br>もっと強くスタッフに伝えればよかったか。後悔しかなく、レースが終わってから「あれはないわ」と伝え、今後はコーンを置く位置をきちんと決めよう、と話し合ったけど、報道がパドックに入って撮影できれば問題ないんだよな、とあとで気づいた。<br><br>今年度も終わった。ほんのちょっとずつ、改善されている部分はあるといえ思うところが多く「やっと終わったか…」という気持ち。しばらく平穏な日々が続く。このままフェイドアウトしちゃうかな。なんて、それは思うつぼ。文句を言う人間は去ってほしいのだろうし。<br>らちが開かないことが多いが、まぁ、文句を言っていれば楽なのだ。<br>じっと耐え、偉人の言葉を唱えては我慢していた時期もあるけれどそれでは変わらない。<br>誠実に意見を伝えてはいるが、真面目だけでは届かないのかな。
2025.04.19
コース沿いの桜の木
帯広競馬場の、平地競馬でいう内馬場は馬事公苑と名付けられ、昔はスケート場やテニス場、記憶に新しいところでは横にゴルフの打ちっぱなしがあった。サッカー場は地元のチーム、北海道十勝スカイアースの練習場所になってもいた。レース中にかけ声を聞いた人もいるだろう。<br><br>昨年末から、サッカー場は閉鎖され、練習馬場が広くなった。<br>能検で久しぶりに競馬場に行って気づいたのだが、整備が進み、同時にサッカー場と練習走路の間の桜の木がなくなっていた。<br><br>2007年新生ばんえいスタート時に、みんなで考える新しい競馬場、と市民やファンからさまざまな意見を募集した。コース横に桜並木を作ろう、という案もこの時に出たものだ。風が強くなかなか花は咲かなかったけれど、イルミネーションができてからはうまく風が遮られたのか、春には桜並木と馬が並ぶ光景を見られた。<br><img src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/48/6e671c97d803f1b940774957c5bd08d8.jpg" alt="" class="fr-fic fr-dii"><br>正直残念な思いはあるが、伐採に関しては老齢化など理由はあるだろう。この場所は風が強いから、桜にとってはかわいそうかもしれないし。理由はわからない。ただ、最近知らないうちに切られている木が多くてさみしいのが正直なところ(先日ブログでも書いたが)。コロナ禍後、話し合いをせず決められていることが増えているように感じないか。<br>いずれにせよ、暗くてギャンブル場のイメージが強かった競馬場を花で美しくしよう、という思いがあったことは忘れないでほしいと思う。<br><br>ここで「じゃバラは?」(コース手前につんつん出てくる)などという人がいないとも限らないのでこの機会に言っておくと、あれはレースをさえぎる理由もあるがそれより、剪定がされずあちこちに伸び、間からは牧草が伸びてつんつん出ていてみっともないのが反対する理由。一番人に見られる場所なのに。昨年、かなりばっさり切ったようだ。もちろん、レースに支障がなく観光客を迎えられる状態に管理できれば、私は花や緑は多い方がいいです。一言、みっともなかった。
2025.04.19
引退セレモニー
今年の引退セレモニーは2頭。アオノブラックとミノルシャープでした。もちろん2頭以外に今季で競走馬生活を終える馬はいる。繁殖入りは早いほうがいいし、3月まで待ってセレモニーを、というのはなかなか難しい。ばんえい記念に出ない馬は1、2月に引退式→種馬、もいいかなと思うのだけど。引退式の日程を2月何日とばんえい記念の前日、などと決めておいて、その後参加を募集する形でもいいのかなと思う。ファンの予定が組みやすいから。早いうちからわかっていたら行っていたのに、という話をよく聞く。<br>私は毎年にんじんを渡すようにしているんだけど、みんなもっと花束やプレゼント渡せばいいのにな~とちょっと思っている。早いうちから予定を決められていたら、ファンのありがとう、という思いを伝えやすいと思う。「ファンの思いを伝える場」がもっと増えてほしい。<br>定年制があった4市開催中は、定年を迎えた馬たちによる、合同の引退馬表彰式が行われていた。写真は2007年3月の様子です。<br>この日のために用意された馬服で着飾り、ずらっと馬が並ぶ姿は壮観。今もだけど11歳まで走れる馬はある程度の能力があるからで、これまでの努力をたたえる素敵なセレモニーだったと思う。定年制が復活した時に、同様の引退式も…と思ったけれど今の状況ではなかなか難しいのだろうか。<br>11歳牡馬、12歳せん馬によるレースが「蛍の光賞」、牝馬減量のなくなる8歳牝馬による「たちばな賞」も施行されていた。今の蛍の光賞は意味が違ってきてしまう。<br>Xで紹介したらコメントに「この後は…」なんていうのもあったけどここまでお披露目するんなら繁殖だろう。知らんけど。そう思うしかないし調べもしない。わざわざ書き込まないでほしい。
2025.04.10
生産者の夢、イレネー記念の復権を
1度しか挑戦できない、競走馬にとっての夢のレース。といえば日本ダービーを連想するが、ばん馬にとってはイレネー記念がそれにあたる。<br>「生産者の夢」といわれる。イレネー記念当日は競馬場で生産者らしき人の姿をよく見かけ、全体的に客層が違うように思える。入口にそびえたつイレネー像には、北海道の開拓とばんえい競馬の歴史の象徴といえる。その小さなレプリカが、イレネー記念の優勝馬主に贈られる。<br>ばんえい競馬を見始めてから、感覚的に憧れる言葉がある。「ペルシュロン」「大臣賞」そして「イレネー記念」。サラブレッドでいうダービーはばん馬ではイレネー記念だと、ずっと思っていた(ばんえいダービーではないのだ!)。「生産者の祭典」はイレネー記念に合わせられたらな、と個人的には思う。<br>ここ数年、そんなイレネー記念の特別さが浸透していないようでもどかしく思っている。ばんえい記念の前日に行うと決まったときは、ああ、一緒に盛り上げるんだ、と思ったが、結果、そうではなかった。今年度はばんえい記念の前の週に戻り、今度こそイレネー記念だけを取り上げてくれるんだ、と思ったらそんなことはなかった。<br>イレネー記念の伝統は長年の競馬の歴史の中で築かれてきた。その思いを胸にレースを見る人が増えればと思う。<br><br>ちなみに、2011年のNHKドラマ「大地のファンファーレ」はイレネー記念が舞台のドラマ。<br><a href="https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009050683_00000" rel="noopener" target="_blank">https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009050683_00000</a><br><br>ということをXで書いたら、同じように思う人、知らなかったという人とさまざまだった。イレネー記念の大切さを知らない人がいるのは危機的。早くなんとかしたいところ。<br>日程はどちらでも良いのだ。<br>土日でやるにしてもイレネー記念をばんえい記念と一緒に盛り上げてほしいし、2週に渡るならイレネー週からばんえい記念を語ってもいいけど、同様にイレネー記念も大きく話題にしてほしい。<br>ウエブハロンもイレネーを取り上げてほしいなと思っている。ダービーはあるのに。